アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis)| 育て方

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くるくる巻く奇妙な葉が魅力的なアルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis ‘Frizzle Sizzle’)、冬型の球根で秋になるとくるくる巻く葉が特徴。ある程度のサイズになると春に花も楽しめる。

アルブカ・スピラリス・フリズルシズルの特徴・魅力

南アフリカ、ケープ州全域で生息しているらしい南アフリカ原産のアルブカの園芸品種、冬型の球根。アルブカ・スピラリスの巻きを強くしたようだ。他のアルブカの冬型球根に比べると大ぶり。アルブカ属とオーニソガラム属は非常に似ていてラベルなども混ざっていたりもします。

アルブカ属は葉がくるくるとまく種類が多く、春先の開花ではよい香りのする花を咲かせる種類が多いです。

秋に針金のような葉が出て、先の方からくるくると巻いていく。巻いていく様子に変化があり楽しめる植物だ。出てきた葉をうまく巻くように育てることが重要だ。

大きい球根であれば春には独特の匂いのある花が楽しめる。バニラのような香りとされているがちょっと違う。

アルブカ・スピラリス・フリズルシズルの育て方

冬型球根のため、夏の間は通常休眠しているので水もほとんどやらず風通しのよい雨が直接当たらない日陰に置いておく。ほぼ放置状態ではあるが育成の適温は5度〜30度位らしいので30度以上の日が続く場合はエアコンのかかった室内(25度〜28度位)に置くほうがよいかもしれない。

※ただし夏の間を通して室外管理でも今のところは枯れてしまったことはない

水を与え続けると休眠しない?!

アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis ‘Frizzle Sizzle’)は夏は休眠するので葉は枯れると思われるが、春を過ぎても葉が元気だから水を与えていると葉の一部は枯れずに残って夏を越した。

しかし夏ころには葉の先が茶色くなったり葉の付け根の部分から折れてきたりで新葉に比べて見栄えが良くないので新葉が生え始めた頃に結局取り除いた。

夏にも水を与え続けて休眠せず葉を保っていることが良かったのか悪かったのかよくわからないが、その後の育成に差は感じられなかった。

秋に新芽が出る

新芽がでてきたアルブカ・スピラリス新芽がでてきたアルブカ・スピラリス

9月頃から様子をみはじめる。特に何もしないが水を少し与えても良い。芽がではじめたら鉢底から出るほどの水やりを開始する。

水は週に1、2回位。月に1回位液肥(ハイポネックス)などの液肥を水やり代わりに与える。芽を出したらとにかく日光に当てる。この時期の伸びは非常に早い。

棚の下の方に置いていたら急に伸びてしまった。これは完全に日光不足である。1番日当たりの良い場所に移動させた。しかし大丈夫、この状態でもアルブカ・スピラリス・フリズルシズルは巻いてくれる。とにかく日光に当てることが重要だ。

日光に当てる

日光によく当てると葉先からくるくると巻き始める。5重巻きくらいにはなり、根本に方にまとまってくるが葉がお互いに絡まるので時々葉の位置を修正している。

葉の先端はとても大切で、葉の先端が傷んだり切れたりするとその葉はくるくる巻かなくなるので注意する。

肥料の与え方

アルブカ・スピラリス・フリズルシズルは肥料を与えるとどんどん大きくなる。大きくなれば花も咲くし立派ではあるがベランダにちょこんと置くというよりドカンと置くという感じになってしまうので、そこは個人の考え方次第ではある。

小さく育てたいと思うなら肥料は控えたほうが良い。

真冬の対策

3月19日に撮影。3月19日に撮影。

耐寒温度は5度となっているが都内ならば直接霜などが当たらない場所なら外でも冬は越せそうではあるが心配なので寒い日、雪の日は室内に取り込んだ。水やりは様子を観ながら週1回以下程度だった。

開花

4月25日に撮影、蕾の写真4月25日に撮影、蕾の写真

アルブカ・スピラリス・フリズルシズルは大きい球根になった場合、毎年咲いてくれる。暖かくなってきたら水やりの回数は秋と同様くらいに増やす。大きい球根が2球のはずだが花茎が5本出た。

