ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)の育て方

ごつごつした黒みのある硬い葉を規則正しく三角形に積み上げるようにして塔のように成長してゆくハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)。成長して段を重ねて背が高くなると渋い昇り龍という雰囲気です。ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)は丈夫で育てやすい多肉植物です

ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)について

ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)の画像2
ハオルチア・ビスコーサの上からの写真。規則正しく三角形を連ねているのもハオルチア・ビスコーサの特徴

ハオルチアは大きく軟葉系、硬葉系に分けられるが、全て南アフリカが原産とのこと。つまり乾かし気味に管理して、夏の高温多湿、冬の寒さには弱いということです。真夏の時期や冬は室内に取り込む等の対策が必要になります。南アフリカの気候については下記の記事を参照ください。

ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)の画像2
2015年9月に撮影。ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)の様子

ハオルチア・ビスコーサの育て方、成長期は春と秋

基本的には風通しの良い室外で育てますが、ハオルチア・ビスコーサはやや日焼けしやすいのでいくらか遮光される棚の2段目などに置いています。直射日光が当たり続けると日焼けしてしまうので風通し良く半日陰になるような場所に置くと良いです。

春や秋の成長期は土が乾いて数日経ったら鉢の底から水が出るくらいたっぷり水を与えます。肥料はやや薄めにした液肥(ハイポネックスなど)を春と秋に水やり代わりに1,2回程度与えます。

ハオルチア・ビスコーサの夏の管理

夏の暑い時期は水の量を少し控えめにします。真夏の厳しい暑さの続く時は置き場所を木漏れ日の当たる半日陰から明るい日陰に移していくらか暑さをさけられるようにしてあげています。

特にエアコンのかかった部屋に入れることはせずに夏を越しています。

ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)の日焼け画像
ハオルチア・ビスコーサを横になったまま2日ほどで日光に当ててしまったら日焼けしました。日焼け跡は残ります。

また、たまに鉢回しをしないと日光に向かって傾いていくので、様子を見ながら鉢の向きを変えましょう。同じ方向の葉が7段位になってくると春や秋の成長期に花を咲かせるようになる。

ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)の画像5
花を咲かせようとしているハオルチア・ビスコーサ

花茎はとても長くなります(笑

折れそうで心配になりますが、自然に任せていると意外に折れません。花はハオルチアらしいかわいらしい花が咲きます。

ハオルチア・ビスコーサの冬の管理

冬は最低気温が7〜8度を下回るようになる頃、室内に取り込むようにしています。ハオルチア・ビスコーサの耐寒性については案外凍らなければ大丈夫ではないかとも思えますが、寒さは一度で大きなダメージになるので、無理はせずに室内に入れています。

冬の水やりは表土が乾いて、5日以上してからお湿り程度(鉢底から流れ出ない位)水やりをしています。室内の環境にもよると思いますが、2〜3週間に1度程度でしょうか。

ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)の画像6
ハオルチア・ビスコーサはごつごつした黒みのある葉に迫力がある。

春は桜の終わる頃、暖かい日には外に出したり、寒くなったら室内に戻したりを繰り返しながらだんだん外に置きます。その際に日光に注意します。外に出しはじめの頃は特に日焼けに注意が必要。

どこまで伸びるつもり?

ハオルチア・ビスコーサ(Haworthia viscosa)の画像7
2020年1月に撮影したハオルチア・ビスコーサ。鉢は2号(直径6cm程度)

入手してから4年が過ぎて、葉は17段を超えてまだ伸びる様子をみせています。子株も3つあり1年で1株ずつ増えるという感じでしょうか。

もう少し大きな鉢で育てればもっと成長し子株も多くなるかもしれません。

ハオルチア ビスコーサの販売

Yahoo!ショッピングで販売中のハオルチア ビスコーサ

Yahoo!ショッピングで販売中のハオルチア ビスコーサです。もっと探す場合は 「ハオルチア ビスコーサを検索(全4件)

よろしければこちらもどうぞ

この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。