エケベリア・デレッセーナ(Echeveria deresseana) 育て方

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肉厚で青白い葉が美しいエケベリア・デレッセーナ(Echeveria Deresseana)の紹介と育て方について

エケベリア・デレッセーナ(Echeveria Deresseana)について

エケベリア・デレッセーナ①

原産地がメキシコ・中米などのエケベリアは春秋型の多肉植物だが、小型のものから80cm以上になるものなど、種類が豊富である。多肉植物の中でも初心者向きで、よく目にする品種でもある。育てやすさ、紅葉、花を咲かせるなどの点からも人気のエケベリアだが、その中でもデレッセーナは肉厚で青白い葉が印象的だ。正面から見たロゼット状が美しく、パッと見た感じではバラのようでもある。生育が強く、少々キツイ環境でもどっしりと育ってくれる。

日当たりがよいところでしっかりと日に当てると、アイボリーのような色合いが華やかな印象を与える。リラシナとデレンベルギーの交配種、あるいはデレンベルギーとポトシナの交配種ともいわれている。フラワーアレンジメントやブーケに使われることもあるエケベリアだが、このデレッセーナは鉢のサイズが大きければ大きく育つため、鉢単体で育てると、鑑賞用として楽しめる。

エケベリア自体の耐寒性はやや弱め、耐暑性は品種によっては弱いものがある。このデレッセーナは、割と暑さに強い。葉の表面にうっすらと白い粉(ブルーム)がかかっていて、この粉が太陽の日差しから葉を守ってくれる役目があるためだ。この粉は触ると取れやすいため、お手入れをする時は気をつけよう。

開花時期は2月から6月にかけて咲く。花の色は蕾の状態ではややうすピンク、開花後はオレンジ色だ。形はラッパ型で小さな花がいくつも咲く。紅葉や開花など、一年を通して楽しめる品種としておすすめだ。

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エケベリア・デレッセーナの育て方

エケベリア・デレッセーナ②

風通しがよく、日当たりがよい場所に置いてあげると元気に成長する。しかし、真夏は半日陰に置いたほうが葉焼けなどを回避できる。耐寒性は5度くらいが限度のため、外気温が5度以下になるときは適宜室内に取り込んでおいたほうが良いだろう。

水やりについて

基本は土が乾いたら鉢底穴から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをするが、季節によってあげる量やタイミングを変える必要がある。

春や秋など生育期の場合

土の表面を観察し、乾いていたら鉢底から水があふれるくらいたっぷり水やりを行う。

夏や冬などの休眠期の場合

水は控えめか断水くらいが良い。夏は朝あげてしまうと日中外気温の上昇で鉢の中が煮えたぎるような暑さになってしまうので、水やりを行う場合は夕方など涼しくなってから行う。水を与えすぎると蒸れて株が傷んでしまったり、根腐れをしてしまう場合があるので注意が必要。

冬は葉の内側に水を蓄えているので、ほぼ断水して、葉がしぼんてきたりしたら少しあげるくらいにする。水を断つことで耐寒性を強めることにもなるので、過保護にならずに様子を見守ろう。

肥料について

植え替えや植え付け時に緩効性肥料などを用土の中に混ぜ込んであげる程度で、定期的な肥料は不要である。

花芽が出てきた場合

エケベリア・デレッセーナの花芽

デレッセーナは大きくなりやすく丈夫な品種のため、花芽がついてもすぐに枯れるということはないが、花を咲かせる方にエネルギーがいくため、親株が弱ってしまうこともある。もし、花芽により親株が弱って、最悪枯れてしまうことを避けたい場合は、花が咲く前に花茎をカットしてしまったほうが無難だ。

カットする時は葉の白い粉がとれないように気をつけながら、園芸用ハサミなどで茎をカットしよう。カットしたあとの残っている茎はいずれ枯れるので、そのまま残しておいても問題ないが、気になるときは引っこ抜いて処理する。

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