植える植物によって適切な鉢のサイズというのがあるが、植物の根の成長具合からどのようなタイプが良いのか推測できる場合もある。また用土の粒度もある程度推測できる場合もある。植え替え時しか根は見れないのでアーカイブとして撮りためていく。植え替えの基本はワンサイズ大きい鉢への鉢増しです。
このページで扱っている植物
- アガベ・チタノータ(7号鉢サイズ)
- アガベ・パリー(吉祥天)
- ギムノカリキウム・バッテリー
- ギムノカリキウム・新天地錦
- 七宝樹錦(セネキオ・アルティクラツス)
- オベサ実生
- センナ・メリディオナリス
- オトンナ・ユーフォルビオイデス
- カラテア・マコヤナ
- チレコドン・ブックホルジアーナス
- ギムノカリキウム・タニンガエンセ
- コピアポア・モンタナ(Copiapoa montana)
- パキポディウム・恵比寿大黒
- ブーファン・ディスティカ(太閤秀吉)
vol.1はこちら
アガベ・チタノータ(7号鉢サイズ)
アガベ・チタノータの大株。7号鉢(直径約21cm)という大型に育ったアガベ。子株を数年育てているけれども通常サイズなので、相当な年数が経過していると思われる。3年ぶりの植え替えで、子株が既に子株ではなく、隣の3号鉢サイズのポタトルムより全然大きいサイズになっている。
このサイズで根鉢になると抜けない。
アガベ・パリー(吉祥天)
耐寒性のある、アガベ・パリー(吉祥天)。3年ぶりの植え替えで根鉢になっている。太い根はまだ新しくきちんと成長していることがわかる。アガベはできる限り用土の容量を増やしてあげると良いが、あまり大きすぎると葉も大きく成長しがちで、バランスが悪くなってしまうので難しい。
下葉がかれて、更に一部の下葉にカビらしきものが生えていた。下葉を綺麗にして植え替える。
ギムノカリキウム・バッテリー
2年以上植え替えていなかった。昨年の夏の終わりに表面の一部が茶色く変色してしまったが薬剤散布のおかげか症状は止まり、以後は元気になってくれたようで2018年の夏は立派に花を咲かせた。
最近はトゲが鉢から出てしまい痛いので植え替えを実施。サボテン系は大きくなって植え替えしても根自体は細かい根が鉢の半分程度しか無いことが多いというイメージだったのでバッテリーの根張りには驚いた。
少し太めの根が鉢底まで行っててぐるりと回っていた。1/3ほど根を切り詰めて一回り大きい鉢に植え替えた。
ギムノカリキウム・新天地錦
2年前に植え替えているが、最近は鉢を持つたびに痛いので植え替え。球体自体は大きくなっているのだろう。古い写真と比較して、「ああ、大きくなっている」と思うけれども新天地錦は本当に変化のわからない植物だ。
自分のサボテンの根のイメージそのままである。植木鉢からあふれるほど大きい球体なのに根はこれだけ?植わっていた鉢土の中に切れた根などはほぼなかった。
根は植木鉢の底どころか真ん中まで行っただろうかという感じだ。こういうサボテンは浅い盆栽用の植木鉢で寄せ植えが十分可能ということだと思う。砂漠のジオラマができそうだ。
七宝樹錦(セネキオ・アルティクラツス)
七宝樹錦(斑入り)ということで購入したが斑入りでないものと2本で植わっていた。2年前に鉢増し(根鉢を崩さずそのまま一回り大きい鉢に植える)をしている。
斑なしのほうが激しく成長し、枝だけでなく土の中からもどんどん芽を出してくれるので、斑入り斑なしで分けることにした。
斑入りとのバランスをとるため、斑なしは選定、間引きを何度もしているのでそのせいだろうか。そもそも七宝樹の根がこういうものなのだろうか。地上に出ている本体よりも太い立派な根がぐるり。これらの太根はすべて斑なしのものだった。
オベサ実生
オベサ実生株、種を水につけて発芽したものを用土に植え付け2日後。根が土に埋まらず浮き上がってきてしまった株があった。そのまま自然に育てるのもありだとおもったが気持ちがわるいので慎重にピンセットで掘り起こした。根を切らずに掘り起こすことができた。発芽が始まって2日でこんなに成長するとは。種の持つパワーには驚くばかりだ。すぐにピンセットで深い穴をほり根を痛めないように植え付け。その後は何事もなかったようにほかの株と一緒に成長をしている。
センナ・メリディオナリス
マダガスカル原産のマメ科の植物、センナ・メリディオナリス。2018年の台風24号で他の植物が倒れた際にもらい事故でラックから落下しました。2年以上植え替えをしていないのですがたいして根が張っていない。根が張っていないが毎年きちんと成長をしてくれてはいます。針金のような硬い黒い根っこです。挿し木苗。
オトンナ・ユーフォルビオイデス(Othonna euphorbioides)
育て始めて2年が経過。毎年9月中旬には葉がでていたが、今年は10月になってもチラホラ葉が出てきた位であまり元気ではなさそうにみえた。夏が暑すぎたためかと思ったが(最高気温が32度位を超えた頃から1ヶ月以上エアコンが効いた室内で避暑させていた)一度も植え替えをしていなかったので、植え替えてみた。
弱々しい細い根がびっしりと根鉢になっていた。太い根は全くないが地上部の外見から想像される根の感じよりはるかに広く深く根を張る植物のようだ。
カラテア・マコヤナ
観葉植物で、葉の模様が美しいカラテア・マコヤナ。地中に芋を作り、分球?しながら株を増やしていく。湿気を好むが水かれにも強く比較的育てやすい観葉植物だろう。
チレコドン・ブックホルジアーナス
ギムノカリキウム・タニンガエンセ
若干太い根が立派になっている。越冬時は水を与えていなかったため球体の株がしわしわになっている。根を整理して同じサイズの鉢に植え替えを行った。
コピアポア・モンタナ(Copiapoa montana)
何年も植え替えを行っておらず根鉢になってしまっている。用土が固くなってしまっている。やはり鉢植えの植物は、最低でも2年に1回程度の植え替えを行わないと根の成長が阻害されてしまう。
パキポディウム・恵比寿大黒
3年ほど植え替えをしていないパキポディウム・恵比寿大黒。元気な根張りとなっている。パキポディウムの根は非常に繊細で、できる限り根を切らないほうがよいと思って植え替えをしている。サボテンの根のような感じではあるが非常に切れやすい。
ブーファン・ディスティカ(太閤秀吉)
ヒガンバナ科ブーファン属ということで同じヒガンバナ科の君子蘭に似たような根っこになっている。若干季節感がずれているが、管理しているブーファンは2株あり、両方共冬の終わりに葉っぱを落として6月〜7月くらいに葉を出し始める。動き出し前に植え替えを実施。
関連コンテンツ
vol1はこちら!