トキワシノブの育て方、栽培記録

葉がコンパクトで涼しげで、毛の生えたような根が特徴のトキワシノブの育て方や栽培記録の紹介。

トキワシノブ(Humata tyermannii)について

トキワシノブは中国や台湾が原産の着生シダ。室外での越冬は難しいかもしれませんが寒さにも強く、乾燥にも比較的耐えられる育てやすい着生シダだと思います。コンパクトで細かい”シダらしい”葉が美しく、毛が生えた様な根茎が特徴的です。根茎は綴化しているものなどがあります。

トキワシノブの栽培記録

2021年9月10日に撮影したトキワシノブ
2021年9月10日に撮影したトキワシノブ 鉢:SSN鉢 SSN08S

ふとコンパクトな草体が気に入って購入したトキワシノブです。用土は水はけが良いものがよく鹿沼土と赤玉土と軽石で作ろうと思いましたが、鹿沼土がなく普段利用している多肉植物用の用土を利用してました。山野草の土(軽石、鹿沼土、バーク堆肥、ゼオライト)にゴールデン培養土からパーミキュライトを取り除いたものを混ぜた用土を利用しています。SSN鉢のSSN08Sという鉢に植え付けてます(歪んでいる失敗品です)

2022年2月20日に撮影したトキワシノブ
2022年2月20日に撮影したトキワシノブ 鉢:SSN鉢 SSN08S

最低気温が5度を下回ってきた頃に室内に取り込みました。たまに水やりと毎日霧吹きをかけて管理をしています。夏の間は明るい日陰においていたのですが、南向きのリビングで1日に3時間程度直射日光が当たる環境で育てています。

室内が非常に乾燥しているのですが、葉が落ちたり変色はしてきていないです。結構乾燥気味に育てても調子を崩すことはなさそうです。冬も常緑でコンパクトなので室内でも映えますね。

2022年5月31日に撮影したトキワシノブ
2022年5月31日に撮影したトキワシノブ 鉢:SSN鉢 SSN08S

春になり成長が早くなってきたトキワシノブ。白い毛で覆われた根茎が鉢から溢れてきました…できればはみ出ないで育ってほしいところですが。育て方はやや暗めの半日陰(木漏れ日が数時間当たる程度の棚下)で表土が乾かない程度に数日に一回さっと水を与える管理をしています。

2023年6月15日に撮影したトキワシノブ  鉢:SSN鉢 SSN08S
2023年6月15日に撮影したトキワシノブ 鉢:SSN鉢 SSN08S

葉の数や根っこが立派になってきて見ごたえが良くなりました。寒さには強めで11月頃までは野外に。冬も一定水を与えて葉が枯れないように管理していきます。シダ植物なので日照要求も強くなく育てやすい植物だと思います。

2024年1月8日に撮影したトキワシノブ  鉢:SSN鉢 SSN08S
2024年1月8日に撮影したトキワシノブ 鉢:SSN鉢 SSN08S

2023年の冬は去年よりも早めに取り込みを行い室内で管理することにしました。10kLux以下の弱めのLEDを1日10時間程度照射。用土が乾く前に水を与えて毎日葉水をしています。いきいきしているように思えます。この冬から葉水の際、週に1回程度HB101を与えるようにしています。HB101のおかげか湿度を保っているおかげかは不明ですが元気そうに見えます。

トキワシノブの販売

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。