2021年2月21日時点でAmazonの植物育成ライトカテゴリで1位だった「SINJIAlight 120W(暖色系)」のレビュー。89件のレビューが入っています。普通のLED照明用の電球と変わらない。
SINJIAlight 120W(暖色系)について
まずAmazonで取り扱っている中華メーカー商品なので製品名が不明である。ASINベースで登録されている商品名は「SINJIAlight 植物育成ライトLED 120w相当 暖色系 太陽のような光 フルスペクトル 180個LEDチップ E26口金 水耕栽培用ライト 室内栽培 家庭菜園」
セット売りがあり1本だと3,299円、2本セットだと4,999円(2021/5/16時点)で販売されている。
特徴・スペック
- フルスペクトル
- 消費電力:23W ※実際は17.9W
- ソケット:E26(普通の電球ソケット)
- 照射角度:160度
- アルミボディーで放熱性が良い
- amazonの商品ページ
SINJIAlight 120W(暖色系)のレビュー
SINJIAlight 120W(暖色系)の外観
LEDは120個配置されているようだ。直径はやや大きめ。直径125mm程度。パット見た感じ素子は同じものが利用されている。後述するが普通の電球色のLEDチップだろう。
アルミのヒートシンクは大きめで多少風を当ててあげることで冷却性は高いのではないかと推測される。
別でレビューをしているアマテラスLEDとのサイズ比較です。結構大きめなので取り付けスペースや取り付け器具は工夫が必要かもしれない。
SINJIAlight 120W(暖色系)の消費電力と電気代
製品名は120W、製品スペックは23W、実測は17.8Wでした。植物用LEDライトを選ぶ際はW数は重要だと思いますが5Wはそれなりに大きいと思います。1kWhを27円としたとき1日10時間利用で30日では5.34kWh、1ヶ月144円。
SINJIAlight 120W(暖色系)の照射範囲
SINJIAlight 120W(暖色系)の照射範囲は160度と広めです。普通のダウンライト型LED照明に近いようなスペックだと思います。後述しますが光の拡散の仕組みは特にないので中央部のほうが明るいです。チップ型LEDの性能だと思います。
SINJIAlight 120W(暖色系)のスペクトル
SINJIAlight 120W(暖色系)のスペクトルです。普通の電球色のLED電球同じスペクトル。下にIRISの電球色LED電球のスペクトルを掲載します。色温度は2944K。演色評価数Raは70.3。
SINJIAlight 120W(暖色系)の明るさ・照度
40cmから直下だと6,250lx。60cmから直下だと2,690lx。照射角度が広いのかそれほど光が強くありません。40cmからでも概ね太陽を80,000lxとしたときに90%遮光以下なので日照要求が高い植物を育てる場合は複数並べるかもっと至近距離で照射する必要があると思われる。
SINJIAlight 120W(暖色系)の問題点、フリッカー?
オシロスコープや専用の機材で撮影したわけではないが、スマートフォンのカメラで光源に向けるとフリッカーと思われる現象が発生する。最近の照明機器ではこういったことは発生しないようになっていると思うので、回路の品質が悪いと思われる。人間の目に入る箇所にはあまり置きたいと思わない。
SINJIAlight 120W(暖色系)の総評
実際に、この植物育成用LED電球で植物を長期間育てていないのだがスペックと各種チェックでは普通のLED電球相当ではないかと思われる。商品説明に大きな嘘はないので良心的だろう。照射範囲が広いものの多肉植物や塊根植物の補助電球とするならば、せめて5つくらいのLED照明を40cmよりも近づけて照射する必要があるだろう。