Kingroon KP3S 3.0の購入方法と、一緒に購入したほうが良いもの、手元に揃えておきたい工具などの説明です
・本記事は「園芸ユーザーのための3Dプリンタ・3Dプリント講座」の1記事ですが記事単体としてどなたでも楽しめます。
・本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンクを経由して紹介している問わず購入されると、ゆるぷに還元される仕組みです。
ざっくりとした3Dプリンタの選び方
家庭用の3Dプリンタでは大きく分けるとFDM方式(熱溶解積層方式)とSLA方式(光造形方式)がある。今回は園芸用品を目的としてFDM方式の3Dプリンタを選択。興味のある方は詳細を調べていただきたいですが、ざっくりFDM方式は大きなもの、SLA方式はフィギュアなど小さくて精細なものに適していると認識してもらえれば良いと思う。
Kingroon KP3S 3.0を選んだ理由
安価(2万円前後)、カスタムをしなくても品質が安定してそう、非常にコンパクトで設置や移動が楽(収納も楽)、コンパクトだが180mm角まで印刷でき実用的、リニアガイドレールでメンテナンスコストが低い?それなりに日本語の情報がありAmazon.co.jpで購入できるなど購入ハードルが低いという理由です。
比較的安価(3万円前後)、カスタム事例が多く、情報量が多く、購入ハードルが低い鉄板な人気機種は、「Creality Ender3シリーズ」と「ANYCUBIC Megaシリーズ」KP3Sとの大きな違いは造形サイズだと思います。大きいサイズを印刷したいのであればいずれかの機種でもよいかもしれません。
Kingroon KP3Sの購入
最新のバージョンはKP3S 3.0。公式オンラインショップはAliexpressにありますが輸入となり手元に届くまで結構時間がかかります。Amazon.co.jpがおすすめです。Amazonは21,999円、Aliexpressは22,772円。
- Amazon.co.jpの商品ページ
- Aliexpressの公式ショップのページ(Aliexpressは日本語表示もできます)
手元に揃えておきたい工具など
組み立てに必要な工具はKP3Sに付属しています。ありがたいことにニッパーも付属しています。MUSTと書いてあるものはプリンタ購入とできる限り合わせて購入したほうが良いです。3Dプリンタ系の素材は大体Amazonで購入していると思います。
・パソコン(MUST)
大前提パソコンで3Dデータ作成とプリント用のデータを作成するので必要です。本格的に3Dをやるとスペックが必要になりますが、園芸用品作り程度であればどんなパソコンでも大丈夫です。WindowsでもMacOCでも大丈夫です。
・3Pプラグ対応(MUST)
付属の電源ケーブルは3Pプラグ。対策は4つで3P変換プラグを買うか、2P電源ケーブルを買うか、3Pの電源タップを買うか、(ピンを折るか)。私は3Pの電源タップ良いと思います、3Pの電源タップでコンセント側は2Pを買ってください。3P変換プラグは嫌いです。もし買い忘れた場合は家中探すとあるかもしれません。パソコンとかプリンタとか。
・フィラメント(MUST)
フィラメント(素材)はサンプルが付属していますがサンプルなので1つは買っておくと良いです。自分はOVERTURE MATTE PLA(ブラック)というフィラメントを買いました。クーポン適応で2,500円くらい。OVERTUREは公式サイトを持っていてアメリカでも売られていてそれなりに安いという理由です。
・IPAイソプロピルアルコール(MUST)
プレートの脱脂用。イソプロピルアルコール50%P 500mLを使っています。
・JKワイパー(MUST)
キムワイプでもいいですが、プレートの脱脂用です。クレシア JKワイパー 150-S 150枚を使っています。ティッシュじゃ駄目です。
・ノズルクリーナー(MUST)
微妙にみな精度がまばらなので色々セットのやつ1つもっているとノズル詰まりやノズル清掃によいです。これとか以前買いました。もう少し硬いほうが使いやすいなとは思いましたが。
・小さいプライヤーかモンキーレンチ(MUST)
ノズルを外さないと行けない場合に使います。100円ショップに売ってるかも?
・ペンチ(MUST)
できれば先の細いペンチがあると便利。ノズル清掃や垂れる素材をノズルから取ったり。ペンチ手元にないと垂れた素材とか指で取るのですが危ない。またサポート材を使ったプリントの場合はサポート材を取り外す為に使います。100円ショップに売ってるかも?
・レンチセット、T字レンチ(WANT)
ノズル外すためのレンチは付属しているけどT字レンチとかのほうが作業やりやすい。熱してからノズルを取る場合やけどの恐れある。100円ショップに売ってるかも?
・アートナイフ(WANT)
細かい造形崩れや補修など。あると便利です。カッターでも代用できます。OLFA好き。
あとは消耗品やあったら便利程度のものがありますが、はじめのうちは新品ですので不要。必要に応じて買い足してゆけば良い。
園芸ユーザーのための3Dプリンタ・3Dプリント講座
- Kingroon KP3Sの購入と必要なもの
- Kingroon KP3Sのレビュー、組み立てから初期設定
- スライサーソフトの導入、3DBency(船)を実際に印刷してみる
- 腰水ができる鉢皿をFusion360でモデリングして3Dプリントしてみる
- 腰水ができる鉢皿ver2、微修正とスタッズデザインを施してみる
- スライサーでできるテクスチャ、Fuzzy Skinを使ってみる
- 3Dメッシュ鉢(Gyroid)を実際に作ってみる
- Kingroon KP3SでASAフィラメントを印刷してみる
- フィラメントの購入方法、おすすめのフィラメント
<ステップアップ>
- スライサーソフトのセッティング
- Kingroon KP3Sをオートレベリングに対応させる
- Kingroon KP3SでPETGをプリントしてみる
- Kingroon KP3Sのビルドプレートを交換してみる