チレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)の育て方、栽培記録

冬型植物のチレコドンで人気のチレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)の育て方や栽培記録の紹介です。

チレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)について

チレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)は南アフリカからナミビアにかけてが原産の冬型植物です。初夏に葉を落とし涼しくなってきた秋に動き出します。比較的耐寒性があり冷たい風が当たらない屋根の下であれば0度くらいまでは耐えられます。やや乾燥気味に日照を多めに当てると詰まった感じの葉に育ちます。

チレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)の花柄
チレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)の花柄と花弁

チレコドンは見どころの多い植物で、枯れた花柄と花弁が残り独特な感じになります。また多肉質な葉っぱに独特な表皮も魅力的です。

チレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)の育て方

秋になり動き出したら徐々に水やりを開始します。成長期は用土が乾いたら水を与えます。夏が近づくと葉が落ちだします。徐々に水やりを減らしてゆき休眠を迎えます。用土は一般的な多肉植物用の培養土もしくはもう少し水はけの良い用土。

特に成長期は日照と風通しよい環境で育てるとよいです。なにかにぶつけると葉が取れやすいので注意してください。以前他の栽培している方との会話で葉は葉挿しで根がでるようです。ただ維持はできないようですが…

チレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)の栽培記録

2020年2月3日に撮影したチレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)
2020年2月3日に撮影したチレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)

若干冬の間、室内に取り込んでいたら葉が徒長してしまった。枝も若干徒長気味ではありますが輸入株で日本の環境だとなかなか現地のような成長は難しいのかもしれないです。水やりをもう少し少なめにして日照によく当ててあげると詰まった感じになると思うので翌年はもう少し気を使って育ててみたい。

2021年1月1日に撮影したチレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)
2021年1月1日に撮影したチレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)

2020年冬のシーズンは暖冬だったため、天気予報上の最低気温が3度を下回らない限りは外で管理していました。去年に比べると葉っぱが詰まった感じに育ってくれたと思います。日照は大体11時〜16時の直射日光を当てています。

2021年6月8日に撮影したチレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)
2021年6月8日に撮影したチレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)

チレコドン・万物想(Tylecodon reticulatus)が開花してくれました。別の株も開花が揃ったので受粉作業をしてみましたが残念ながら種はできませんでした。この頃になるとやや水やりを少なめにします。徐々に葉が落ちてきて真夏を迎えます。

チレコドン・万物想は現地株も魅力的ですが、ぜひ実生から育てたい植物だと思います。自家採種からの実生をやってみたく来年は種ができるように育てたい。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。