ギムノカリキウム・緋牡丹錦の育て方、栽培記録

ギムノカリキウム属の緋牡丹錦(Gymnocalycium friedrichii f. variegata)は1年を通じて鮮やかな赤が美しくベランダを彩ってくれる存在だ。また小さな株であるにも関わらず毎年花を咲かせてくれる。緋牡丹錦の育て方、栽培記録の紹介。

最近は接ぎ木のカラフルな緋牡丹錦も多い

緋牡丹という、たまにインテリアショップなどで販売されている接ぎ木されたものを見つけることがあると思います。ここ数年ほんと色々なところで見るようになりました。緑の柱サボテンに継がれています。写真の緋牡丹は入手して数年が経ちますが、子株が出るのをそのまま育てているものです。赤や黄色だけのサボテンは弱く光合成が難しい。

ただ接ぎ木ではなく自根’(自分の根っこ)で育っているものは成長が非常に遅いように感じる。

ギムノカリキウム・緋牡丹錦の育て方

緋牡丹錦の育て方は夏型のサボテンの育て方と同様です。春から秋の暖かい時期が成長期で冬と真夏は休んでいる感じです。成長期は土が乾いて数日経ったら水を与え、春、秋には月に1回位薄めに作った液肥(ハイポネックス)を水やり代わりに与えている。

冬は最低気温が10度以下になりはじめたらそろそろ室内にいれる。5度以下の低温には当てないようにしている。鉢の置き場所は室内の明るい場所が良い。

室内に日光が差し込むような時は、日光の当たる所に一時移動して、窓ごしの日光浴をさせたりします。水は月に1〜2回軽く与える程度。たまに霧吹きを一吹きかけたりもする。桜の花の終わった頃から、室内の温度との差を考えながらだんだん外に置くようになる。

高温や低温にならないように気をつけて適度にみずやりをしていればそれなりに育つので特に難しいことはないと思う。なかなか大きくならないが毎年花を咲かせてくれる優れものである。

2015年夏から育てているが、花が咲いてくれるので元気なのだと思うがいつまでもコンパクトだ。今まで植え替えもしていない。

難しいのは育て方より日光の当て方だ

直射日光に弱い

桜の花の終わった頃、他の鉢物といっしょに外に出した。ベランダの棚の2段めの内側で日陰になる時間が長い場所においていた。木漏れ日程度と思われる場所だった。

4月末に変色しているのに気付いた。これは色抜けの状態なのであろう。黒っぽい紫色で艶があったのに艶もなくなった。赤い部分は変わっていないようだが、黒っぽかった部分が退色して艶もなくなった。去年はこれほど変化を感じなかった。ベランダに新しく棚を設置したので置き場所は変わったが同じ条件にしたつもりであった。

黒っぽかった部分が退色して赤っぽくなってしまった

それ以降、緋牡丹錦は棚の3段目のほとんど直射日光の当たらない明るい日陰のような場所に移動した。変色してしまったが今年も緋牡丹錦はつぼみをつけてくれた。

暑さに弱い

今年(2018年)は6月20日過ぎころから突然暑い日がはじまり、30度を超える日が連続し、緋牡丹錦のつぼみが開かないうちから酷暑の夏に突入してしまった。

つぼみの成長が遅いなと思っているうちつぼみがかれてしまった。

30度以上の日が続くのは緋牡丹錦にとってきびしいのだと認識しエアコン使用の室内(室温は概ね26〜28度)に入れた。

その後も人も死ぬような危険な暑さの日が続いたため7月の初旬からずっと室内の明るい窓辺においている。直射日光には全くあたっていない。

8月半ば、室内に置いているが再びつぼみを出し始めてくれた。花が楽しみだ。このところ黒っぽい色の部分が緑味がかってきた。このままいくと色抜けの状態から元の色合いに戻ってくれるのかもしれない。

これらのことを考えると、緋牡丹錦は直射日光に当てていけないものといえるだろう。明るい日陰や本当に少しの木漏れ日程度の場所にいるのが良いと思われる。

毎年咲いてくれる

9月半ば。この頃ようやく外の気温が室内の気温(26度〜28度)と同じ様になってきたので外に出し始めた。長いこと室内にいたので直射日光は禁物だ。つぼみがようやく開こうとしている。

残念ながら写真を撮りそこねてしまったが、無事に開花してくれました。

11月半ばの写真。開花した花柄はしばらくしてとれましたが、夏前に枯れたつぼみは取ってしまって良いと思いますがまだ残っています。

春に起こしてしまった色抜けはずいぶん良くなりましたが完全に元には戻っていないと思います。そして9月半ば過ぎに外の棚に戻してから鉢回しをおこたっていたためかいくぶん傾いてきているようだ。

この時期、最低気温が10度を下回るようになってきました。室内に置く時は傾きをなおすように置くつもりです。

緋牡丹錦を育て始めて6年が経過

2021年10月1日に撮影したギムノカリキウム・緋牡丹錦
2021年10月1日に撮影したギムノカリキウム・緋牡丹錦

緋牡丹錦は2015年に育て始めたので6年が経過しました。今年も2021年9月30日に開花してくれました。

2021年10月1日に撮影した緋牡丹錦の傷跡
2021年10月1日に撮影した緋牡丹錦の傷跡

2019年の春先に病気になった部分はベンレートを使って消毒したおかげか、それ以降変色が広がることはなく済んでいるが、傷あとは残ったままだ。対策などは下記の記事を参照してください。

ギムノカリキウム・緋牡丹錦の身割れ
ギムノカリキウム・緋牡丹錦の身割れ

去年、いつの間にか、裂け目が入ってしまった。この症状については早期に気づけなかったこともあるが病気という感じではなかったので何も手当はしていない。今後「要観察」というところか。

こんなキズっぽい状態ではあるが、すくすくと成長しているようで、夏のはじめと秋にも花を咲かせてくれる。やはり盛夏の直前に成長をはじめたつぼみは成長途中で枯れます。暑さが良くないのだと思う。暑い時期は成長を止めてしまうということだろう。

緋牡丹錦の子株ができた

春に出た緋牡丹錦の子株、発生から5ヶ月経過。直径約1cmに成長した
春に出た緋牡丹錦の子株、発生から5ヶ月経過。直径約1cmに成長した

つぼみは緋牡丹錦の成長点であるてっぺんから2つ目、3つ目くらいの刺座(しざ・トゲの生える部分)から出てきますが、今年は随分と下の方からポツンとつぼみが出たなと思ったら、子株でした。春先に出てきた子株は順調に育っているようだ。

秋になって出てきた緋牡丹錦の子株
秋になって出てきた緋牡丹錦の子株

1ヶ月ほど前にやはり下の方の刺座から芽が出始めてこれも子株のようだ。直径7cmほど、高さも7cmほどのそれほど大きくないサボテンではあるが、狭いベランダで楽しむにはいつまでもコンパクトサイズなのはありがたい。

2021年10月1日に撮影したギムノカリキウム・緋牡丹錦の花
2021年10月1日に撮影したギムノカリキウム・緋牡丹錦の花

今後も定期的にレポートしていきます。

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緋牡丹錦の販売

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。