サンセベリア(サンスベリア)の育て方

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ホームセンターでよく売られているサンセベリア(サンスベリア)。寒さに弱い種が多いですが耐陰性もあり観葉植物としても育てられます。サンセベリアの代表的な種の育て方と種類について説明しています。

サンセベリアについて

観葉植物などとしてホームセンターや最近は100円ショップなどでも見るサンセベリア。チトセラン属(Sansevieria)。ほとんどチトセラン属という名称はお店では用いられていないので、サンセベリアでよいだろう。原産は主にアフリカで乾燥地帯ではあるが、チトセラン属には約70種類が存在していて、熱帯や亜熱帯原産の種類もいるので育て方はその種類によって変わってくる。

サンセベリアとして「虎の尾/トラノオ」(Sansevieria trifasciata)の名称で流通しているが、いくつかの種類が混在している。このページでは主に乾燥地帯に生息するサンセベリアを対象に記載している。

ロゼットを形成した葉をだして成長をする。大きくなると1m以上の高さになる。地下茎で広がり地上に葉を出す。多肉質の葉で出始めは薄い模様が入っているが葉が大きくなるとくっきりとする。サンセベリアの仲間では棒状の葉を出したり短い葉を出したり。またコンパクトな種類もある。

よくお祝いや、オフィスの観葉植物として見ることがあるが、多肉質で水涸れに近いので水やりが少ない。耐陰性があり多少日当たりが悪くとも育ってくれる。高さもある程度抑えられ横にも大きく広がらないため見栄えがよく育てやすい観葉植物だ。

日本語表記としてはサンセベリアでもサンスベリアでも良いと思います。このページではサンセベリアとして記載している。

サンセベリアの育て方

乾燥に強く、耐陰性もあるため非常に育てやすい。温暖な地域が原産のため温かい気候と適度な日照があるとよく成長します。多くのサンセベリアは寒さに弱く冬は室内で越冬させる。5度以上を保ちたい。また加湿に弱く水のやりすぎによる根腐れには注意したい。特に室内で育てる場合は風通しも悪く、鉢皿に水を貯めたままにしないようにしたい。成長は非常に遅い。

気温が高くなると室外でも育てることは可能だが、室内で観葉植物として育てることが可能。耐陰性があるということからわかるように真夏の直射日光では葉焼けや調子を崩す場合が多い。午前中に日が当たる程度の半日陰か、明るい日陰で育てられる。

サンセベリアの水やりについて

一定以上の気温が確保できる場合水やりができるが、環境によるが1ヶ月以上水を与えなくとも障害は起きない。表土が乾いている際に鉢底から流れ出るくらいのたくさんの水を与える。

夏の間は高温になるために夕方以降に与える。サンセベリアは寒さに弱いため温度が下がってきたら徐々に水やりの頻度を下げていく。10度を下回るようになったら断水したほうが安全に越冬ができるだろう。

サンセベリアの冬の管理について

5度以上の環境を用意したい。気温が低い冬の間は断水で管理してよい。休眠し成長が止まるので水を吸わず根腐れの原因に鳴る。室温が5度を下回る場合はできる限り温かい場所へ移動。

比較的多肉植物の中では寒さには弱いが、断水をしていればある程度の寒さには耐える。

サンセベリアの植え替え

サンセベリアの植え替えの様子
サンセベリアの植え替えの様子

サンセベリアの植え替え時期はいつでもよいが成長を再開する春先に実施してよい。植え替えの際に地下茎を切断して株分けをすることができる。地下茎を切断するときは消毒したハサミなどで行う。地下茎があり根がそれほど深くならないが深めに植え付けないと倒れてしまう。

一回り大きい鉢か、そのままの鉢に植え付ける。それほど成長が早くないことと、用土の肥料分もそこまで必要ではないので根詰まりしていなければ数年に1回の植え替えで問題ない。

サンセベリアの用土について

根腐れを防ぐために、水はけの良い用土に植え付ける。サンセベリアに関してはサンセベリア用の培養土が販売されていることが多いのでそれを利用してもよいし、

目安としては腐葉土1:赤玉土3、腐葉土1:軽石1:赤玉土2といったような水はけのよい用土を配合してもよい。肥料は特に必要ないがマグァンプKなどを入れる。

サンセベリアの増やし方

地下茎を伸ばして増えていくので、植え替え時によく消毒したハサミなどで切り離して増やす。すでに根が出ている場合でも切り口を乾かしてから新しい用土に植え付けるようにする。

倒れてくる場合

サンセベリアが倒れてきた画像
サンセベリアが自分の重さに耐えられず倒れてきた…

植え替え時に浅くなってしまったり、多少元気がなくなってしまった株であったり、強い風に吹かれたり、そういった際にサンセベリアが倒れてきてしまうケースがある。自分の場合は植え替え時にあまり深く植え込まず、その後大きく成長した際に隣の株と一緒に倒れる株がでてしまった。そのため見た目はあまり良くないが紐で縛った。

次回植え替えの際には、きちんと自立できるように整えたい。

サンセベリアが枯れる要因、枯らさないために

特に加湿と、冬の水やりに注意したい。多湿を嫌うので水やりには注意。水やりによって根腐れを起こして枯れてしまう可能性が高まる。室内で育てている場合は鉢皿に水が溜まった状態は避けたい。冬に関しては温度が低い場合は水を吸わずいつまでたっても用土が乾かず根腐れによって枯れてしまう。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。