細い枝にマダガスカル固有種によく見られるトゲ、多肉質の短い葉がかわいいアローディオプシス・マルニエリアーナ(Alluaudiopsis marnieriana)の紹介と育て方です。
アローディオプシス・マルニエリアーナ(Alluaudiopsis marnieriana)について
マダガスカル固有種のディディエレア科ディディエレア亜科アローディオプシス属。アローディオプシス属はアローディオプシス・マルニエリアーナ(Alluaudiopsis marnieriana)とアローディオプシス・フィヘレネンシス(Alluaudiopsis fiherensis)の2種。デカリア属やアローディオ属(コモサなど)と雰囲気が似ています。
南部のマダガスカルが原産。CITES II。あまり流通はしていないがアローディオ属のように挿し木で比較的容易に増やすことができそうだ。ここで取り上げる株は挿し木苗です。
多肉質の葉が可愛い。竹串で支えていますがサイズ感は竹串を参考にしてください。
トゲも可愛らしい。木肌はアローディオやデカリアなどと似た感じ。
アローディオプシス・マルニエリアーナの育て方
マダガスカルの南部、南東部原産ということで寒さには弱いので冬は10度を下回る頃に取り込んだほうが良いだろう。
夏の管理
マダガスカルの植物は現地の気候を考えると夜の寒暖差があったほうがよいが、夏は旺盛に成長する。また用土が乾いたらたっぷり水を与える。
冬の管理
10度を下回ることろに取り込む。冬に向けて徐々に水やりを控える。冬は葉の様子を見てだが断水気味に育てる。状態によっては葉を落とす。春になると新緑の新しい葉が旺盛にではじめる。旺盛にではじめたら水やりを再開する。
アローディオプシス・マルニエリアーナの成長記録・栽培記録
2019年8月10日に撮影したアローディオプシス・マルニエリアーナ。2019年5月頃に入手。
2020年5月24日に撮影したアローディオプシス・マルニエリアーナ。冬は落葉が早いパキポディウムと同時期に室内に取り込みましたが、冬の間も1ヶ月に1回程度、表土が湿る程度に水を与えていました。葉がだいぶ傷んだ感じにはなりましたが落葉はしなかった。
春になって動き出してから水やりを再開しました。新しい綺麗な葉っぱが生えてきてくれました。元々挿し木苗なのですが、横に広がってしまっているので、剪定して挿し木にチャレンジしてみたいと思う。
2019年に購入させていただいたお店から大きく育った挿し木苗を購入しました。選定した際には自分でも挿し木をしてみたいと思います。このページでは以前取り上げていた株を引き続き成長記録として取り上げていきたいと思います。
2020年の冬も落葉せずに越冬しそうです。今年は新型コロナウイルスの影響で在宅勤務となり日中暖かかったためか、クモの巣状のハダニがついてしまいました。定期的に水で洗い流したのですが、室内が暖かいため水やり頻度をもう少しあげたほうがよかったかもしれません。水枯れ状態になるとハダニが付きやすいように思います。
挿し木苗ですが、きちんと塊根が形成されつつありました。水はけの良い多肉植物用の用土に植え替えました。
アローディオプシス・マルニエリアーナ(Alluaudiopsis marnieriana)は前回の植え替えから約2年経過しました。枝自体の数は増えていませんが枝が伸びました。結構邪魔です!案外水が好きな感じで冬も温度が高ければ落葉しないのでたまに水やりをしています。