ユーフォルビア・ガムケンシスの実生、成長記録(2020年9月〜)

球体タコものユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の種を自家採種したので種から育ててみました。ユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の種から育てた栽培記録や育て方の紹介です。

ユーフォルビア・ガムケンシスの種を播種してから…
1307日(約3年6ヶ月30日)経過中

ユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の実生記録

ユーフォルビア・ガムケンシスの育て方については下記の記事も参考にしてください。

ユーフォルビア・ガムケンシスの受粉・結実

ユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の受粉からの結実
ユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の受粉からの結実

複数のユーフォルビア・ガムケンシスで開花したので受粉作業をしてみました。いくつか自家受粉だと思いますが種ができてくれました。結実した花は大きく膨らんだ後、セロファンテープで弾けないようにとめておきました。

採取したユーフォルビア・ガムケンシスの種
採取したユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の種

採取したユーフォルビア・ガムケンシスの種です。セロファンテープでとめておいたので勝手に弾けることはなかったです。自分で種鞘から種を採取しました。種鞘3つから5つの種が取れました。本来は9つ取れるはずですが種ができていませんでした。

今年は種が沢山とれるのですが最初採取した種は、他の株が開花していないときにできた種だとおもうので自家受粉の可能性が高く、ひとまず最初に採取できた種を取り蒔きしてみようと思う。

2020年9月20日に撮影したユーフォルビア・ガムケンシスの実生鉢
2020年9月20日に撮影したユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の実生鉢

ひとまず他の種はまだ採取していませんが最初に取れた5粒を播種してみました。今後新しい種を採取したらまとめて撒いてみたいと思います。

2020年9月21日に撮影したユーフォルビア・ガムケンシスの実生鉢
2020年9月21日に撮影したユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の実生鉢

早速1つの種が発芽しているのを確認した。

2020年9月25日に撮影したユーフォルビア・ガムケンシスの実生鉢
2020年9月25日に撮影したユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の実生鉢

播種から約5日のユーフォルビア・ガムケンシス。発芽率は2/5で若干元気がなさそうな発芽となった。やはり自家受粉の可能性が高いからだろうか。もう少し様子を見るとともに同時に結実した種をある程度ためて追加の播種をしてみたいと思う。

2020年10月31日に撮影したユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の植え替え
2020年10月31日に撮影したユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の植え替え

ユーフォルビア・オベサなどもそうですが、やはり種まき後に倒れてしまう苗があるので放置していてもよいがこのくらいのサイズになった際に植え替えしてあげると良い。根が切れないように爪楊枝で用土を周囲から掘り起こすようにする。

植え付けたユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)、2020年10月31日に撮影
植え付けたユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)、2020年10月31日に撮影

実生苗の植え替え?は濡れている用土に爪楊枝で大きめの穴を空けて植え付けると良い。

2021年1月1日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)
2021年1月1日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)

ユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)は水槽の中でLEDで栽培をしている。前回の写真からちょうど2ヶ月だがきちんと成長をしているようだ。ただし同じ鉢の左側にある株は発芽はしたがその後成長が止まっている。

2021年1月1日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)
2021年1月1日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)

1つ成長が遅いが斑入りが期待できそうな株がいる。

2021年2月17日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)
2021年2月17日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)

ユーフォルビア・ガムケンシスの実生から約5ヶ月。腕が生えてきた株がちらほらいる。植え替えをしていない株のほうが生育が良いようで、根をいじるとやはり多少成長が止まってしまうのかもしれない。

ガラス温室でLED栽培を続けており、水やり頻度は約4日程度。温度は夜18度〜日中28度という初夏の気温となっている。

2021年4月21日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)
2021年4月21日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)

実生のユーフォルビア・ガムケンシスは季節が春になったら動き出すということはないが、少しずつ大きくなっている。LED栽培を行っていると用土の痛みが早いですね。水やりは4-7日に1回程度で管理しています。

2021年5月6日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の植え替え
2021年5月6日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の植え替え

ユーフォルビア・ガムケンシスの実生から約7ヶ月で植え替えをしました。2.5号スリッド鉢でしたが根が底まで到達していました。ユーフォルビアは比較的ロングポットに植え付けてあげたほうが良さそうです。なかなか高さがある鉢がなく2.5号スリット鉢がロングタイプなので同じ鉢に植え付けることにしました。

ユーフォルビア・ガムケンシスの用土は、ゴールデン培養土:山野草の土を1:1で混ぜたものを利用しました。元肥にマグァンプKを入れました。数日はややLEDの光が弱くなるように遮光してその後普通に栽培していきます。

2021年5月20日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)
2021年5月20日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)

ユーフォルビア・ガムケンシスの実生苗、植え替えより約2週間ほど経過。特に調子を落とす株はなかった。たまにリキダスやハイポネックスを与えながら成長を見守っていきたいと思う。

2021年7月16日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)
2021年7月16日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)

種を播いてから(播種してから)約10ヶ月経過したユーフォルビア・ガムケンシス。多少成長がわかりづらくなってきましたが写真で確認すると確実に成長してくれています。小さい苗は枝が出てきていないですが、本体は一回り大きくなっているようです。

2022年6月13日にユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の植え替えを実施
2022年6月13日にユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)の植え替えを実施

実生から630日、前回植え替えから約1年経過した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)、一回り大きくなりました。

2022年6月13日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis)
2022年6月13日に撮影した実生のユーフォルビア・ガムケンシス(Euphorbia gamkensis) 鉢:SSN04 60mm SSN07 60mm

SSN鉢のSSN04 60mmとSSN07 60mmの鉢に植え付けました。ずっと室内LED栽培をしているのですがファンの風量が多いのかLEDの照度が強いのか若干傷みぎみになっているので少し光量と風量を落としました。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。