存在感抜群のエケベリア・カンテの育て方

更新日 2021年8月21日
投稿日 2019年8月28日
著者ゆるぷエディター
カテゴリー Echeveria（エケベリア）

「エケベリアの女王」とも呼ばれるカンテは薄い葉に真っ白な粉をまとい、女王の名に恥じぬ優美な佇まいをしています。そんなカンテの育て方や増やし方をご紹介します。

エケベリア・カンテとは

エケベリア属の多肉植物です。葉は薄く、その表面には粉をまとっており、日中に見ると日光を反射して輝いているように見えます。この粉は強い日差しから葉を守るためにあります。手で触ると簡単に取れてしまいますので、うっかり触ってしまわないように注意が必要です。通常は青白い葉をしていますが、紅葉をすると紫色に変化し、ミステリアスな姿を見せてくれます。

生育旺盛で鉢を大きくすればするほど成長し、最大で直径３０センチになるようです。葉をどんどん展開するのですが、それと同時にどんどん下葉が枯れてしまうのが悲しい特徴でもあります。

エケベリア・カンテの育て方

置き場所

風通しのよい屋外で管理してください。日当たりのよい場所で管理していると葉を日差しから守ろうと葉の表面に粉がたっぷりとつくようになります。ただし、真夏の日差しは強すぎて葉焼けを起こしてしまいますので、遮光シートなどで遮光をしてください。

ある程度の寒さに耐えますが雪を積もらせると凍結して溶けてしまいますので雪が降るような日には屋内に避難させてください。

水やり

カンテは水をよく吸うので特に春と秋は水やりをした翌日には土の表面が乾いていたりします。水を欲しがるならばと毎日水やりをしていると天候によっては根腐れすることもありますので、水やりをした翌日に土の表面が乾いていても１日はあけて水やりをした方がよいです。水やりをする際には鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。真夏と真冬は土の表面が乾いて一週間経ってから水やりをするとよいです。

エケベリア・カンテの植え替え

適期は春の早い時期の３月か、秋の早い時期の９月です。

３か月ほどで完全に鉢に根が回ってしまうほど生育旺盛ですので１年に一度は植え替えをしたほうがよいです。

土は市販の多肉植物・サボテンの土を使用すると失敗が少ないです。お好みで固形肥料などを元肥として施すとよいです。ご自身で配合される場合は水はけがよく、程よく保水性

がある配合にされるとよいです。

手順

２週間ほど前から水やりを停止し、根を乾かしておきます。根が濡れている状態で植え替えをすると雑菌などが入り、株そのものが枯れてしまうことがあります。
鉢から株を抜き上げ、土を完全に落とします。
根を株の１０分の１ほどの長さにカットします。
新しい用土を入れた鉢に植えて完成です。大きくしたい場合は２回り大きな鉢に植え替えると鉢の大きさに応じて大きくなります。大きくしたくない方は同じ大きさの鉢に植え付けるとよいですが根詰まりには注意が必要です。

すぐに水やりをするとカットした根の断面から菌が入ってしまう可能性があるので、水やりは翌日以降にすると安全です。