ユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)の育て方、栽培記録

マダガスカル原産の塊根系のユーフォルビア、ユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)の育て方や栽培記録の紹介です。

ユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)について

マダガスカル原産の花キリン系のユーフォルビアです。ギュッと詰まった感じに見える枝に、縮れた短いやや厚めの多肉質の葉っぱが特徴です。気温などによって葉っぱの色が変化します。ユーフォルビアの花は地味なものが多いですが特に下向きでやや黄土色の地味な花を咲かせます。

以前は塊根が立派なものが出回っていましたが、花キリン全般挿し木苗が結構流通しています。このページで取り扱っている株も挿し木苗です。

ユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)の育て方・栽培記録

2020年6月18日に撮影したユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)
2020年6月18日に撮影したユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)

ユーフォルビア・デカリーの挿し木苗です。根張りが旺盛でユーフォルビア・デカリーの育て方としてはあまり気を使わなくてもよく水やりは多めでも少なめでもよいです。春から秋の気温が高い時期は用土が乾いたら水を与える感じで。できる限り日に当てるとよく開花してくれますが多少日照条件が悪くても育ってくれます。徒長するようでしたら肥料や水やりを少なめにすると良いです。

2021年2月24日に撮影したユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)の植え替え
2021年2月24日に撮影したユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)の植え替え

花キリン系のユーフォルビアは落葉しないです。もしかしたら強い寒さに当てると落葉する可能性がありますが、自分の環境では落葉しないです。冬は大体10度を下回って来たときに取り込みます。気温が低いと成長はほぼしないので断水に近い管理で月に1回程度用土が湿る程度の水やりをしています。

根はいくつか太いものが出ています。塊根のような感じではありますが独特の根張りで挿し木苗特有なのでしょうか?たまにこういった根をしたユーフォルビア・デカリーを見ます。用土はゴールデン培養土に軽石と桐生砂を混ぜたものを利用しています。

デカリーの増やし方としてはこのまま塊根部分を株分けしてゆくと増やしていけます。また挿し木でも増やすことができると思います。

2021年7月17日に撮影したユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)
2021年7月17日に撮影したユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)

写真ではわかりにくいですが、ユーフォルビア・デカリーが開花しました。花が下向きというのが独特ですね。緑色の葉は春になり気温が暖かくなってきた頃成長が旺盛になった際にでてきた葉っぱです。できれば挿し木苗ではない株が欲しくなってきますが剪定をして形を整え、塊根があり鉢選びがなかなか難しいところですが、雰囲気の良い陶器鉢なんかに植え付けるととても美しい面持ちになると思います。

2022年11月14日に撮影したユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)
2022年11月14日に撮影したユーフォルビア・デカリー(Euphorbia decaryi)

寒さに当たってきたことと、直射日光で管理していたことで葉っぱが赤く染まっています。やはりユーフォルビアは全般日照時間長いほうが元気に成長してくれますね。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。