翡翠色の球根植物 蒼角殿の育て方と増やし方

       

今、タニラー(多肉植物愛好家)や園芸家に大人気の球根植物(塊根植物)。そのなかで、蒼角殿はツヤツヤで鮮やかな翡翠色の球根をもち、まるで土から飛び出した宝石のような植物です。そんな蒼角殿の特徴や育て方、増やし方についてご紹介します。

蒼角殿(Bowiea volubilis)について

蒼角殿(Bowiea volubilis)の画像

蒼角殿(そうかくでん)は、キジカクシ科ボウイェア属の多肉植物です。英名はbowiea volubilisで、海外ではクライミングオニオンやシーオニオンという愛称でも呼ばれているようです。

東アフリカ、南アフリカが原産地で乾燥した砂漠地域で自生しています。春には小さな緑がかった白い花を咲かせるそうです。

玉ねぎのような形をしている球根は、玉ねぎと同様、養分を蓄えた鱗片葉を重ねて丸く形作っています。大きく育てると20センチほどの大きさになるそうです。

成長期になると球根の先端から一本の茎を出します。ツル状に伸びながらも枝分かれして線香花火が火花を散らしているようなわしゃわしゃの形状になります。茎の端の方を触るとシリコン製品のような、ぷにぷにとした触感をしています。

ツルが伸びる勢いは旺盛で、我が家の蒼角殿は枝分かれする前の段階ですでに購入したときについていた支柱を大きく飛び越えてしまいました。どうしたものかと思っている間に枝分かれしフェンスに絡みついてしまいました…。

2018年8月5日に撮影した蒼角殿の写真

2018年8月5日に撮影した蒼角殿の写真

購入時の写真です。購入時は支柱の中に収まっていました。

2019年3月5日に撮影した蒼角殿の写真

2019年3月5日に撮影した蒼角殿の写真

一旦ツタが枯れ落ちた後に、新たなツタが出始めた様子です。一本毛が生えたような風貌で愛嬌があります。

2019年7月16日に撮影した蒼角殿のツルが伸びた様子

2019年7月16日に撮影した蒼角殿のツルが伸びた様子

ツルが伸びた様子です。まさにクライミングオニオン。

寒くなってきて休眠期に入ると、球根部分を残してツルは枯れてしまいます。

蒼角殿の育て方

直射日光が当たらない明るい場所で管理してください。

冬になり、最低気温が氷点下になりそうな日は屋内に避難させます。氷点下にならなくても雪が降りそうな日は避難させた方がよいです。

水やり

春から秋にかけての成長期には土の表面が乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。旺盛にツルを伸ばしていた時期には水やりをした翌日には土が乾いていました。さすがに毎日水やりするのは危険かと思い、三日に一回水やりをしていたのですが、それでは水不足だったようで、しんなりとして色つやがなくなりました。その後、毎日のように水やりをしていると元の元気な様子に戻りました。この時にダメージを受けた外側の鱗片は乾燥してカサカサの皮になりました。カサカサになった皮は剝いて緑色のきれいな肌を出してもいいですし、そのままにしていても問題ないです。私は遮光が不十分な場所で育てることになってしまったので皮は剝かずに遮光シート代わりにしています。

成長期にたくさん水やりをすると球根が分かれて増えるそうです。分球をしてしまうと一つの球根の大きさが小さくなるので、大きく育てたい方は水を与えすぎないようにするとよいです。

寒くなってくると水やりの頻度を減らし、土の表面が乾いて数日経ってから水やりをするようにしてください。

植え替え

ツルが伸びてしまうと植え替えが大変ですので、適期はツルが出てきてすぐの春先に行うとよいです。

一年に一度植え替えをすると喜んでツタを伸ばします。

用土は水はけのよい多肉植物の土を使用されるとよいです。

多肉植物の土に養分が含まれていると、その後の追肥は必要ないかと思います。多肉植物の土に養分が含まれていない場合は草花の土を混ぜたり、緩効性肥料を混ぜて植え替えるとよいかと思います。

手順

  • 植え替え前には十分に水をきり、根が乾燥した状態にしてください。
  • 鉢から抜きあげたら土をしっかり落とし、古い根を取り除きます。
  • 鉢に用土を入れ、球根の足元が気持ち埋まる程度に植え付けます。
  • 支柱を立てる場合は鉢の底につくまでしっかりと差し込んでください。そうすると冬の避難などで鉢を移動する際にぐらつきません。

蒼角殿の増やし方

前述の分球で増える他に「鱗片挿し」という方法でも増やすことができます。エケベリアなどの多肉植物でいう「葉挿し」と似た方法です。

手順

  • みずみずしく新鮮な状態の鱗片を一皮剥きます。カサカサに乾いた鱗片からは芽が出ません。
  • 二センチほどの幅にカットします。
  • 土の上で放置します。根が出ていない段階では水やりは不要です。
  • 根が生えてきたら土に挿し、水やりをします。

その他に、種から育てて多く育てるという方法もあります。

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