パキポディウム・グラキリスの実生、成長記録(2015年9月〜更新中)

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マダガスカル原産の塊根植物、パキポディウム・グラキリス(Pachypodium rosulatum var. gracilius)の種を輸入したので、実生を実施してみました。山取りの輸入株も魅力ですが、自分で種から育てるのも非常に楽しく愛着が湧きます。実生の記録をレポートします。

パキポディウム・グラキリスの実生記録

パキポディウム・グラキリスを種まきから育てている記録です。

この記事で取り上げているパキポディウム・グラキリスの最新の様子

2020年5月21日に撮影した実生のパキポディウム・グラキリス

2020年5月21日に撮影した実生のパキポディウム・グラキリス

種まきから約4年半が経過しました。だいぶ立派になってきました。

2016年9月に播種したパキポディウム・グラキリス

2015年11月26日の写真(ピントがあっていなくてすいません)。2015年9月20日播種、10月6日に鉢上げ。本当は夏前に播種したかったのですがこのタイミングになってしまった。用土は発芽するまでは無機用土での腰水に育成用のLED電球を近くで照射して温度を保つようにした。

発芽をしたら、数年はそのままにしたいと思い腐葉土と赤玉土、鹿沼土を1:1:1で混ぜたものに植え付け腰水管理をした。種子がカビることがありますがカビた種子から発芽したことが殆どありません。

パキポディウムの実生について下記の記事にまとめました

パキポディウム・グラキリスの実生1年生

2016年11月1日に撮影した実生のパキポディウム・グラキリス。実生から約1年で幹の部分は木化して塊根風になってきた。2株は無事に成長を続けていて1つは枝が複数出ている状態。1つは枝が出ずそのまま育っている状態となっている。

2016年12月24日に撮影したパキポディウム・グラキリス。他のグラキリスや実生したホロンベンセやカクチペスなどは冬に差し掛かると落葉するのだが、このパキポディウム・グラキリスに関しては耐寒性があるのか冬になっても落葉をしない。塊根部分はほとんど凹まないので水を吸い上げておらず成長も止まっているとみる。水やりは塊根部がへこんできた場合ににも少量与える程度で越冬させる。

2017年1月21日に撮影したパキポディウム・グラキリス。年を明けても落葉の気配がない。塊根部が凹んできたので気温が高い日中に少量の水を与えた。半日もすると水を吸って塊根部が膨らんでくる。冬の管理は油断が禁物で水を与えすぎると根腐れを起こしてしまうし、寒さに当てると流石に枯れてしまうと思う。マンションの室内なので5度を下回ることは滅多にないが5度を下回らないように管理をしたい

2017年6月17日に撮影。冬を超えていくつかの葉っぱが落ちながら新しい葉っぱがでてきている。冬を越えると成長とともに塊根部が太くなってくる。

同じく2017年6月17日に撮影。こちらの株は枝分かれを一切しなく塊根部分が丸みを帯びるタイプ。同じところから取り寄せた種なので同じ種鞘から取れた可能性が高いが、受粉した花粉の差なのか個体差なのか。

2017年12月2日に撮影。1年でだいぶ大きくなりました。また分かれた枝の部分も太くなってきていることがわかる。

同じく2017年12月2日に撮影。枝がない株のほうも1年で大きくなりました。塊根部分がぷっくりしてきていて可愛らしい容姿になってきました。左の株はパキポディウム・恵比寿大黒(Pachypodium Densicaule、交配種)ですが同じ時期にはすべての葉っぱが落ちてしまっていますが、このパキポディウム・グラキリスは2017年も全く落葉の気配がありません。ただし成長はしていないです。

2018年3月10日に撮影。やはり落葉せずに冬を越しました。葉っぱの枚数などはほとんど変わらず成長していないことがわかります。

2018年7月21日に撮影。鉢の径と比べると春から少し大きくなったように思える。去年の葉っぱを更新している感じで、少しずつ古い葉っぱを落葉させながら新しい葉っぱを付けていっている。

同じく同時に実生をしたパキポディウム・グラキリス。2018年7月21日に撮影。上の写真と同日播種ではあるがこちらの株は枝分かれをしている。表土が乾いて数日経ったら潅水。このサイズになるとなかなか塊根部分がしぼみにくくなってくるのかしぼむ前に潅水をしている。

2019年4月1日に撮影。今年も落葉せずに越冬をした。冬の間は落葉していないため、幹の部分が凹んできたタイミングで表土が濡れる程度に水やりを行っている。大体2週間に1回程度だろうか。実生から3年半が経過してぜひとも今年の春は花が咲いてほしいところだが…

