アデニア・ベネナータ(Adenia venenata)の育て方、実生記録

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葉っぱが綺麗なアデニア・ベネナータ(Adenia venenata)、種子を輸入する際に見慣れない名前だったので購入してみて実生をしてみました。

アデニア・ベネナータについて

南アフリカ、東アフリカ一帯が原産で、現地では普通に人によって植えられているらしい。薬草?となるようです。詳細は不明。

アデニア・ベネナータの育て方

一般的なアデニアと同じように育てています。気温に注意をすれば比較的育てやすい種類だとおもいますが、寒さにはそれほど強くなさそうです。

水は好みますが塊根部が小さい為かそこまで水を欲しがる感じがしません。普及しているアデニア・グラウカとの比較です。

アデニア・ベネナータの実生記録

アデニア・ベナナータの種をまいてから…
3034日(約8年3ヶ月20日)経過中
2016年9月9日に撮影したアデニア・ベエナータ
2016年9月9日に撮影したアデニア・ベネナータ(Adenia venenata)

2016年8月13日に播種。3つくらい蒔いて、1つ発芽してくれました。成長は比較的早めですが塊根部分を形成するというよりは縦に伸びていくタイプのようです。

写真は2016年9月9日に撮影。最初の双葉が展開後は3つに割れた葉が生えてきました。アデニアっぽい葉っぱ。

2016年12月16日に撮影したアデニア・ベネナータ
2016年12月16日に撮影したアデニア・ベネナータ(Adenia venenata)

2016年12月16日に撮影したアデニア・ベネナータ。冬になり水を切っていますがなかなか落葉せず。1年目なので水を切らずに暖かくして管理したほうがよかったかもしれません。この後徐々に葉を落として年明けにはただの幹のみになりました。

2018年7月30日に撮影したアデニア・ベネナータ
2018年7月30日に撮影したアデニア・ベネナータ

2018年7月30日に撮影したアデニア・ベネナータ。今年もきちんと葉が展開してくれた。幹の部分は若干太くなったかな?程度。一段絞られているところは2年目に成長した部分、2018年目で3年目になります。春になり新しい葉がでてきてから徐々に水やりを開始します。

目覚めるのは冬に葉を落とすタイプの塊根植物と比較すると自分が栽培している種類の中では遅いです。

2018年に植え替えを実施して一回り小さな鉢に植え替えました。用土は一般的な多肉植物用の配合ですが有機用土の割合を少し増やしています。

2018年8月7日に撮影したアデニア・ベネナータ
2018年8月7日に撮影したアデニア・ベネナータ

2018年8月7日に撮影したアデニア・ベネナータ。葉脈が綺麗な感じに。アデニアはアデニア・グラウカみたいに塊根植物として人気がありますが、葉の形や模様が綺麗なものが多い。

アデニアは落葉してしまいますが、落葉してしまえば案外寒さにも強いですし、落葉する代わり剪定もできるので盆栽風に好きな形に作り込むことができるのも魅力的。そして年を追うごとに塊根部分が大きくなる物が多いので色々な楽しみ方ができる。

2018年8月27日に撮影したアデニア・ベネナータ
2018年8月27日に撮影したアデニア・ベネナータ

2018年8月27日に撮影したアデニア・ベネナータ。7月30日に撮影してから1ヶ月経過していないが倍くらいの高さに成長をした。現在2.5号スリット鉢に植わっているので来年は剪定&植え替えが必要かもしれない。

2018年8月27日に撮影。葉の形と葉脈の入り方が美しいと思う。

2020年6月14日に撮影したアデニア・ベネナータ
2020年6月14日に撮影したアデニア・ベネナータ

今年も無事に越冬をし、他のアデニア属の植物よりも少し遅めに動き出しました。幹が長くなってきていて今年は途中から葉がでてきました。枝の先は枯れてはいないですが。

そろそろ切り戻しのタイミングなのかもしれないですが、実生から育てているアデニア・ベネナータはこの1株しか残っていないので切り戻しするか迷います。

2020年9月7日に撮影したアデニア・ベネナータ
2020年9月7日に撮影したアデニア・ベネナータ

今年もぐんぐん伸びまして、大きくなりました。アデニア・ベネナータは上に行けば行くほど葉が小さくなる性格なのでしょうか?例えば、アデニア・キルキーなどは上に行けば行くほど葉が小さくなり切れ込みが増えていく、様々なタイプがあってアデニアは面白いですね。

2021年2月24日に撮影したアデニア・ベネナータ(Adenia venenata)

アデニア・ベネナータは2018年の春に植え替えをしたのでやく3年ぶりの植え替えです。根が小さい鉢に合わせて旺盛です。プレステラ90に植え付けました。まだ剪定はしていないのですが幹の部分が徐々に大きくなってきているように思えます。

2022年3月13日に撮影したアデニア・ベネナータ(Adenia venenata)

5年半、種から育ててきたアデニア・ベネナータ(Adenia venenata)を寒さで枯らせてしまいました。アデニア・グラウカは毎年室内へは取り込まずベランダで越冬しているのですが、アデニアの森に混ざっていたアデニア・ベネナータを取り込み忘れてしまいました。

1月頃に栽培場を掃除した際には気づかなかったのでずっと寒さに耐えていたが耐えきれず2月〜3月あたりに枯れ込んで変色してしまったのかとおもいます。都内ベランダ軒下なので大体最低気温は0度を下回らなかったと思います。幹の部分が真っ白です(硬さはあります)。ここからという感じのアデニア・ベネナータ(Adenia venenata)でしたがこれにて実生記録は終了します。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。