ユーフォルビア・ステノクラーダ(Euphorbia stenoclada)の育て方、栽培記録

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トゲのある枝(トナカイのような)が特徴のユーフォルビア・ステノクラーダ(Euphorbia stenoclada)の育て方や栽培記録の紹介。

ユーフォルビア・ステノクラーダについて

ユーフォルビア ステノクラーダの画像
角のようなトゲが特徴のユーフォルビア ステノクラーダ(2019年3月8日に撮影)

マダガスカル原産のユーフォルビア属。マダガスカルで広く分布している。大きな角のようなトゲが特徴で、枝分かれをしてゆく。大きく育ち5mを超える株も。園芸店でも人間の背丈より高く成長した株を見ることもあります。

ユーフォルビア・ステノクラーダの写真、木質化してきている。
ユーフォルビア・ステノクラーダの写真、木質化してきている。

時間が経過してゆくと銀色の木肌になり木質化してゆく。若い枝は濃い緑色をしている。挿し木で増やすことが可能。枯れた葉は非常に硬質になる(これもまたかっこよいと思う)。大きな鉢に植えて肥料を与え水を多めに与えると大きく成長する。コンパクトに育てたい場合は、水やり頻度を抑えめにするとよい。

ユーフォルビア・ステノクラーダの育て方

ユーフォルビア・ステノクラーダの写真、若い枝は緑色で若干柔らかい

乾燥にも耐え、日照条件も厳しくないので育てやすい。成長は用土や水やりによって変わってくる。肥料分を与えると成長が早くなる。また水やりの頻度をあげても成長が早くなる。

耐寒性について

マダガスカル原産ではあるが、広域に分布しているということもあり耐寒性はそれなりにある。5度以上での管理を心がけたいが、軒下で水を切っている状態だと都内でもベランダで越冬が可能だった(2018年〜2019年、暖冬)

水やりについて

気温が上がってくる春から秋にかけては、表土が乾いたらたっぷりの水を与える。多肉質で水分を貯めているため水やりの頻度が低くとも枯れることはない。水はけの悪い用土や風通しが悪いと根腐れを起こす可能性があるため、表土が乾いて1週間後に水やりなどでも問題はないだろう。

気温が下がってくる秋〜冬にかけては徐々に水やりの頻度を減らし冬の間は断水、もしくは1ヶ月に1回程度気温が高い日中に表土が湿る程度の水を与える。

用土について

肥料分はあまり必要がなく、少量の有機用土と赤玉土などの水はけの良い用土を利用する。

ユーフォルビア・ステノクラーダの増やし方、挿し木

挿し木によって容易に増やすことができる。気温が暖かくなってから挿し木用の用土もしくは赤玉土単用の用土を用いて挿し木を行う。切断すると樹液が出ることがあるので洗い流し切り口を乾燥させてから挿し木を行う。

ユーフォルビア・ステノクラーダの栽培記録、成長記録

2019年3月8日に撮影したユーフォルビア・ステノクラーダ(Euphorbia stenoclada)
2019年3月8日に撮影したユーフォルビア・ステノクラーダ(Euphorbia stenoclada)

自宅で栽培しているユーフォルビアでは実は大型。更にユーフォルビア・ステノクラーダは鉢増ししてゆくと大きくなるとおもうができるだけコンパクトに栽培したい。そこまで日照要求が高くなく置き場の問題もあり棚下の奥にいて管理があまり行き届いていないがゆっくりと成長してくれている。

2021年3月27日に撮影したユーフォルビア・ステノクラーダ(Euphorbia stenoclada)
2021年3月27日に撮影したユーフォルビア・ステノクラーダ(Euphorbia stenoclada)

横に広がっている枝は剪定しました。5年ほど植え替えしていないので2021年に植え替えを実施しました。今年の冬も水を切って外で越冬させました。

ユーフォルビア・ステノクラーダ(Euphorbia stenoclada)の植え替え(2021年3月27日)
ユーフォルビア・ステノクラーダ(Euphorbia stenoclada)の植え替え(2021年3月27日)

挿し木だとはおもうのですが、ユーフォルビア・ステノクラーダの根に塊根ができていました。あまり面倒を見れていないですが、稀に水を与えるくらいで放置気味に育てても問題なく育ってくれるようです。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。