派手な花ではないが、結構大きな花で芳香がある。花が終わったらお礼肥としてハイポネックス(液肥)を与える。今回は残念ながら自然には実がならなかった。

別株の開花の様子。水を与える頻度を早い段階から少なめにすると、葉の枯れ込みが早くなってくる。葉がツートンカラーになっている。

休眠させる

枯れ始める葉が現れるようになったら水やりの回数を減らしていく。半分以上枯れてきたら水はほとんど与えない。今年は植え替え前提なので休眠させた。

葉は完全に枯れてからとっている。風通しのよい日陰に置く。

アルブカ・スピラリス・フリズルシズルの植え替え

植え替えは葉のない時期(真夏)に行う。6号(直径18cm)の鉢だが底まで根が回っている。

昨年の花の種が2つ発芽して、小さな球根が2つ出てきた。

球根その1球根その1

球根その2球根その2

もともと植えた2球は分球していなかった。以前植え替えた時も分球していなかった。ただこの大きい2つの球根の場合は、分けようと思えば分球できる状態だ。球根の葉の出る成長点を見ると球根は中で2つになっている。

以前植え替えた時は成長期に液肥を与えるとぐんぐん大きくなったのでおもしろがって随分な回数、ハイポネックス(液肥)を与えたせいで、葉も球根もたくましく大きく育って(育ちすぎ笑)写真のものより大きな球根ができた。

やはり当時も中で2つになっているのがわかったので、まわりの皮を何枚か剥いでから割るようにして2球にした。今回は分球しないで植えようと思う。

球根に根がついているが、これは取らずに大事に扱う。アルブカ・スピラリス・フリズルシズルはチューリップやスイセンのように球根だけになるのではなく、球根と根の状態で土の中で夏をこす。

球根と根がむき出しの状態が長く続くと乾燥してしまい球根に負担がかかるのでなるべく早く植え付ける。

1鉢に2球植え付けるので今まで使っていたものと同じ大きさの鉢(6号)と鉢底用の軽石、油かすを6個位、マグァンプKを少々用意。

用土は園芸用に普通に使われている花・野菜の有機培養土に赤玉土を混ぜたものを用いた。1球植えならもう少し小さい鉢でもよい。鉢に軽石を底の穴が隠れる程度入れる。

用意した用土を3〜4cm位(用意した鉢の大きさにもよるが)入れ、そこに油かす粒とマグァンプKを均等になるように入れる。

その上にさらに土を2cm程入れる。これは根に肥料分が直接触れないようにするためだ。根を傷めないように気をつけながら根をはるように広げて鉢と球根の高さをみながら置く。

位置が決まったら土を入れる。軽くとんとんと鉢を叩いて土を安定させて完成。土の表面が埃っぽいので軽く水をかけて落ち着かせた。風通しの良い日陰に置いて時々様子を見る。

小さい球根も植える

鉢を開けた時にでてきた小さな球根も2号の小さな植木鉢に同様にして植えてみた。

種から生えたものは葉は1枚だけしか出なかった。今度は葉が何枚でるだろうか。親株とはまた違うかわいいくるくるが見れそうで楽しみだ。

9月30日に撮影。小さな球根からは葉が1本でました。

アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis 'Frizzle Sizzle')大きい球根アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis 'Frizzle Sizzle')大きい球根

9月30日に撮影。大きいアルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis ‘Frizzle Sizzle’)の球根からは大量に葉がでました。

アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis 'Frizzle Sizzle')の球根10月30日に撮影アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis 'Frizzle Sizzle')の球根10月30日に撮影

10月30日に撮影(小さい球根 アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis ‘Frizzle Sizzle’))

アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis 'Frizzle Sizzle')の小さい球根アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis 'Frizzle Sizzle')の小さい球根

12月10日に撮影(小さい球根)どんどん巻いてくれています。発芽してから液肥(ハイポネックス)を3回ほど水やりの代わりに与えてはいますが、葉は未だに1枚ずつです。

昨日までずっと外の一番日光の当たる場所にありましたが、昨日は最低気温が2度位になるとのことだったので小鉢であるため大事をとって室内にいれました。最低気温が5度以上の日が続くようになったら外に戻す予定つもり。

アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis 'Frizzle Sizzle')の大株アルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis 'Frizzle Sizzle')の大株

12月10日に撮影のアルブカ・スピラリス・フリズルシズル(Albuca spiralis ‘Frizzle Sizzle’)大きい球根の鉢です。こちらも日光の一番よく当たるところにあるのでどんどん巻いて、球根から新しい葉も出しています。葉が絡み合ってなおせるものはなおしましたが、中央部分は中ばあきらめました(笑

液肥を与えると与えただけ葉がたくましく太っていくので今年は芽の出た時期に1度与えたきりで、それから追肥はしていません。そのせいか前年より細めの葉が密集しているようです。こちらの鉢は氷点下にならない限り部屋の中に取り込まないつもりです。

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だいたいちょっきん

だいたいちょっきん

都内で南西ベランダで植物を育てています。