アガベ・チタノータ・農大(Agave titanota)の紹介

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アガベの人気種、アガベ・チタノータ(Agave titanota)の農大と呼ばれる個体。コンパクトで葉が厚めなのが特徴のアガベ・チタノータ 農大の紹介です。

アガベ・チタノータ ‘農大’の特徴

そもそもアガベ・チタノータに関しては掛け合わせて園芸品種を作っていくというよりは、開花がほとんどしないため実生で作り込むというよりは選抜していって子株を増やしているのだろうか。名称もみな好き好きにつけているような気もする

少し前は、アガベ・チタノータ ‘ナンバーワン’という流通名が多かったし、’ナンバーワン 農大’という流通名も多かった。みなアガベ・チタノータ(Agave titanota FO-076 Sierra Mixteca系)の選抜株だと思う。その前提で記載しています。

農大は肉厚で葉が短め。アガベ・チタノータの標準的な個体に比べるとトゲがいかつくコンパクトにまとまる傾向がある。アガベは非常に大きくなる種類もあるがアガベ・チタノータに関しては比較的小さめ。

小さい株だけれども風貌はすでにできあがっている。肉厚の葉にいかつい鋸歯(トゲ)

それでもがんがんと大きくなるものがいるが、このアガベ・チタノータ ‘農大’に関してはきちんと葉数は増えるが大きくならないので気に入っている。

育て方

アガベの育て方を記載しているので基本は下記を参照してください。

鉢のサイズを大きくするとやはりそれ相応のサイズになってくる。実施したことはないが一気に大きく鉢増しをするとそれなりに大きくなるのではないかと思う。

植え替え回数は多くなってしまうが徐々に鉢を大きくしていきできる限りコンパクトに育てたい種類。

耐寒性については株のサイズにもよるが0度以上を目安に下回るようであれば室内に取り込みたい。下記にアガベの耐寒性と越冬についてのレポートを記載しているので参考にしてください。

アガベ・チタノータ ‘農大’の栽培記録と魅力

2015年9月18日に撮影。小さくとも肉厚な感じ。2号ポットに植えてある。小さいうちから特徴がでてくれるところがアガベ・チタノータ 農大の良いところでしょうか。

2015年10月10日に撮影。9月頃に植え替えを実施。ミニ蘭鉢2.5号に植え付けました。ミニ蘭鉢2.5号はこのサイズにしては高さがあり根を深く張りたがるアガベで小型の場合はオススメの鉢です。

2016年8月14日に撮影。サイズも一回り大きくなり2.5号鉢に丁度良い感じになってきた。この鉢であればこのくらいのサイズが見頃。

2016年12月28日に撮影。年末までに結構大きな葉を展開してくれた。また夏に見つけた子株が鉢の端で窮屈そうにしています。2つ子株が出ています。

2017年3月11日に撮影。アガベは温度があると少しながらも成長します。新しい葉の展開まではいっていないですが、年末に少し頭が出ていた葉が大きくなったことがわかります。

室内の暖かいところでの管理の場合は月に1回位は暖かい日に水やりをやるとよい。子株も成長しました。

2017年4月8日に撮影。植え替えを実施しました。ミニ蘭鉢3号に鉢増し。3号鉢でもぴったりな感じはします。下の2つの株は植え替え時に株分けした子株です、2.5号スリット鉢に植え付けました。

潅水多めの腰水では管理していません。子株に関しては腰水管理をしたほうが立ち上がりは早いかもしれません。下記の記事を参照ください。

2018年3月10日に撮影。写真は手で握っているところ。ミニ蘭鉢3号は直径が約9cmです。

1シーズンで鉢にぴったりなサイズまで成長しました。このくらいのコンパクトサイズで見栄えの良いアガベ・チタノータ 農大は都会の狭いベランダなどでも管理しやすいサイズで非常によいです。

エケベリアやサボテン、ユーフォルビアなどと一緒に管理していても邪魔にならない。

2018年5月13日に撮影。子株の方はまっすぐ育ってくれませんでしたが約1年で結構大きくなった。元気に育っている感じ。このサイズになってくるとやはり特徴が出てきてくれて見栄えが良くなってくる。

2018年8月7日に撮影。2018年は植え替えを行っていませんが3号鉢にぴったりサイズになった。あまり下葉を枯らすことがなかったのでボリュームが増した。

同日に撮影、上から見ても綺麗なロゼットを形成してくれている。見ごたえがある。

同日に撮影。また成長している子株を付けている。来年は植え替えを実施する必要がありそうだ。

同日に撮影。2.5号スリット鉢に2017年に植え付けた子株も大人の顔つきになってきた。来年にはこの鉢も鉢増しする必要があるかもしれない。1年で5〜6枚の葉を展開しながら大きくなってくれる。

最近あまりお店やオークションなどでアガベ・チタノータ 農大を見かけなくなってきたが、育てやすくコンパクトにまとまるのでオススメのチタノータです。

今後も更新していきます。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。