植物の実生は、小さな種が発芽して成長していく様子は見ていて楽しい。そんな植物実生の発芽アーカイブです。
実生は楽しい
種を蒔いて発芽するのかしないのかわくわくしつつ、心配しながら待ち続け、ひょっこり芽を出したときはうれしくて、愛おしくて、またその美しさに感動すらしてしまう。
とにかくその日は一日上機嫌になれる(笑)そんな種の大変身の様子は刻々と変わっていく。チャンスがあったら種まき(植物の実生)は楽しいのでおすすめです。
このページで扱っている植物
- ユーフォルビア・オベサ
- パキポディウム・グラキリス
- 恩塚ランポー玉
- Lophophora jourdaniana v mammillaris
- ユーベルマニア・ペクチニフェラ
- ユーフォルビア・ビグエリー
ゆるぷのアーカイブシリーズ
ユーフォルビア オベサ(Euphorbia obesa)
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オベサの種は直径2,3mm位はあるのでこうして見るとわかりやすいがオベサの親は種をはじかせて飛散させるので、そうなったら探し出すのは困難。
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芽を出すとすぐにまっすぐ起き上がり、双葉を開く。
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幹がすでにぷっくりしている。
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発芽から1ヶ月程。本葉が出るというよりはむくむくごつごつ真ん中から生える。
オベサの実生記事はこちら
パキポディウム・グラキリス(Pachypodium gracilius)
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種は細長く5-6mmくらいの長さがある。1日2日位水につけて種が割れ始めたら鉢に植え付けた。
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生きようとする決意を感じる。双葉が展開。
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発芽から約1ヶ月。本葉をいくつも出している。
パキポディウム・グラキリスの実生記事はこちら
恩塚ランポー玉
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3号鉢にぎっしり発芽した恩塚ランポー玉。三角形から五角形まで様々な形をした多様性のある鉢になった。実生1年くらいで特徴は出る。なおこの恩塚ランポー玉だが、野鳥によって餌と間違えられたのか多くが掘り起こされてしまった。食べられてはいないが、、、形がよく丸々したものを中心にやられてしまった。しかも植え直した翌日にも。思い出深いサボテンとなった。
Lophophora jourdaniana v mammillaris
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種は1mm程の黒く丸っこい小さな種。水につけず直接用土にまいた。10日程で発芽しはじめた。写真はクリップレンズを使用してスマホで撮影しています。
(参考)植物撮影の為にスマホの接写レンズ使用レポート(スマホ用クリップレンズ)
肉眼で見るとただの丸いものです。種を播種して1ヶ月経ってようやく発芽したものもありました。
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発芽から約3週間程。色とりどりです。発芽から1ヶ月すると毛のようなトゲのようなものが出てきました。
ユーベルマニア・ペクチニフェラ(Uebelmannia pectinifera)
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種は1mm程度の黒く丸い種。小さいので水につけず、直接用土に蒔いた。数日で発芽しはじめました。種を持ち上げるように身をくねらせて立ち上がる。種の殻は土の中にそのまま残してくるものもあれば、帽子を乗せたような格好で芽の先端にちょこんと乗せているものもある。
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発芽から3週間程度の様子。発芽から数日でトゲのようなものが出始めた。
ユーフォルビア・ビグエリー
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少し珍しいマダガスカル原産のユーフォルビア。柱状で葉があるタイプのユーフォルビア。幹が高くなるに従って太くなっていくようだ。葉の色が美しい。