ユーフォルビア・フランコイシー(Euphorbia francoisii)| 育て方

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塊根系ユーフォルビアで、小ぶりな灌木(低木)。盆栽的な面持ちと葉の模様が様々で交配も盛んに行われているユーフォルビア・フランコイシー(Euphorbia francoisii)の育て方や栽培記録についての紹介。

ユーフォルビア・フランコイシーについて

マダガスカルが原産。塊根系のユーフォルビアで成長していくと塊根部が太ってくる。また成長速度が非常に遅く枝が長く伸びてくるわけではないので盆栽的に育てることができる。

葉の模様や形が特徴的で、様々な個体差がある。これに関しては交配によって作られる場合が多いようだ。自分が栽培しているものだけでも色の違い、葉の違いがある。既に日本で出回っているものは交配種だろう。

またマダガスカルの南西部のごく一部の海岸沿いにEuphorbia francoisii var. crassicaulisというフランコイシーの変種が存在していてその系統が多く流通しているように思います。このページで扱うのもほとんどが変種の交配種ではないかと思われます。

この葉のタイプが原種に近いのではないかと思われる。細長くやや赤みがかった緑の葉っぱ。派手ではないけれども観ていて美しい葉だと思う。

塊根部分と葉の裏側から。ガガイモと共存している。ただこの株は植え替え時に失敗してしまって枯れてしまった。気に入っていた株なだけに残念。

ユーフォルビア・フランコイシーの育て方

温度について

ユーフォルビアは全般的に寒さに弱いものが多い。またマダガスカル南西部原産ということで1年を通じて温暖な気候。冬は10度を切ってきたら室内に取り込むようにしている。マンションなどの室内であれば真冬でも5度を下回ることが無いと思う。その場合は特に落葉せずに越冬をする。

暑さには強く、夏に成長をしてくれる。

水やりについて

塊根部に水を貯めるので水枯れには強い。それほど水を要求する植物ではない。成長期は用土が乾いたらたっぷりの水を与える。冬は成長が止まったら水をきるようにします。1ヶ月に1回程度暖かい日中に表土を濡らす程度に水を与えても良い。

用土について

水はけのよい用土に植え付ける。土が湿っている状態が長いと根腐れの原因になる。それほど水が好きなタイプではないようなので、水はけの良い土に植えて、水やりで水分を調整するのが良い。

ユーフォルビア・フランコイシーの栽培記録・成長記録

葉が赤いタイプ。8月の撮影のためか葉の色が緑色になっている。非常に地味ではあるが花キリンのように花つきも良い。

同じ株を冬に撮影。赤みをもった葉脈によって赤く見える。季節(温度)によって葉の色を変える。植物にとってはストレス状態だとは思うが、葉の変化を楽しめる。

葉がやや暗めになるタイプ。新芽が出ると緑色で徐々に暗くなる。葉先などは赤くなる場合もある。

同じ株の新しい葉が展開した様子。

あまり葉に特徴が出ないタイプもいる。こちらはただ緑色の葉が出てくる。葉の形は同一の株でも違う形のものが出てくる。葉の徒長かどうかわからないが、大きく平べったく葉先がウェーブ状になっていない葉がでたり、細めの葉がでたりする。

なおこの鉢は寄せ植えになっている。購入したときから寄せ植え状態だったのと塊根部分が結構立派に育っているので同じ種からの実生もしくは、挿し木ではないかと思われる。挿し木の場合でも塊根部分ができるかどうかは不明。

暖かい時期、元気な株だと長く花をつける。また一定花をつけると新しい葉を展開してくるようだ。このサイクルはまだ見極められていないが概ね花をつけ終えると新しい葉を展開している。

塊根部分も個性がある。こちらは一本で立ち上がり3本くらいに枝分かれをしている。また地面に植わっている部分のほうが塊根が大きい。

年数が経過すると少しずつ塊根部が太ってくる。

(ガガイモが根本にありますが)徒長せずにがっちりとした塊根部分。

新しい葉っぱはみな緑色をしているが徐々にその個体の葉の色になってくる。葉の幅が広いものと細いものがでるがその違いは未だによくわからない。

塊根植物としても楽しめ、葉の模様のバリエーションも楽しめる植物です。

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この記事を書いた人

だいたいちょっきん

都内で南西ベランダで植物を育てています。