パネルタイプの植物用LED「EnFun 120W LEDライト」レビュー

EnFunという中国メーカーのフラットパネルタイプの植物栽培用LEDライトを購入したので使用レビュー。120WのUV LightとIR Lightを搭載した高出力植物用LEDです。

多肉植物・塊根植物向けの高出力LEDライトについて

2015年9月に撮影した室内のLED栽培の様子
2015年9月に撮影した室内のLED栽培の様子

アクアリウム系の商品はLEDが主流になりだいぶ色々な種類が発売されており日本のメーカーが販売しているケースも多い。ただ多肉植物や塊根植物を育てるにはLEDの出力が足りないケースが有りコンシューマー向け(個人向け)の高出力の植物用LEDライトは謎の中国メーカーがまだまだ多い。

いずれにしろ製造は中国製になると思うが、もう少し市場が盛り上がると日本メーカーがある程度参入してくるような気がするが、AliExpressや中国メーカーの台頭を見ているとこのまま中国メーカーがマーケットを取るようにも思える。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトのスペック

  • CEマーク取得
  • ファンレス
  • 本体サイズ:326mm x 195mm x 15mm
  • 消費電力:最大120W
  • 出力調整機能付き
  • MEAN WELL Driver(LED用電源)
  • メインLED:SAMSUNG LM301b
  • UV Light(400nm) / Red Light(660nm) / IR Light(760nm)
  • 取り付け金具などの付属品あり
  • 販売ページ(AliExpress)

EnFunというメーカーだが色々見ているとどこかのOEMになっているように思えるが多く流通しているものよりも一世代新しいスペックになっているようだ。UV Lightがついていること、スペクトルを表示していること、ヒートシンクが高く放熱性が高そうなこと、MEAN WELLを利用していること、CEマーク取得していることという理由でこの製品を選んだ。

高出力のフラットパネルタイプの植物用LEDとしては一番性能と素性が良さそうです。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトのスペクトル

EnFun 120W フラットパネルタイプのLEDのスペクトル
EnFun 120W フラットパネルタイプのLEDのスペクトル

パネル側で光のタイプを選択可能。VEGのほうが色温度が高いが植物を育てるのであればBLOOMを選択だろう。スペクトルのグラフを見るとBLOOMにするとUV Light(400nm) / Red Light(660nm) / IR Light(760nm)が点灯するようだ。UVとIRがあるのが珍しい。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトの購入について

EnFunのストアページ、評価は高い。
EnFunのストアページ、評価は高い。

フラットパネルタイプのLEDはAmazon.co.jpなどでも輸入もしくは中国からの直送で一部取り扱いがあるが、ほとんどがAliExpressで販売されているのと今回取り上げているものよりも世代が古いように思える。

販売ページ(AliExpress)

2021 quatum Led Grow Light Board Full Spectrum Samsung lm301b QB288 3500K/4000K/3000K+660nm Meanwell driver 120w/240w DIY parts
パネル枚数と送付元、プラグタイプを選びます、プラグタイプはUSで良いです。3Pプラグです。

今回はAliExpressで購入した。AliExpressは海外からの購入になるがサイト全体を日本語設定、日本円設定ができ普通にカード決済が可能。中国の業者に個人情報が渡るという心配もあるがそれはAmazon.co.jpのマーケットプレイスも同じであるし、サイト自体はアリババなのでセキュリティ的には日本のECより安全なのでは?

AliExpressへの会員登録は必要だが購入方法はほぼAmazon.co.jpと同じ。カートに入れて決済したら勝手に届けてくれます。できるかわかりませんが心配な方はPayPalなどで。

※アリババグループは時価総額世界で10位以内。日本でトップはトヨタで50位くらい。1位はApple。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトの外観

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトのLED面
EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトのLED面

LEDはパネル全体に配置されている。右側に電源プラグと点灯するLEDの選択スイッチがある。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトのヒートシンク側
EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトのヒートシンク側

放熱のヒートシンク。薄いアルマイトの被膜か塗装かはわからないが傷がつくと地肌が見える。また写真では見えないが四隅に金具取り付け用の穴が空いている。

LEDライト用の電源。MEAN WELL Driver XLG-240-H-AB
LEDライト用の電源。MEAN WELL Driver XLG-240-H-AB

台湾メーカーのMEAN WELL Driver XLG-240-H-AB。今回は2パネルタイプを購入したため電源供給のプラグが2本出ている。このDC電源ケーブルはもう少し長いほうが扱いやすいと思った。DCプラグの径を合わせれば汎用の延長コードで行けそうだ。また出力のコントローラーが付いている。

USプラグを選択したので3Pプラグとなっている。
USプラグを選択したので3Pプラグとなっている。

USプラグなので、電源タップや壁コンセントが3Pタイプでない場合は、3P→2P変換アダプタを付ける必要がある。できればインレットで電源ケーブルを自由に選べるようにしてもらいたかった。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトのセッティング

