センナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)の育て方、栽培記録

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マダガスカル原産のマメ科の植物で、枝に小さな塊根部を作る灌木。小さい葉っぱが可愛らしく夜になると閉じる。盆栽風に育て上げるとよい風格になる低木・灌木です。

センナ・メリディオナリスの特徴

マダガスカル原産のマメ科の植物。CITES IIに指定。枝に小さな塊根部を作り成長はそれほど早くはなく盆栽の様に作り込むことが可能。マメ科らしさで夜になると葉っぱを閉じる「就眠運動」をする。

葉が閉じている様子。古い葉はあまり動いてくれない。

挿し木で増やすことができて、自分が持っている株は挿し木で繁殖させたもの。1年の成長はそれなりにするが幹の部分はあまり太りにくい。これはアデニアやパキラなど挿し木で増やすと実生株に比べると特徴がでにくいのと同じだろうか。

育て方

根は非常に固めで、幹の部分に水分を貯めるということで、それほど水やりは必要がないようだ。また寒さに弱く、寒さに当てると葉が落ちてしまう。早めに室内に取り込むことによって葉を維持することができるが、1年以上経った葉は若干元気がなく、春先からの成長にかけて葉を落としてしまうケースが多かった。

冬は寒さによって休眠すると思われ、水やりは月に1回、表土を濡らすくらいに留めたほうがよい。

センナ・メリディオナリスの成長記録

2015年9月19日に撮影したセンナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)
2015年9月19日に撮影したセンナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)

2015年9月19日に撮影。挿し木で入手し発根済み。根は黒く非常に硬い形状をしていた。

本邦初公開?!シャクトリムシによって葉の大半を食べられた

2017年6月12日に撮影したセンナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)
2017年6月12日に撮影したセンナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)

2017年6月12日に撮影。きっとセンナ・メリディオナリスがシャクトリムシに葉を食べられている画像は世の中にはないのではないだろうか!(笑

上部の柔らかい新芽から食べて降りてきて、古い葉っぱに食指を伸ばしている様子。細い枝だけ残して綺麗に葉を食べていることがわかる。

シャクトリムシは大体気づくとこのサイズだが、どこからやってきてどのようにこのサイズになるかは不明。定期的に確認をしているので、そこまで放置をしたわけではなさそうなのだが、気付いたら裸の状態になってしまった。

駆除しました。きっと野鳥の餌になったと思う。

2018年5月26日に撮影したセンナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)
2018年5月26日に撮影したセンナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)

2018年5月26日に撮影。2017年にシャクトリムシに上部の葉を全部食べられてしまってそのまま葉が生えてこず、冬にいくつかの葉を落としたためほとんどなにもない状態になってしまった。

春になってなかなか動かなかったが5月を過ぎて動き出してくれて一安心しました。

このまま。メインの枝の途中の塊根部分から枝が出てきてくれるとよいのですが。

2018年8月7日に撮影。本当は撮影の為に移動をしようとしましたが、アデニア・グラウカのツルに捕まって鉢を動かすことができなくなった。右に見えるのはアガベ・チタノータの大株。

このような感じに置き場所から移動ができなくなってしまったのと、アデニア・グラウカに徐々に侵食されている。冬になる際にアデニア・グラウカの葉が枯れると思うが、先にセンナ・メリディオナリスを室内に取り込むためツルを切る必要はある。

きちんと成長をしているが、枝部分を2017年にシャクトリムシに食べられてしまって枝分かれせず一本に成長を続けている。

低い部分からは今年も葉がでたが、中間部分には葉が出ていない。

今シーズンも新しい葉を展開してくれ、枝が伸びている。いつかのタイミングで剪定をして挿し穂(挿し木)にしようかと思うが、枝分かれをしていないので少々心配になってできないでいる。

センナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)の幹の部分
センナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)の幹の部分

幹の部分は少しずつではあるが太くなってきてくれている。枝の部分に塊根部ができないのはやや徒長をしているからだろうか。潅水は他の多肉植物と同様の管理をしている。

2020年8月14日に撮影したセンナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)
2020年8月14日に撮影したセンナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)

実は上記の2018年の写真から1度も植え替えも剪定も行っていないセンナ・メリディオナリスです。そろそろ剪定しないと扱いに困ってきました。枝分かれもしてくれないので来春には強い剪定をして見たいと思う。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。