マダガスカルの原産のパキポディウム、パキポディウム・デンシフローラム(Pachypodium densiflorum)の種を2019年にまきました。実生からのパキポディウム・デンシフローラムの実生の成長記録、育て方などを紹介しています。実はデンシフローラムの実生は3回目で初めて成功しました。
最新:2021/4/17の写真
パキポディウム・デンシフローラムの実生記録
海外からパキポディウム・デンシフローラム(Pachypodium densiflorum)の種を輸入したので、種からパキポディウム・デンシフローラムを育ててみました。実は3回目の実生で、過去2回とも海外のサイトから種を購入しましたが発芽しなかったりカビにやられてしまったりと1度もうまく行かなかったです。今回はなんとか成長してくれそう…成長が楽しみです。
パキポディウムの実生方法については下記にまとめてありますのでご参照ください。
また同時にパキポディウム・恵比寿笑い、パキポディウム・ホロンベンセ、パキポディウム・エブレネウムの種も播きました。
用土の準備
パキポディウムを実生した場合、自分は数年植え替えをしないので通常の培養土を利用します。ゴールデン培養土:桐生砂:赤玉土を1:1:1。元肥も入れていてマグァンプKを適量入れています。
表土は最初の根張りを考えて桐生砂(細粒)で覆いました。
パキポディウム・デンシフローラムの他に、違う種類のパキポディウム、ユーフォルビアなども同じタイミングで播種しました。2.5号角スリッド鉢を利用してちょうど12個収まるトレーを100円ショップで見つけてきたので腰水で管理をしました。外置きで午前中に1-2時間程度直射日光が当たる風通しの良い環境。ラップなどは付けていません。
写真真ん中がパキポディウム・デンシフローラムです。同時に播種した他のパキポディウムは結構発芽率が高いのですが、パキポディウム・デンシフローラムだけぎりぎりな感じの1株発芽。過去2回失敗しているので嬉しいですがあまり元気のなさそうな発芽です….
播種から約2ヶ月のパキポディウム・デンシフローラム。葉っぱが4枚展開してくれている。無事に発芽フェーズが終わって安定してきました。この頃から腰水をやめています。
暑い夏ですが、成長を続けてくれています。だいたい午前中に2時間程度直射日光が当たる場所で管理をしています。水枯れには注意です。最低気温が15度を下回ってきたら取り込みをします。
冬になって完全に落葉をしました。幹の様子をみて幹が凹んでくるようでしたら水を与えるようにします。またたまに霧吹きで水やりをやっています。
11月頃になぜか数ある実生鉢のなかで貴重な1株しかないパキポディウム・デンシフローラムを倒してしまうアクシデント…つくづくパキポディウム・デンシフローラムとは相性が悪いのだろうか。
今回の実生とは関係がないが2016年に親指大のサイズで春のビッグバザールで購入したパキポディウム・デンシフローラム。今は3号のプレステラ90に植わっています。この子も2018年に調子を悪くして成長が止まってしまい2019年のシーズンに入るときに植え替え(根がほとんどなくなっていた…)をして管理に気をつけなんとか持ちこたえた。パキポディウム・デンシフローラムは少々難しいのだろうか??
2020年シーズン、一回り大きくなったかな?程度の成長をしてくれた。水やりの頻度はそこまで低くなかったものの周りのパキポディウムと比べても若干成長が遅めかもしれない。
パキポディウム・デンシフローラムの実生苗は春になって成長を再開してくれた。1年前に比べると大分大きくはなってくれました。動き出したら水やりを再開。葉っぱが展開されたら用土が乾いたら水やりをする管理で、直射日光の当たる場所で秋まで管理します。
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