エーハイム レプタイルケージ 6045にて利用してみる
エーハイム レプタイルケージ 6045にて利用してみる

今回も下記で取り上げたエーハイム レプタイルケージ 6045を利用することにした。

エーハイム レプタイルケージ 6045の上部通気用メッシュカバーに穴あけ
エーハイム レプタイルケージ 6045の上部通気用メッシュカバーに穴あけ

今回利用するLEDのDCケーブルが短い為、ガラスケースの上部の通気用メッシュパネルの部分をニッパーで穴あけ。(写真よりもう少し空けないとDCプラグが入らなかった)、今回購入したのはパネル2枚タイプなので多肉用水槽を2台横に並べると2台で利用できる。水槽を上下に積む場合はDCケーブルの延長が必要だろう。

取り付ける為に準備した結束バンド(タイラップ)と針金
取り付ける為に準備した結束バンド(タイラップ)と針金

植物用LEDパネルライトのLED側には電源ソケットなどがありガラスの上に配置するには工夫が必要なことと、植物用LEDパネルライト自体の発熱で水槽内の温度を高める目的、また外観をスッキリさせたいので水槽の中に設置することにした。

水槽の中に設置する方法としては、水槽内に梁のようなものを用意するか、メッシュパネルからぶら下げるかだとおもうが今回はぶら下げる方法を取った。材料はいずれも100円ショップで入手可能。工具はニッパーとペンチがあると良い。

水槽へ植物用LEDパネルを設置
水槽へ植物用LEDパネルを設置

仮設置ではあるが、既製品な面持ちになったように思える。このパネル、照射範囲が結構広くガラス水槽の側面に反射用のシートを貼るか、植物用LEDライト自体に照射角をコントロールするようなアルミ板を設置するかなどを今後検討したい。

水槽内にファンの設置
水槽内にファンの設置

多肉用水槽は密閉での利用を想定しているため、ファンを設置した。このファンによってLEDパネルライトを冷却もできる。経験上、ヒートシンクは微風でも当てることで大幅に冷却できる。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトの照度

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトの明るさ
EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトの明るさ

光源からトレー面までの距離は28cmという設定となった。実際はトレーに植物を置くともう少し葉っぱの部分などは光源に近づくので大体20〜25cm程度になるのではないだろうか。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトの出力100%時の照度は中心部で81,100Luxとほぼ直射日光下と同程度の照度となった。

場所出力100%出力50%
68,500Lux48,500Lux
60,300Lux39,300Lux
64,900Lux43,700Lux
52,300Lux30,300Lux
48,800Lux29,300Lux
EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライト、光源から約25cmの時の出力別照度

太陽光の直射日光で約80,000Luxであることを考えると、照度は十分であるといえる。エーハイム レプタイルケージ 6045を同セッティングで利用する場合は、出力100%では葉焼けしてしまう可能性がある程度。

AMATERAS LED(20W)と比べてもLEDパネルライト自体の出力が高いため明るい。LEDライト自体にそこまで大きな効率の違いがなければ出力が高ければ明るくなる。AMATERAS LED(20W)の2台体制の場合は40W相当。EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトの50%弱くらいと同等ということだろう。

(おまけ)水槽から漏れ出るLEDライトの光

照射範囲が広いため水槽の外もだいぶ明るい。水槽内で反射させて戻してあげるほうが良いが水槽外のこの位置で14,400Luxと日照要求が高くない植物であれば育てられそうな照度だ。

EnFun 120W フラットパネル植物用LEDライトの発熱

それなりに発熱がある。50%と100%出力の差は計測していないのでわからないが特に密閉ケースの中で空気循環がないと熱くて触っていられないくらいの暑さになる。またLEDライト用の電源もそれなりに発熱する。

ケース内密閉しなくとも空気循環がなかったり室温が高い場合は冷却したほうがよいかもしれない。密閉で利用する場合は微風でもよいので当てたいとは思う。

LEDパネルライトによる水槽内の加温能力
LEDパネルライトによる水槽内の加温能力

水槽内にLEDパネルライトを設置することによる副産物として水槽内温度上昇がある。室温が20度のときに、LEDライト用電源は水槽外、LEDパネルライトは水槽内としたとき、水槽内の温度は28.9度まで上がった。ライトが消灯すると1時間程度で室温程度に低下するが十分な加温性能だと思う。

総評

まだ長期栽培に利用をしていないが、取り扱いやすさと照度的には十分。照射範囲が広いため水槽などではなく冬に取り込んだ植物達の上に配置するというのには良いだろうと思う。

発売元や同じOEM商品を扱っているところを見ると徐々に取り扱い業者が増えているようにも思えるので、そのうち日本のAmazonでも購入できるようになるのではとは思っています。結構な種類のパネル型の植物用LEDライトが販売されている

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この記事を書いた人

yurupu

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。