ホヘンベルギア・ベスティタ(Hohenbergia vestita)の育て方、栽培記録

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壺型のブロメリア。ホヘンベルギア・ベスティタ(Hohenbergia vestita)の紹介。比較的大型に育ち、育てやすいホヘンベルギアです。ホヘンベルギア・ベスティタの栽培記録や育て方について紹介します。

ホヘンベルギア・ベスティタについて

ホヘンベルギア・ベスティタ(Hohenbergia vestita)の写真

原産は不明だがもう数年手元で育てている。多分輸入株だろう。育て方は一般的なタンクブロメリアと同じく、自分は赤玉土(大粒)と軽石(大粒)の用土に植え付けている。成長は旺盛で1年程度で根鉢になる程度。

用土はビルベルギアと同じものを利用、下記参考記事です。

ホヘンベルギア・ベスティタの根の様子
ホヘンベルギア・ベスティタの根の様子

植え付けて約1年後の根の様子。サイズが大きめの鉢のほうがよいだろう。

タンクブロメリアは、できれば葉が閉じた状態。すなわち「締まった」状態のほうが鑑賞するにはよい。日照が不足しているのか個体差なのか若干葉が開いている。葉が長めに展開するので仕方がないだろう。

育成をしていくと古い葉が枯れていく。枯れた葉を残しておいても鑑賞として楽しめるので自分は残した状態でいる。新しい葉を展開しながら葉が垂れ下がってきて徐々に枯れていく。何年か育てているが、まだ脇芽も発芽もしていない状況で株自体が大きくなっていく。

個人的にはここの部分がもう少しぼってりしてくれると理想の形に近づくのだが。

同じ仲間のビルベルギアと違い、ホヘンベルギアは葉の痛みも美しいポイントだろう。このホヘンベルギア・ベスティタの鋸歯は小さくもなくいかつくもない。硬い鋸歯ではあるが葉はやや柔らかめ。

ホヘンベルギア・ベスティタ(Hohenbergia vestita)の栽培記録・成長記録

2017年2月27日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。
2017年2月27日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。

まだ葉数が少なく細い状態。

2018年5月13日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。
2018年5月13日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。

1年以上経過し大きくなった。直射日光に当たることで葉の色が若干赤色に色づくように思える。

2018年10月29日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。
2018年10月29日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。

上の写真から5ヶ月でだいぶ黒色が抜けてしまった。育てる環境が同じなのだが2018年の夏は非常に暑く、その影響があったのだろうか。気温が下がってくると色づいてくる。

2019年7月21日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。開花
2019年7月21日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。開花しました。

花柄がゆっくりと上ってきた。同じブロメリアのビルベルギア(Billbergia)に比べてホヘンベルギアは非常にゆっくりと花柄が上がり、ゆっくりと開花するようだ。細かく開花するのと梅雨時期で日照がないせいなのか1つの花の開花時間が短くてうまく写真が撮影できなかった。

2019年9月16日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。
2019年9月16日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。

同じブロメリア科のチランジアやビルベルギアなどと違い花が長く咲いている。

2020年1月14日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。
2020年1月14日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。

2019年の梅雨の時期から開花しているが約半年以上開花しっぱなしである。少しずつ開花をしている感じである。2020年の年始になっても少しずつ咲いている花が終わっていない状態である。

2020年3月13日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。子株が出てきました
2020年3月13日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ。子株が出てきました

やはり開花すると株は枯れてしまうのでしょう。子株が脇からでてきました。今のところ子株はこの1つだけです。

2020年5月30日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ

ホヘンベルギア・ベスティタは開花から1年が経過してようやく開花は終わったようです。花は残ったままです。子株もだいぶ大きくなりこのあと自然に枯れてくるのでしょうか?

2021年3月21日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ

2019年の開花から約2年が経過した、ホヘンベルギア・ベスティタ(Hohenbergia vestita)です。まだ親株は枯れていません。1つの子株が大きくなりまた別の子株が出ています。

2021年7月22日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ
2021年7月22日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ

ホヘンベルギア・ベスティタの子株もだいぶ大きくなってきました。夏になり日差しが強くなりましたが直射日光下においています。去年開花した親株は徐々に葉焼けが強くなってきました。

2021年12月11日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ
2021年12月11日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ

親株はほとんど枯れ込んで、子株のほうが大きくなりました。開花から約2年と3ヶ月。お疲れさまでした。

2022年11月22日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ
2022年11月22日に撮影したホヘンベルギア・ベスティタ

親株は完全に枯れてしまいました。開花したのが2019年なので約3年で完全に枯れたことになります。子株は少しずつ大きくなり見栄えの良い壺型になりました。日照は多め、水やりも多めで風通しの良いところで育てるとよさそうです。無遮光で管理しています。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。