ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)の育て方

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緑の葉に線状の班が入り、グラデーションがとても美しい。室内で育てられている観葉植物としてとてもポピュラーです。「幸福の木」の呼び名で親しまれています。お祝いでいただいた「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナを10年(引き受けて4年)近く職場で世話をしています。

ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)について

ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)の画像

「幸福の木」Dracaena fragrans cv.”Massanngeana”

  • 植物名:ドラセナ・マッサンゲアナ
  • 学名: Dracaena
  • 英名: Dracaena
  • 科名: キジカクシ科
  • 属名:ドラセナ属 常緑性植物
  • 原産地:熱帯アジア、熱帯アフリカ
  • 花言葉は 隠しきれない幸せ、真実、永遠の愛

元々、幸福の木は「コルディリネ・ターミナリス」のことを言うそうです。コルディリネ・ターミナリスはハワイでは神聖な木として、葉はフラダンスの腰ミノに使われたりお皿に使われたりと幸せな生活に欠かせないものだそうです。

しかしハワイ以外の気候では育ちにくいため、よく似たドラセナ・マッサンゲアナが「幸福の木」と名をつけられ流通するようになったそうです。今ではすっかりドラセナ・マッサンゲアナのほうが「幸福の木」として有名になっています。

「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナの育て方

ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)の画像2

ほとんどの方がお祝いで頂戴して「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナを育てていらっしゃるのではないでしょうか。生き生きとしたグリーンにとても癒されます。葉の美しさを保って、枯らさないために、「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナの育て方を調べてみました。

今、職場で育てているドラセナ・マッサンゲアナは一度枯れかけました。上司から捨てようかと(お客様が来られる手前枯れた植物は置いておけません)言われてから、私ががお世話係になりました。調べたことと、経験をまじえながら、書いていきます。

ドラセナ・マッサンゲアナの水やり(灌水)の方法

「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナは、乾かし気味を好みます。水遣りは土が乾いてから鉢底から水が流れ出るまでたっぷりあげてください。受け皿の水は根腐れの原因になるのでその都度捨てましょう。私が育てている「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナが枯れかけた原因もこれかと考えています。上司はまめな方で水遣り欠かしませんでした。しかし大切なことが抜けていたのです。それは、受け皿の水を捨てること。職場内の他の観葉(他5つ)は、受け皿が見える状態でした。

「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナの鉢は竹籠のようなおしゃれな鉢カバーで覆われ底の受け皿が全く見えません。カバーの底面には丈夫なビニールが貼ってあり、水は溜まっても漏れない、常に鉢底は、水にたっぷり浸かって数年を過ごしたと考えられます。鉢カバーにたっぷりたまった水を捨てました。窓際陽当たりの良い場所に置き場所を変えたことも良かったのか、枯れかけたのがうそのように元気になりました。

季節の温度変化に応じて水遣りの回数を調節します。気温が下がったら回数を減らしてください。夏季は週2回、冬季は週1回のペースで行っています。活力剤、液体肥料などを入れた水を2〜3週に1回程度あげています。

ドラセナ・マッサンゲアナの葉のお手入れ

ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)の葉っぱ
ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)の葉っぱ

「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナは現在東側の朝陽が良く当たる場所においてますので夏季は特に葉焼けを心配します。葉は空気の乾燥には弱いので霧吹きなどで葉に水を与えましょう。湿らせたクッキングペーパーなどで拭くと、汚れ取りも兼ねて葉が生き生きとしてきます。

ドラセナ・マッサンゲアナの肥料について

生育が旺盛な4〜10月は固形の緩効性肥料を2か月に一度上げるます。根や幹を傷めないよう離しておきましょう。少し用土をかけておいてください。液肥を2週間おきに水の代わりにあげるのもいいようです。今は活力剤を(水遣り代わりに行っています)冬季は基本的に肥料はあげなくてもいいようです。

ドラセナ・マッサンゲアナの用土について

市販されている観葉植物用の用土を用います。水はけがよく適度な保水せがあるものがいいです。ご自分で作る時は赤玉土(小粒)6:腐葉土 4にすると良いそうです。

ドラセナ・マッサンゲアナの病気害虫

「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナは以下の病気害虫に注意が必要です。

  • ハダニ:葉、葉裏にもしっかり霧吹きで水を与えることで予防できます。
  • カイガラムシ:ブラシなどでこすって落としましょう。
  • 炭疽病、斑点病:病気の部分の葉を切ってあげましょう。
  • 白絹病:土に白い綿状の菌糸が大量に発生します。高温、多湿、多すぎる水遣りが原因となります。

幸い、病気と害虫の被害はまだありません。

「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナの植え替え

2〜3年に1回植え替えてあげると良いそうです。鉢から株を抜いて周りの土を落として腐っているような、黒ずんだ根はカットします。根をほぐして、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。植え替え後はあまり日当たりの強い場所を避けて明るい日陰で管理します。

「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナに花が咲きました。

ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)の開花画像
ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)の開花画像

2010年に成長した株を寄せ植えした状態でお祝いにいただいた「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナ。2018年3月に花が咲きました。花芽を見て「?」みるみる花芽は伸びて、小さな小さな百合な花のような花が房状になって夕方過ぎたころから開花しました。その香りはとても濃厚です。Dracaena fragrans cv.”Massanngeana”その名の通りでした。

ジャスミンのような、カサブランカのような。おきゃくさまは、幸い、嫌な香りだという方はおられませんでした。蜂蜜のような蜜もたくさん、床にぽたぽた・・・。

ドラセナ・マッサンゲアナの開花については条件が揃うと開花するようです。

  • 株として成長しているということ。
  • 冬季温度が下がると開花しやすいことなどがわかりました。
  • お花をを咲かせるのは観葉にとって良くないこと。

単純にお花が咲いたことがうれしくてつぼみがほとんど開花してから花枝を切りました。心配した葉への栄養不足もなく葉も元気でした。今度お花が咲くのは何年先でしょうと思いながらお花を惜しみました。

2019年2月、「あれっ」花芽?また花芽ができました。あれよあれよという間に伸びて、咲きました今年も。そして、葉が栄養不足で元気をなくしました。緑色は黄色みを帯び、葉先は茶色に…。それから、あれやこれや(冬だけど肥料をあげたり、活力剤使ったり、傷んだ葉をカットしたり)とお世話をして、何とか元気になりかけています。頑張って、お花を見せようとしてくれているようで健気でますます愛情が増す気持ちです。

追記:傷んで黄色味を帯びたり茶色になった葉は、葉の形を意識して傷んだところをカットすると見違えてきれいになります。

「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナの魅力

とても有名ですが、表情豊かで、お花を咲かせたりしてくれて、とても親しみのもてる観葉植物です。小さな苗から購入して、大きく育ててみる楽しみもあると思います。増やし方もいろいろな方法があります。美しい葉で癒される「幸福の木」ドラセナ・マッサンゲアナ、おすすめです。

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