パキポディウムの魅力、育て方のコツ

       

ぷっくりとした幹が何ともいえず、魅力的な塊根植物パキポディウム(Pachypodium)。多肉植物をはじめたら入手したくなる種類の一つです。そんなパキポディウムの魅力や育て方のコツなど。

パキポディウム(Pachypodium)の魅力

所有株のパキポディウム・グラキリス

パキポディウムの魅力は育ててみるとわかりますが、塊根だけではありません。実は春の新芽、1ヶ月近く次々と咲き続ける黄色い花、元気な夏の葉、塊根を含めた成長の様子と1年を通じて変化が楽しめる植物だ。

ここでは自身で多く育てているマダカスカル産の黄花のパキポディウムに考察してみた。

パキポディウムの分類

パキポディウムの自生地は主にマダガスカル、一部はアフリカです。25種ほどが知られており、そのうち20種ほどがマダガスカル原産。パキポディウムには変異や交配種も多いとのことで最終的には花で見分けるようです。詳しいことはわかりませんが、マダガスカル産のものについては、黄花と赤花で大きく2つの種類に分かれるようです。

黄花(白変あり)

2018年に開花した恵比寿大黒

ロスラーツム(基本種)はマダガスカル北西部、ロスラーツム カクチペスはマダガスカル南部。その他のビレビカウレ、デンシフローラム、ホロンベンセ、ロスラーツム グラキリスなどはマダガスカル中央高地に自生しているそうだ。

赤花

by lienyuan lee

バロニー、バロニーウィンゾリーはマダガスカル北部に自生しているそうだ。

確かにデンシフローラムとビレビカウレの交配種としてデンシカウレ(恵比寿大黒)という可愛い品種もあります。複数育てていますが、我が家にあるものがどれもまだ幼いためなのか、ホロンベンセとデンシフローラムの違いはよくわかりません(笑

黄花どうしは似ているだけあって交配しやすいのでしょう。

マダガスカルの気候

by Jules Bosco

黄花の多くが自生しているマダガスカルの中央高地の気温を調べたところ、マダガスカルは南半球にあたるため日本と季節は逆転していますが、マダガスカルの中央高地に位置するアンタナナリボで最も暑い時期の最低気温は17度、最高気温は28度。最も寒い時期の最低気温は10度、最高気温は20度。

暑い時期には1ヶ月に300mm程度雨が降るようなのですが寒い時期は1ヶ月に8mmとほとんど降らない、もしくはパラっと降った位の乾いた状態のようです。

日本よりおだやかな暖かい所に自生している植物なのだということがわかります。

我が家にあるものの多くは日本生まれの日本育ちと思われ、ある程度は日本の気候に順応してくれているとは思いますが、基本的に自生地の環境から大きくはずれないよう育てるようにすれば、無事に育ってくれます。

どこからはじめても楽しいパキポディウム

所有株のパキポディウム・グラキリス②

育てるにあたっては、どの育成段階のものからはじめるかによって違いがあります。

  • 種から育てる
  • 2〜3年育てられた小さな株
  • ほぼ完成された大株

入手できるものを分類するとほぼこの3パターンでしょう。

種から育てる

タネから発芽させて育てるのはとても楽しくおすすめでありますが、育たないリスクは高い。入手したタネが全て発芽するとは限りません。数種類のパキポディウムを10粒程度ずつ何度かチャレンジはしましたが、発芽は6割と思っていたらよいかな。という程度です。

全く発芽しないこともありました。無事に発芽してもうまく育たないものがあり、かなり目をかけているつもりですが、枯れてしまうことも多いです。

ただ、そんな中でも成長してくれるものにはその分愛着が深くなります。

2〜3年生の子株から

店先などで幹が親指大ほぼに育った株が販売されていますが、発芽から3年近く経った株と思われます。ちょっとしたことで枯れてしまう不安定な小さな株の時期を無事に越えた元気な株が多い。幹の変化の水不足サインをうっかり見落としてしまったとしても、すぐに枯れたりしてこないので、はじめてパキポディウムを育てる方にはよい時期の株だと思います。

ただし、まだ小さいので翌年の春に花は咲かないかもしれません。

ほぼ完成された大株

大株はやっぱりかっこいい憧れです。しかし値段が高いことや、根を取った状態で輸入された株の場合、枯れてしまうことが多いようです。購入するなら、信頼できるお店で購入したほうがよいでしょう。きちんと管理されているお店であれば「発根管理中」などのラベルが張ってあったりします。お店の人に聞いてみるとよいでしょう。

日本に来て何年か冬を越している株に関しては適応もしていて比較的難易度は下がり安心して育てられます。ただそういった株は値段がやはり高くなりがちです。

出会ったときが育て時?

何についても出会いというのがあります。パキポディウムと出会ったときが育てどきだと思います。その植物とその瞬間に縁があったのだと思います。リスクは色々ありますが、縁があったときにぜひチャレンジしてみてください。

 

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