アデニア・アクレアータ(Adenia aculeata)の紹介、実生記録

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あまり出回っているところを見かけないアデニア・アクレアータ(Adenia aculeata)の種を入手したために実生にチャレンジしてみた。自分の環境ではうまく育っていないのか成長が遅い。

アデニア・アクレアータ(Adenia aculeata)について

東アフリカのソマリア原産のアデニアで、降水量が少なく乾燥した地域に生息している。ソマリアの多くは砂漠地帯となっており、年間を通じて最低気温が25度以上の温暖な気候。そのことから水やりによる根腐れに注意。また冬の管理は早めに取り込み10度以上の温度を維持したい。

珍しくなかなか大株が出回らない。大株になると非常に高さが出て塊根を作る。黒いトゲが不規則に並び刺々しい肌が特徴。あまりネットなどでは売っておらず売っていたとしても高額。

アデニア・アクレアータの実生記録

たまたま海外から種子を輸入する際に、見慣れないアデニアということで入手してみた。アデニア全般的に種子は固めで大きい。水につけてもそのまま発芽する雰囲気はなく、発芽まで時間を要する場合が多いようだ。春に腰水管理で5粒播種をして1粒が発芽した。

アデニア・アクレアータの実生
2016年12月18日に撮影したアデニア・アクレアータ

2016年8月13日に播種をして、2016年12月18日に撮影したもの。自分の育成環境が悪いのか成長が非常に遅く、同時期に播種したアデニア・グラウカと比べ物にならないくらい小さい。まだ1年目ということで塊根部分も緑色で、このまま越冬突入となる。

アデニア・アクレアータ、実生から約2年。サイズが大きくならない。
2018年5月13日に撮影したアデニア・アクレアータ

2018年5月13日に撮影。大きな鉢の端に植わっているのもいまいちなので2.5号鉢に植え替えを実施。無事に根を張ってくれるとよいのだが。主根はそれなりに大きく成長はしていましたがまだ幼苗という感じがします。

2018年7月9日に撮影したアデニア・アクレアータ

2018年7月9日に撮影。2017年は無事に冬を越せてほんの少しだけ成長をみせまた落葉。2018年も他の植物より遅れて動き出したが、塊根部は茶色く木化したものの依然として小さいまま。

塊根部のアップ。なんとなく成長している感じではあるが。。。

葉の部分をアップ。他のアデニアとは違った形の葉っぱをしているように思える。春先に植え替えを実施し、あまり根っこがなかったので倒れ気味になってしまった。少し整えたほうが良いだろう。まだ育て方のコツが掴めていないが水涸れをする様子がないので放置気味で育てていく。

アデニア・アクレアータの実生、ちょうど播種から2年が経過し小さい葉が可愛い。
2018年8月15日に撮影したアデニア・アクレアータ

2018年8月15日に撮影。この後、葉の数を結構増やしてくれましたが、枯れてしまいました。なかなか流通していないのと自分で実生して1株のみ発芽したのですが残念です。

徐々に塊根部分がシワシワになっていき、下の葉から枯れていった。実際はすぐに枯れるわけではなく大体2-3週間かけてこの状態までになってしまった。根腐れをしている感じはしない。葉焼けをしたわけでもないので強い日照があったわけでもない。夏の暑さに体力がついていけなかっただろうか。少し塊根部が地表に出すぎていてもっと深く植え付ければよかったと若干後悔はしている。水を与えたりしたが、塊根部の萎れは解消しなかった。一応休眠期に入るタイミングではあるので春先までは株を捨てずに保管しておきたいと思う。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。