もふもふなサボテン、マミラリア・白星の育て方

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白くてふさふさとした棘をもつ白星は、まるでハムスターがちょこんと丸まっているかのようなかわいらしい姿をしています。サボテンはそんなに好きじゃないという女性でもメロメロになる、そんな白星の特徴や育て方をご紹介します。

マミラリア・白星(プルモサ)とは

マミラリア・白星の写真

サボテン科マミラリア属で海外ではフェザーカクタス(直訳すると羽毛サボテン)という愛称で呼ばれています。その呼び名の通り、株の表面は羽毛のような白くて柔らかい棘にびっしりと覆われています。構造上「棘」になるので、こちらの記事では「棘」と書かせていただくのですが、その棘は触っても全く痛くないため、撫でて癒されることもできます。棘の下はマミラリア属特有のイボがぎっしりと並んでいます。

直径7センチほどの苗から子株を増やし、その子株が7センチになり、子株増やし、、、というサイクルを繰り返し、大きく成長すると高さ12センチ、直径40センチの群生株になります。

秋頃に花を咲かせます。花は白く、花弁の中央にピンク色の筋が入っています。

マミラリア・白星の花
マミラリア・白星の花

メキシコ北東部が原産地で、日本では比較的入手しやすいサボテンですが、IUCN(国際自然保護連合)レッドリストで準絶滅危惧に記載されていて、自生している株は減少してきているようです。

マミラリア・白星の育て方

日当たりのよい屋外で管理します。全身を棘で覆われていますので、直射日光にあてても焼けることはありません。ただ、雨にあたると蒸れて腐ってしまうので雨にはあてない方がよいです。

冬は、最低気温が氷点下になる時期には屋内に避難させてください。氷点下にならなくても雪を積もらせるとダメージを受けますので雪が降りそうな時にも避難が必要です。

水やり

春から秋にかけては一週間に一度、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。白星は棘で株全体が覆われているため、水不足、水分過多の表情がわかりにくいです。そのため、水のやり過ぎに気づかずに水をやり続けてしまうと突然腐ってしまいますので注意が必要です。冬に向かって気温が下がってくると、水やりの頻度を二週間に一度、三週間に一度と徐々に減らしていき、一月から二月の最も寒い季節には一か月に一度の水やりにします。

水やりの方法は株の周りから与える方法のほかに「腰水」という方法もあります。腰水はバケツや深さのあるトレーなどに鉢をいれ、腰の高さほどに水をくみ、鉢の底から水を吸収させる方法です。そうすることによって株の中心部分の根までしっかりと水を届けることができます。腰水をする際は20分~30分にとどめてください。長時間行うと、逆に根を腐らせる原因となります。

植え替え

適期は春か秋の暑さや寒さが厳しくない時期がよいです。

用土はサボテン用の土を使用すると安心です。ご自身で配合される場合は水はけの配合にしてください。サボテン用土に元肥が含まれている場合にはその後の追肥は必要ありません。

植え替えの手順

  • 植え替え前は二週間ほど前から水やりを停止し、しっかり根を乾燥させてください。
  • 鉢から抜き上げ、土をすべて取り除きます。
  • 古い根を整理します。
  • 用土を入れた鉢に植え付けて完了です。

植え付け後すぐに水やりをすると根を腐らせてしまうことがあるので、一晩以上おいてから水やりをするようにします。

マミラリア・白星の増やし方

白星を増やすには「株分けで増やす」ことと「実生で増やす」の2パターンがあります。

株分けで増やす

白星は一年育てるだけで子株を増やしますので、その子株を親株から切り離すことによって増やしていくことができます。

2017年7月11日に撮影したマミラリア・白星
2017年7月11日に撮影したマミラリア・白星
2019年7月19日に撮影したマミラリア・白星
2019年7月19日に撮影したマミラリア・白星

二年前と現在の写真です。二年間で子株の数が増えました。

適期は、植え替え時におこなうとよいです。株を抜きあげた状態で行うと作業がしやすいからです。

手順

  • 白星を鉢から抜きあげ、土を取り除く。(植え替え時同様、事前に水を切り、根が乾いた状態にしておいてください。)
  • 親株と子株の境目を見極めて、カッターでカットします。多少境目から外れていても問題ないです。
  • 切り口が濡れないような場所で発根するまで放置する。
  • 発根したらサボテン用土を入れた鉢に置き、少しずつ水やりをする。
マミラリア・白星の発根の様子
マミラリア・白星の発根の様子

株分けした子株から根が生えてきた様子です。

実生で増やす

花が咲きやすいので種から育てるという方法も充分に可能ですが、同じ株の花どうしでは受粉しにくいようです。受粉させたい場合はもう一株白星を入手すると種ができる確率が上がります。

種ができたら5月から9月頃に種をまきます。

鉢やトレーに細粒の赤玉土を入れ、腰水をしてから種をまきます。鉢の上に透明の板などを乗せて保湿をしっかりします。

直射日光にあたると焼けてしまうので日光に当たらないように注意してください。

早ければ数日で発芽します。苗が小さいうちに植え替えると根を傷めやすいので充分大きくなったら植え替えをするようにしてください。

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