フランスゴムの木(Ficus rubiginosa)の育て方

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小ぶりで丸みを帯びたラインの葉っぱが特徴的な観葉植物として初心者でも育てやすフランスゴムの木(Ficus rubiginosa)の紹介と育て方。

フランスゴムの木(フィカスルビギノーサ)について

フランスゴムの木の画像

「永久の幸せ」という花言葉のフランスゴムの木は、植物を育てるのが初心者でも育てやすい観葉植物の一つである。クワ科のフィカス属で別名「フィカスルビギノーサ」と言う。耐寒性・耐陰性があるため、初めてでも扱いやすい。

たくさんあるゴムの木の中でも割と小ぶりで丸みを帯びたラインの葉っぱが特徴的である。小ぶりとは言え楕円形で鮮やかな葉っぱの存在感は抜群なので、リビングに置くシンボルツリーとしても人気の植物だ。

フランスゴムの木(フィカスルビギノーサ)は室内でも十分育つ観葉植物の一つだが、急激な環境の変化に弱いという面がある。筆者も室内の日の当たる場所から、気候のよい時期にベランダに数日置いた経験がある。この時、ゴムの木は急激な環境を嫌うことを知らず、風通しと日当たりがよいからと数日放置していたが、その間に葉っぱはみるみる元気をなくしていったので、慌てて元の場所に戻したのだ。フランスゴムの木の場所を移動させるときには必ずステップを踏んで、無理させないようにゆっくりと場所を移動させる必要がある。

フランスゴムの木の育て方

フランスゴムの木の新芽
フランスゴムの木の新芽

フランスゴムの木(フィカスルビギノーサ)は真夏の直射日光を受けると、葉が茶色く焼けてしまうため、半日陰の場所が良い。具体的にはレースのカーテン越しに陽の光を受ける場所だ。(目安:10から50%の遮光率) エアコンの風が当たらずに適度な風通しがあり、太陽の光もほどよく当たる場所だと機嫌よく成長する。

フランスゴムの木は春と秋の成長期の季節には新芽がでてくる。新芽は古い皮2枚の間からでてくる。朝起きてゴムの木が置いてある床を見ると、夜のうちに新芽がでてきたと思われる古い皮がポロポロ落ちている。新芽があちこちから出てくるようになったら、肥料を適宜与えよう。

フランスゴムの木の水やりについて

フランスゴムの木(フィカスルビギノーサ)の水やりは基本的には表土の土が乾いていたら与えるようにする。鉢底の穴から水が出てくるくらいの量の水を与えよう。鉢底に溜まった水は必ず捨てるようにしないと、根腐れを起こすことがある。

夏場は朝か夕方の涼しい時間帯に水やりを行うと、高温で根がダメージを受けるリスクを避けられる。逆に冬場は暖かい昼間に水やりを行うとよい。夏と冬では水やりの回数を調整して行う。

肥料について

ゴムの木の成長期は春と秋のため、このタイミングで肥料を与えるとよい。植え替え時には土に肥料を混ぜ合わせて行うが、植え替え後の春と秋は固形肥料をベースにしつつ、液体肥料を適宜与えていく。

フランスゴムの木は肥料が不足してしまうと、成長が止まってしまったり、葉のツヤがわるくなることがある。冬は成長が止まって休眠期に入るため、肥料は不要だ。

フランスゴムの木の害虫対策(コナカイガラムシ )

フランスゴムの木についた害虫(コナカイガラムシ)
フランスゴムの木についた害虫(コナカイガラムシ)

特に室内で観葉植物として育ている場合、風通しが悪かったりする影響で、ゴムの木にも害虫がつく。

その中でもカイガラムシやコナカイガラムシは排泄物からすす病を発生させてしまうので厄介である。カイガラムシは風通しが悪い箇所に発生し、ゴムの木の汁を吸って弱らせてしまう。葉っぱや新芽をよく見ると、白い小さな綿のようなものがついていることがあるが、それがカイガラムシだ。

カイガラムシはそのままにしておくとみるみる増えていって、外観的にもあまり美しいとは言えない。特に新芽や新しい葉の裏によく潜んでいて、ゴムの木にとっても成長の妨げになるので、カイガラムシを見つけたら早めの対策がおすすめだ。

カイガラムシを見つけたら、こまめに歯ブラシや綿棒などで取り除いていくのが良い。ティッシュなどで取り除く時は体を包み込むようにして駆除しよう。少しでも白いのが残っていると、あっという間にまた新しい幼虫が増えてしまう。お手入れ方法にもある葉水は、定期的にゴムの木をチェックできるし、コナカイガラムシの駆除にもつながるのでおすすめだ。

フランスゴムの木(Ficus rubiginosa)のお手入れの方法

室内で観葉植物としてフランスゴムの木を育てている場合は、定期的に葉水を行うとホコリが取れて葉もイキイキするし、害虫駆除にもなる。ホコリが気になるときは葉水後にそっと優しくティッシュで一枚一枚拭き取ってあげるとよい。

フランスゴムの木の剪定

フランスゴムの木(Ficus rubiginosa)は環境が良ければぐんぐん育つので、成長しすぎると樹形が乱れてくる。この場合は、切り戻しと言って適度な箇所をカット(剪定)するとキレイな樹形を保てる。剪定によりカットした枝は挿し木にすることも可能。挿し木にすることで増やすことができる。

フランスゴムの木の植え替え

フランスゴムの木の植え替えの様子
フランスゴムの木の植え替えの様子

フランスゴムの木(Ficus rubiginosa)は2年ごとに根を整理して植え替えをするか、鉢底から根っこがでてくるようになったら植え替えのタイミングと見てよい。大きく育てたい場合はもう一回り大きめな鉢に植え替えてあげる。(植え替えのときに、発泡スチロールを小さくしたものを土の中に一緒に入れても良い。鉢全体を軽くし、根腐れ防止にもなる。) 植え替えは、気候のよい春か秋に行うと根のダメージも少なく済む。

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