チレコドン・ブックホルジアーナス | 育て方

       

つやのあるなめらかなグレーの木肌に赤黒い斑点模様。頼りなさそうなのに、妙に存在感があるチレコドン・ブックホルジアーナス(Tylecodon buchholzianus)。3年ほど前、たまたま店でみつけて気になって購入した。それ以降、どこの店でもブックホルジアーナスにはほとんどお目にかかったことがない。多肉植物のことが書かれた本でも載っていることは稀である。成長は非常にゆっくりで水やりの心配もいらない乾燥に強い植物である。そんなチレコドン・ブックホルジアーナスを紹介。

 

チレコドン・ブックホルジアーナスの育て方

ブックホルジアーナスの株の様子

チレコドン・ブックホルジアーナスは冬型で、一年のうちの半分以上の期間は葉のない木の枝の状態です。枝の状態でも、よく見れば、つやつやした木肌になったり、斑点の色が赤っぽくなったりと変化はある。

ただ、よく観ていないとその変化さえ気づかないし、その変化がはたして良いことなのか悪いことなのかもわからない。とにかく情報の少ない植物なので一般的には「冬型の育て方」とされる方法で試行錯誤しながら育てている。

 

秋口から成長を始める

ブックホルジアーナスの新芽展開

秋になると枝の先からふくらんだ肉厚の細長い葉を出し始める。グレーの木肌に赤黒い斑点、その枝先に綺麗なグリーンが映える。チレコドン・ブックホルジアーナスが元気で生きていたという証しがようやく観られたようでとてもうれしくなる。

それまではほとんど水をやらない状態だが、少しずつ水を与える。また液肥も少し与える。ベランダの風通しのよい雨の当たらない半日陰のような場所に置いているが少し慣らしながら日光に当てるようにする。雨には当てない。

最低気温が10度くらいに下がってきたら室内に入れて、日中10度以上になるおだやかな日には日光浴をさせる。水はたまに少し与える程度で良い。真冬は室内の日当たりのよい場所に置きたいが、実際建物の関係で日当たりはあまり望めないのだが、なるべく明るいところに置いている。ずっと同じ方向で置きっぱなしにしていると意外に光に向かって傾くので驚く。

やがて葉は黒っぽくなってゆき、春が訪れる前に枯れ成長が鈍化する。

春も気温をみながら外で日光浴をさせている。気温が上がってくると外に置けるようになる。桜の花が終わる頃にはほぼ外にいて、寒の戻りがある時は室内に避難させている。

ブックホルジアーナス休眠時

梅雨に入る頃には休眠しているので水はやらない。それ以降は風通しのよい日陰に置いている。あとは秋まで見守るばかりである。しかし、何ヶ月も水を与えないと干からびて枯れるのではないかと心配になる。そんな時は霧吹きで一吹きだけ水をかけて自分をごまかしている(笑)秋の芽吹きが待ち遠しい

 

取扱には注意

ブックホルジアーナス枝折れ

チレコドン・ブックホルジアーナスは非常に折れやすい。水やりよりも鉢の移動の頻度が多いチレコドン・ブックホルジアーナス。そこで問題となるのが事故率の高さだ。こんなに折れやすい植物は今まで会ったことがないというほど。

うっかり触れただけでポッキリである。折れた部分はまるでナイフで切った切り口と言ってもいいほど見事な折れっぷりである。

成長が遅くて、やっと1cm、2cm伸びた枝がむなしくぽとりと落ちる。そういう時は挿し木にしてみると良い。

 

挿し木でブックホルジアーナスを増やす

今まで何本挿したか。慎重に扱っているつもりだがよく折れるので7〜8本は挿している。事故は突然起こるので、挿し木の適期とか適期ではないとか全く関係なく、挿し穂の発生した時点で挿し木である。経験上言えることは、挿し穂が短いものより長いものの方が生存率が高そうだということ。

ブックホルジアーナスが折れた画像

1月半ば、大事故を起こしてしまった。部屋の一等地に置いて愛でていたところ、うっかり物をちょっとだけチレコドン・ブックホルジアーナスに当ててしまった。ちなみに鉢は倒れなかった。

ブックホルジアーナスの挿し木

2年以上ながめ続けたチレコドン・ブックホルジアーナスの変わり果てた姿に愕然としながらどうか生きてくれと願いながらすぐに挿し木にした。

 

大事故を起こしたブックホルジアーナスのその後

1月に大事故を起こしたブックホルジアーナスであったが、4月には成長点ができた。小さく折れた枝先も枯れずにいる。生きてくれてよかった。ぽろっと折れて根付くことがブックホルジアーナスの生き残り作戦なのかもしれない。

 

チレコドン・ブックホルジアーナスの原産地を調べる

アフリカの方の乾燥地帯、という知識はあったがよく調べると南アフリカとナミビア国境近くの極度の砂漠地帯であるリフタスフェルトという場所だそうだ。岩の割れ目のような所で生きているらしい。気温は50度を超えることもあるそうだが、夜は涼しくなり露が降りるらしい。

その植物が本来はどこでどんなふうに生きているのかを知ることは、その植物を育てるための大きな手がかりとなる。水のやりすぎは禁物で、水やりしたくて仕方がないときに霧吹きしたのは、まんざら間違いではなかったようだ。

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