亀甲竜(Dioscorea elephantipes)| 育て方

       

亀甲模様のイモが美しい亀甲竜(Dioscorea elephantipes)(冬型)の育て方を紹介。若草色のハート型の葉がたくさん出てこれもまた綺麗でよい。イモから出たツルをうまく誘引すれば自分流のデザインで楽しみながら育てることができます。

亀甲竜(Dioscorea elephantipes)の魅力

秋口になるとハート型の葉っぱがもりもりと生えてくる。なかなか多肉植物を中心に植物を育てていると冬の間は退屈になってしまうが、亀甲竜があると賑やかになる。なお読み方は「きっこうりゅう」

ツルがぐんぐん伸びるので、剪定やガイドを設置したりしなければならない。

また塊根部分(イモ部分)が亀の甲羅のようで、大きく成長すると観ていても美しい。成長がすぐにはわからないが毎年一回りずつ大きく育つのは嬉しい。なお株は雌株と雄株があるようで開花した場合、結実するのは双方の株がないと難しい。

亀甲竜の用土について

6月〜8月はいもだけの状態になっています。この時期に植え替えが可能です。用土は一般的な多肉の土で構わないが、赤玉土を多めにしている。元肥としてマグァンプK粒状油かす、除虫のためのオルトラン粒を少量入れて植え付けて水を与える。

亀甲竜の塊根部

早いものは8月末頃からイモのてっぺんから芽が出始めるので、それまでに今年の仕立てを考えておきましょう。

亀甲竜の植え替えレポートと、イモを大きくするポイントを下記にまとめました。

亀甲竜の種類、アフリカ原産とメキシコ原産

亀甲竜にはアフリカ原産とメキシコ原産がある。季節が逆になっておりアフリカ原産の場合は冬型で春になると葉を落とし夏の終わりに成長を始める。メキシコ原産はその逆になっている。流通しているものはアフリカ原産の冬型をよく見ることが多い。

夏(休眠期)の管理

葉を落としてから、成長を始めるまで。主に春〜夏の管理は地上部に葉がない場合は断水。夏の終わりに新芽が出始めたら徐々に水やりを開始する。最初は少量ずつで様子をみていくとよい。

冬(成長期)の管理

夏の終わりから新芽が出はじめて成長をはじめます。徐々に水やりを再開し特に秋に葉が成長します。真冬になると成長は緩やかになる。耐寒性は比較的ある方で5度を下回らなければ室外で越冬が可能。自分の環境では夜間に2度程度でも特に冷害などは出なかった。

イモの部分に水を貯めていると思うので水をそれほど与えなくともよいが、冬は成長期であるため表土が乾燥して数日したら水を与えるようにする。また定期的に液肥を与えるとイモの部分が大きく育つ。

亀甲竜の開花について

ある程度のサイズになると開花し花が楽しめる (photo by Cbaile19)

亀甲竜は大きな株にならないと開花しない。今までにリアルに花を見たことがない。また雌雄別体ではあるが開花しないとその株が雄株なのか雌株なのかはわからない。

 

ツルの特徴を知っておく

いもから出たツルはぐんぐん伸びます。アサガオのようにツル自体が支柱などにくるくると巻き付く。右巻きか左巻きかは上から見るか下から見るかで見解が色々あり(笑)どちらとは言わないが支柱を正面に見て右から左へ上がっていきます。

やはりアサガオのようにツルの途中に葉を一枚出しながら伸びていくが、日照不足だと葉と葉の間隔が長くなる。日当たりが十分だと葉が次々出て茂ります。一度伸びてしまった葉と葉の間のツルからは葉は出ません。

以上の事を念頭において仕立ててみてください。

亀甲竜を剪定してみる

支柱なしでこんもり茂らせてみようと挑戦した。

2017年9月10日頃ツルが動き出す。(撮影の為、室内で撮影しているが一番日当たりの良いところに置いている)2本ツルが出た。

9月18日 1本について5,6枚の葉になったのでツルの先端の芽をつんだ。

9月22日 葉の付け根からツルが出始める

9月28日 ツルの伸びは速い、再び伸びたツルの先端を摘む

10月11日 ハートの葉がこんもり。とりあえず支柱なしで自立している

いもから発芽して約2ヶ月ほどでツルの成長は止まる。支柱なしを目標にしたが葉の重みでツルが垂れ、結局短い支柱で支えた。

亀甲竜の水やりと肥料

ツルが成長している間は土が乾いたらたっぷり水を与え、月に1、2度液肥(ハイポネックスなど)を与える。肥料を与えるとイモは大きくなります。鉢の大きさに見合う油かすなどを与えても良い。

ツルの伸びが止まる頃には涼しくなっているので、基本日当たりの良い外に置くが、最低気温が10度くらいになる日は夜は室内に取り込む。

真冬は室内に置くが暖かく穏やかな日には外に出して日光浴させる。真冬は乾いたら水を与える程度。春に気温が上昇してきたら様子をみながらなるべく外に置き、液肥も再開。

梅雨入りころにはハートの葉は綺麗な黄色に染まり、やがて枯れる。日陰の風通しのよい場所に鉢を移動して亀甲模様のいもを眺め、たまに水やりをしながら次に亀甲竜が目覚めたとき今度はどんなふうに仕立てようか考えるのもまた楽しいでしょう。

亀甲竜の育成記録

亀甲竜を6月に撮影、まだ葉が残っている。

6月に撮影

別の株は春先早々に全部葉っぱが枯れてしまったが、この時期でもまだ葉っぱが残っている!

