グラプトベリア・白牡丹(Graptoveria ‘Titubans’)育て方

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葉がロゼット状で肉厚なふっくらかわいい花のようなグラプトベリア・白牡丹。丈夫で育てやすく花も咲かせます。増やしたり立て直したり簡単にできるのでおすすめの一鉢です。白牡丹の紹介と育て方です。

グラプトベリア・白牡丹について

グラプトベリア 白牡丹の写真

白牡丹の葉は尖ったするどさがありながらやや肉厚でぷっくりとしたやさしさも持ち合わせています。色は青白いようなグレーの単色で落ち着きのある色合いです。

グラプトベリア 白牡丹の写真2(開花写真)

お寺の大仏の台座のイメージです。台座はハスの花を表しているのだと思いますが、私には白牡丹の葉のように見えます(白牡丹の見すぎ?笑)

グラプトベリア・白牡丹は育てやすいので植物を育ててみようかなと思う初心者の方には特におすすめです。

エケベリアの交配種

白牡丹の属するグラプトベリア属はグラプトペタルムとエケベリアの属間交配種。どちらの属もメキシコなどの中米が原産。特にエケベリアは交配が盛んに行われ種類が非常に多い。

白牡丹はグラプトペタルムの朧月(おぼろづき)とエケベリアの静夜(せいや)の交配種とのこと。おそらく両種の良いとこ取りができて白牡丹となったのでしょう。白牡丹は丈夫で、耐寒性もあり、葉もかわいらしく美しく、毎年花を咲かせます。

グラプトベリア・白牡丹の育て方

とにかく日当たりの良い場所に置きます。雨に当たっても大丈夫ですが、長雨や荒天はさけます。水は土が乾いて数日経ってから。鉢底から流れ出る位与えます。ジョーロで上からザーっとかけると葉についた汚れやホコリも落ちるので良いですが、その場合、葉の間や中心部に水たまりができてしまうので、葉にたまった水はストローなどで吹き飛ばします。

水が長くたまっていると蒸れて傷んだり、水がレンズの役目をして葉焼けの原因になることもあります。

自分の場合、水やりは水差しのようなもので葉には水をかけないようにして与えています。雨にたくさん当たったときでも雨がやんだあとストローで吹くこともあります。

真夏と真冬の時期は成長を止めているので水もあまり与えません。極端に暑い時はほぼ日陰に避難させたり、極端に寒い時は室内に入れたり、気にかけてはいますが、白牡丹は日本の気候によく対応しています。

肥料は成長をはじめる時期の春と秋にやや薄めの液肥を1、2回位、水やり代わりに与えます。白牡丹は基本的に日当たりのよい屋外に置きっぱなしです。

グラプトベリア 白牡丹の写真3(冬の様子)
2019年2月26日に撮影。つぼみが出ています。冬の様子。葉先がいくらかピンクになるが紅葉はしない。

気をつけることは何日も土が湿った状態が続くことは避けること。焼けるような暑さの時は少し遮光をすること。冬は雪や霜には当てないこと。注意する点は最低それだけです。以前は冬は最低気温5度を目安に室内に入れていましたが、今冬は入れずに越冬できました(東京都23区)

耐暑性、耐寒性ともにそなえた素晴らしい品種とも言えます。

グラプトベリア・白牡丹の花

グラプトベリア 白牡丹の写真4、春の様子
4月14日に撮影。つぼみがでてきた。

今年はつぼみの茎が3本立って、各々に花をいくつもつけた。つぼみはややオレンジ色だが、花は5弁の黄色い綺麗な花です。

グラプトベリア 白牡丹、開花の様子
5月7日に撮影。開花の写真。

毎年春に咲き、咲いている期間も長く2ヶ月近く次々と咲き続けてくれる。

増やし方

挿し芽や葉挿しで簡単に増えます。切ったところ、折れたところから再生してくるという感じです。

グラプトベリア 白牡丹の写真5

春の白牡丹の様子で横から撮影しました。日光によく当ててはいますが、白牡丹は上に伸びていくタイプなのでしょう。背が高くなっています。脇から子株も出ています。毎年花が終わると白牡丹を切り戻して仕立て直しています。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。