アガベの病気、炭そ病(炭疽病)の症状と対処法

アガベは比較的病気に強く、日本の過酷な環境(低温〜高温多湿)にも耐えられる育てやすい植物だけれども病気にかかることがある。やや弱っている株などは病気にかかりやすく、炭そ病(炭疽病)と思われる症状にかかった株があったので、症状の紹介と対処をしてみた。また感染するようなので取扱には注意したい。

アガベの病気、炭疽病の症状

アガベ・チタノタ 覆輪。炭疽病にかかった様子
アガベ・チタノタ 覆輪。炭疽病にかかった様子

アガベはなかなか病気になりにくいし、ハダニなどもつきにくくハダニが付いたとしても早期発見することで駆除が容易だと思うが炭疽病になると厄介だ。多肉植物の菌による感染はいずれにしろ対策が難しい場合が多い。下記はアロエ特有の感染のアロエダニだが、こちらはアガベ特有の病気ではないだろうか。

ハダニに対してはオルトラン粒剤を用土に混ぜておくと発生を抑えられる。またアガベにおおい食害については下記にまとめました。

アガベの炭疽病の様子
アガベの炭疽病の様子

病状が進むと葉のフチや、幹に近い部分が茶色、黒っぽく変色してきてしまう。特に海外の情報サイトをみていると斑入りの個体に多く出るようだ。斑入り部分が相対的に弱いのかもしれない。最初は肌色のような枯れになり徐々に濃くなっていくように思える。

アガベの炭疽病の様子2

症状が軽い状態だと?このように葉の色が抜けるような感じになる。

斑入りのアガベに多い??

いくつか同様の症状をもつアガベがいて、殺菌剤を散布後に収まっているものもいるが、総じてアガベ・チタノタの斑入りに多いように思える。遺伝的なものなのか、親株を辿ると同じルーツになるのかは不明だが、ネット上の画像を観ていたりオークションで販売しているものを観ていたり、また自分で海外から輸入したものにも同様の症状がでていた。

海外のナーセリーに関しては同様の管理をしているはずで斑入りではないアガベ・チタノータにはそういった症状は観られなかったことから、特定の種類が炭疽病に侵されやすいのではないかと推測する。

アガベに症状が出た場合の対処方法

病気に侵された場合は株を破棄するのがよい。完治まで非常に時間がかかるのと他の株への感染の可能性があるから。ただなかなか繁殖はせずにまた個体を育てていくアガベをそのまま破棄するのは可愛そうではある。個人には判断が難しいところだ。

株を存続する場合は、感染部分を削除して、殺菌剤による処置を実施するというのが最善策だと思う。成長点付近にて感染が認められた場合、成長点を潰してしまうと(胴切り状態)その株は成長を止めてしまうので更に迷うところ。殺菌剤の使用については下記を参照ください。

写真は取り急ぎ、ベンレート水和剤を散布した状態の写真です。今後処置などを実施していきたいと思う。

2020年8月23日に撮影した本記事で取り上げたアガベ・チタノータの様子
2020年8月23日に撮影した本記事で取り上げたアガベ・チタノータの様子

随分時間が経過してしまったがベンレート水和剤を散布した後のアガベ・チタノータの状況です。黒い部分が収まって白いかさぶたのような状態になっている。ひとまずは炭そ病の病状は収まった状態でしょうか?

数年前に株分けしたアガベ・チタノータの子株の状況
数年前に株分けしたアガベ・チタノータの子株の状況

同じ株からの株分けをした子株。こちらは春に一度予防を兼ねてベンレート水和剤を散布していますが新しい葉は綺麗ですが下葉の縁がやはり症状が出ていたように思えます。アガベ・チタノタの覆輪はもしかしたら同じ親株で流通している場合が多く、やられやすいのかもしれませんね。

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この記事を書いた人

yurupu

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。