亀甲竜、8月に撮影。植え替えを実施。

葉が枯れたが8月中旬ころに新芽がでてきました。年に1回の植え替えも実施。植え替えのレポートは下記を参考にしてください。

 

亀甲竜を剪定してみる2

去年はこんもり茂らせるように作ってみましたが、コンパクトにはなったがイモもよく見えないほどに茂った笑

今年はイモの亀甲模様が出てきたのでイモも見えるように上の方でこんもりするように仕立ててみました。

8月16日に撮影。今年は例年より早く動き出してしまい慌てて植え替えた。植え替えの時点ですでに1cm程の芽がでています。

8月22日に撮影。発芽から1週間ほどの写真。ツルはまっすぐ上に向かっていただきたいので鉢回しをして写真で言えば札の立っている方向から日光が当たるように置くようにしていたが、芽が出たときの傾きを保つかのように斜めになる。微妙に頑固者だ。

この状態でツルは15cmほどです。ツルが30cmを超えたところで芽を摘んだ。イモが大きくなった分、ツルも太くなりツルは相当伸びる気でいるようで、葉になる芽はあるが葉を出す様子は全く見られない。

芽を摘んだ時点でツル自体がまだ成長中だったので、摘んだ部分までのイモからの高さは50cmになった。

摘んだ亀甲竜の芽

摘んだことで芽が展開をはじめたようです。摘んだ部分に近い方の葉が出始め、同時にその葉の付け根から新しいツルが伸び始めた。そのツルも3,4枚分の葉が出る状態にして先端を摘む。

芽を摘まれると他の芽を次々に準備していくので、新しく出たツルも3,4枚葉が出るなというところで摘んでいる。

上の方で葉が出始めると、その重みや風で主幹のツルが折れては大変なので葉が展開しはじめた段階で棒を立てて主幹のツルを支えた。鉢の底からの全体の高さは1m10cmになった。ほとんど観葉植物状態笑。

棒はまっすぐ立てても葉の重みで支えきれず、だいたい鉢のふちにより掛かるように斜めになってしまうので、まっすぐ立ってもらうようワイヤーで鉢のふちを利用した支えを作りました。

ツルは締め付けずに余裕をもたせてあります。あと1ヶ月位は成長を続けると思うので、あとはバランスを見ながら摘んでいきます。

観葉植物風になってから10日が経過しました。葉の重みもましてきて、主幹1本と支柱1本で全体を支えるのがたいへんそうになってきたので、ツルを折らないように注意しながら輪になっている支柱をはめ込むように立てた。

あちこちの葉の付け根から新しいツルが出ていて、支柱に触れると喜んで巻き付いていく。

以後、ツルの芽は伸び放題にさせている。ただしなるべく多くの葉に日光があたりやすくなるように誘導している。

輪になっている支柱をつけてさらに10日後。発芽がはじまってもうすぐ2ヶ月というところです。主幹のツルの下の方の葉も動き出しました。下の輪の近くの芽が伸びだした。

昨日の夕方はツルはまだ支柱に届いていなかったのに今朝は既に絡まっている。

伸びたてのツルはやわらかいのでそっとツルを傷めないように外して下の輪をくぐらせて巻き直しました。もちろん直さずそのままでも大丈夫ですが、この位置からでは3回も巻くと真ん中の輪に届いてしまい、そこから既に出た葉が混雑していて日照権争いが起こります。

こうすることで6回巻き以上できるでしょう。個人的には下の輪にツルをからませたいところですが、せっかく亀甲竜が自分で選んだ道(支柱)なので意思を尊重しました(笑

実はそのツルの出た主幹の上下の芽も動き出しているのでそちらの芽には下の輪を使ってもらうと思っています。しかしツルの成長期はもう終盤だと思うのであとどれだけ葉が出せるかな?というところです。

葉はなるべく多く出させて、なるべく多く日光に当てることが成長には重要だと思います。

2019年1月22日に撮影

勢いよく伸びる時期は夏の終わりの発芽から3ヶ月ほどですがそれ以降のんびりした速度でツルを出し小さめの葉を出します。かなり下の方の芽も出てツルを支柱に巻き付けました。

今回はイモがよく見えるようにと思い仕立てましたので、まずはうまくいったかなとおもう。

関連コンテンツ

楽天市場で販売中の亀甲竜

楽天市場で販売中の亀甲竜です。もっと探す場合は「亀甲竜を検索(全41件)

Yahoo!ショッピングで販売中の亀甲竜

Yahoo!ショッピングで販売中の亀甲竜です。もっと探す場合は「亀甲竜を検索

こちらも合わせてどうぞ

コメントを残す