パキポディウム・グラキリスの植え替え・根の様子

2019年5月12日に撮影。前回植え替えから2年半が経過していて、根が張っているだろうと少し遅めの植え替えを実施。できれば動き出す前に実施したかったが。ほとんど根鉢状態になっていて健康診断的には優良だろう。パキポディウムの根は非常に脆いのでできる限り崩さないようにするのが良さそう。そう考えると用土は軽石系の小粒をメインにするのがよいのかもしれない。

と思いつつ、ゴールデン培養土をフルイにかけたものと、赤玉土小粒と桐生砂小粒を大体2:1:2程度で混ぜたものを利用した。

実生から約3年半のパキポディウム・グラキリス

実生から約3年半のパキポディウム・グラキリス

2019年5月20日に撮影。念の為植え替えから1週間程度は風通しの良い日陰で休ませた。成長を再開してくれている。水を吸ってぷっくりした姿が可愛い。花芽のようなものが少し見えて初開花期待したい。

パキポディウム・グラキリスが3年半で開花しそう①

2019年5月31日に撮影。

パキポディウム・グラキリスが3年半で開花しそう②

2019年5月31日に撮影。ずっとレポートしてきた2株に花柄が上がってきた!!もうすでに気温は暖かくなり、新しい葉っぱも展開されているけれども、このままうまく開花までいってくれるだろうか。期待したい。

パキポディウム・グラキリスの実生株が開花しました!!!

パキポディウム・グラキリスの実生株が開花しました!!!

2019年6月22日に撮影。他のパキポディウムに比べると遅いのと、花柄が上がってからも開花まで時間がかかりましたが、2015年9月20日の季節外れの秋播種から約3年9ヶ月。4シーズン目で開花してくれました。タネから育てた実生株パキポディウムの開花はとても嬉しい。

2019年9月20日に撮影したパキポディウム・グラキリスの実生

実生からちょうど4年のパキポディウム・グラキリス

2019年9月20日に撮影したパキポディウム・グラキリス。ちょうど4年。2019年シーズンは例年より水やりを少なめにしてみました。成長点が1つのまま大きくなっていってくれるかと思ったのですが、開花後に成長点が3つに分かれました。

2020年5月21日に撮影した実生のパキポディウム・グラキリス

2020年5月21日に撮影した実生のパキポディウム・グラキリス(約4年半)

 

 

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皆様もぜひ実生でパキポディウムを育ててみましょう。パキポディウムの実生コンテンツです。パキポディウム属についての記事一覧はこちら

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コメント

  1. まるしげ より:

    初めまして
    パキポを始めてまだ半年余りです。手元にグラキリス実生1年物と2年物がありまして来春あたりに植替えを考えてます。
    質問ですが、鉢から抜いた時に古い土は全て落とした方がいいのですか?その場合細根がある程度切れるかと思いますが、すぐに植え付けても良いのか、ある程度乾燥させた方が良いのでしょうか?
    よろしくお願いします。

  2. yurupu より:

    はじめまして。コメントありがとうございます。
    自分の場合は古い土はある程度落としています。細かい根っこもそうですが比較的根が弱いと思います。春先の成長期前の数日であれば乾かしても問題はないと思います。乾かすのと乾かさないのでは乾かしたほうがリスクは回避できると思います。
    自分は乾かさずに植え付けをしてすぐに水やりをやっていますが。すべて新しい用土を利用しています。

  3. slip より:

    初めまして。
    開花株、素晴らしいですね。フォルムも丸々していて見惚れてしまいました。
    私もグラキリスの実生をしていて、今年で3シーズンを終えたところです。来年、開花してれれば、、と期待しています。
    質問なのですが、施肥はどうされているのでしょうか。
    植え替え時に元肥として肥料を土に混ぜておられますか?また、植え替えしない年は追肥(置き肥や液肥など)をされているのでしょうか?
    参考にさせていただけたら幸いです。

  4. yurupu より:

    slipさん
    はじめまして。お返事おくれてしまい申し訳ございません。
    施肥は基本的には元肥(マグァンプK)のみです。開花した後や年に1度か2度ほど液肥(ハイポネックス、約1000倍希釈)を与えることがありますが基本的には元肥のみでやっております。あと今年は水をほとんど与えないで育ててみました。もうサイズが大きくなったからか水が少なかったのかあまり大きくならなかった印象です

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