12VのPCケースファンを一般家庭の電源環境で利用する場合、なかなか12Vの電圧を出せるACアダプターが無い。大抵の場合は5VのUSB用ACアダプターが多く家庭にあると思うので、12VのPCケースファンをUSB用ACアダプターで利用する方法とレポート
12VのPC用ケースファンを通常の電源環境で利用する方法
DC 12V駆動のファンはパソコンをいじったり自作パソコンを作ったりした人には馴染みがあるがこれを家庭で利用しようとすると一工夫必要だ。
- 内蔵ドライブ向けに作られた12V ACアダプター
- 12V昇圧可能なUSB変換ケーブル
- (ケースファン用12V ACアダプター)
- (ケースファンを5Vで駆動させるUSB変換ケーブル)
内蔵ドライブ向けに作られた12V ACアダプター
12VのPC用ケースファンを一般家庭の電源環境で利用するためにはファンの端子がついた12V ACアダプターがあれば一番安定しているとおもうが、ケースファン用のACアダプターはほとんど見当たらない。
内蔵ドライブ向けに作られた12V ACアダプターを利用して変換プラグを利用する。内蔵ドライブ向けの端子はペリフェラル端子(大きい4ピン)もしくはSATA電源となっており、それぞれファン用端子に変換するパーツが販売されている。変換パーツ自体は安価です。複数のファンを利用したい場合、安定性を考えると一択ではないだろうか。
12V昇圧可能なUSB変換ケーブル
ケースファンを5Vで駆動させることは推奨されないし非常に回転数が低くなる可能性がある。比較的容易に12Vのケースファンを駆動させるためには、通常のUSB電源(5V)を12Vへ昇圧する機能がついたファン端子USBケーブルを利用するのがお手軽。ただし製品によっては発熱や不安定な場合もあるようだ。
今回は、USB変換ケーブルを購入して利用してみました。
サンワサプライ ケースファン用USB電源変換ケーブル TK-PWFAN6
昇圧機能付きのケースファンUSB変換ケーブルはいくつかあるがノーブランドだったりするので国内メーカーということでサンワサプライの商品を利用してみた。
ケースファン用USB電源変換ケーブル TK-PWFAN6の詳細
また昇圧機能付き出ない場合、5V駆動になります。見た目は同じなので気をつけてください。5V駆動でも動くファンは多いと思いますが回転数が減ります。(大昔はPC電源のペリフェラル端子の配線を変えてファンの5V駆動で静音化というのが流行ったことがありました…)
タイプAの端子の中に、昇圧用DC-DCコンバーターが入っているのだろう。結構コンパクトなサイズ。ファン側の端子はちゃんと処理されているなって思います。熱収縮チューブが使われているので利用目的をきちんと意識している。
今回は写真のように5V/1AのUSBタイプのACアダプター(スマートフォン充電用)とNoctua NF-A14 PWMを接続して利用することにしました。
特に問題なく稼働しているようです。卓上USB扇風機だったり特定の機材の冷却などケースファンと昇圧式のケースファン用USB変換ケーブルがあると色々と使えると思います!