種子親がユーフォルビア・ゴルゴニス(Euphorbia gorgonis)、花粉親がユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の種子が取れたので試しに種を播いて育ててみました。(ユーフォルビアは自然にも交雑しやすいのですがきちんと管理したい)
種の採取
ユーフォルビア・ゴルゴニス(Euphorbia gorgonis)は今まで自家受粉してこなかったのと近くに開花しているゴルゴニスがないこと、先日ユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の花と受粉作業をしたことから、多分ゴルゴニスとガムケンシスの交配だろう。
種子親がユーフォルビア・ゴルゴニスだからかガムケンシスの種に比べるとツルッとした表面。ユーフォルビア・ゴルゴニスの種に比べてもややツルッとしているような?(手元に比較できる種がないので不明)普段利用している多肉植物用の用土に種を播いて風通しの良い半日陰で腰水管理で発芽させます。
播種した種は約4日後に1粒だけ発芽しました。1週間後の様子です。双葉が出てくれました。まだこの段階では特徴がわからずですがユーフォルビア・ゴルゴニスとユーフォルビア・ガムケンシスは少しすると違いがわかりやすいのでどの様な特徴になるか楽しみです。
新しい発芽も期待できず、ずっと天気が悪く日照不足のためこの株は室内LED管理に切り替えました。
一番はじめに発芽した苗から半月経って新たに発芽した種がありました。一番大きい苗はそろそろ枝が出てきてくれてもよい頃ですね。種子親がユーフォルビア・ゴルゴニスなのでゴルゴニスっぽい感じの成長になるのかなと思っています。
種を撒いてから約4ヶ月のユーフォルビア・ゴルゴニスとガムケンシス交配の実生苗。苗同士が近づき過ぎですが大きくなってきました。種子親がゴルゴニスですが、今のところは本体部分はガムケンシス、枝の出方がゴルゴニスという感じの特徴のように思えます。
参考までに同時期くらいに播種した、ユーフォルビア・ゴルゴニス(左)とユーフォルビア・ガムケンシス(右)です。
寄り添う形で成長してしまったので、実生のゴルゴニスxガムケンシスのhybを植え替えました。立派な根っこになっています。
3株を別々に鉢上げしました。数日経過しましたがきちんと動き出してくれていました。この先の成長が楽しみです。また1株、草フリマオフラインというイベントで販売しました。
種をまいてから1年4ヶ月、前回撮影から半年以上経過してますがあまり成長を感じられません。タコモノユーフォルビアはこのくらいから自分の育て方が悪いのか、成長がかなり遅くなります。高さが低くなったように思えます。根腐れさせてしまうことが多いので成長見ながら育ててみたいと思います。
少し水やりが少ないかとおもい、2日程度で乾くくらいの少量の水を与えて管理をしていたら花を咲かせようとしています。花の形を見るとゴルゴニスの花って感じがしますね。