お花のタイルを敷き詰めていき、ポイントを稼いでいく植物・園芸テーマのボードゲーム「コテージガーデン」の紹介とレビューです。普段の園芸テクニック?をいかしてみんなでわいわいできるゲームです。
ボードゲーム コテージガーデンとは

ボードゲームであるコテージガーデンのゲームデザイナーは「アグリコラ」や「パッチワーク」のウヴェ・ローゼンベルク氏。花壇ボードに花を配置していき、点数を競うボードゲームです。
- 人数:2〜4人
- 時間:60分
- 対象年齢:8歳以上
自分の庭の花壇を隅々まで植物で埋めつくそう!
困ったときは、ネコも手を貸してくれるよ。壁や小道、生垣で囲まれたカラフルな花の海。
みなさんは野心的な庭師として、自分の庭の花壇を隅々まで植物で埋め尽くし、限られた場所でどんどん新しい組み合わせを創造するチャレンジをします。
それにはいろいろな花だけでなく、植木鉢や苗カバーも利用できます。
あたり一面にいろいろな花を咲かせましょう。
このゲームでは、プレイヤーはガーデニングの技術を競います。
2つの花壇を受け持って、それぞれにいろいろな花を植えます。
花壇の空きスペースが見えなくなると、その花壇は完成となり、得点計算をして、まだ何も植えていない新しい花壇と交換します。
完成した花壇に見えている植木鉢と苗カバーが得点となり、得点キューブを進めます。
終盤ではより有望な花壇にエネルギーを費やすことになるでしょう。
最終的に得点の最も高いプレイヤーが勝利します。
コテージガーデンのコンポーネント紹介
コテージガーデンの内容物は両面印刷の苗場ボード1枚、両面印刷の花壇ボード9枚、作業台ボード4枚、花タイル(パズルピース)36枚、植木鉢チップ16枚、ネコチップ30枚、ハチの巣タイル2枚、庭師ダイス1個、手押し車1台、パラソルタイル1枚、木製キューブ(水色)12個、木製キューブ(オレンジ色)12個、ルールブック1冊。
結構コンポーネントとしては豪華な部類のボードゲームです。
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細かいパネルと、細かいパーツがいっぱい。
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ゲーム自体にはあまり関係ない(笑)こった作りの組み立て式の手押し車!
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ルールの中で、結構重要な役割をはたす猫(ぬこ)。可愛げなパーツ。
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初期配置はこんな感じ。ボードゲームっぽさ!真ん中のパーツを順番に取得してゆく。手前が自身の花壇ボード2枚、L字が作業台となる。作業台に置いてあるコマをすすめていき点数を獲得する。
中央の苗場ボードから順番に花タイルを獲得してゆく。花タイルを自身の花壇ボードにできる限り植木鉢と鉢カバーを避ける形で設置しすべての土タイルを埋めたら花壇ボードが完成し、得点を獲得してゆく。
規定数のターンが終了した時点での点数を計算して競うゲーム。細かいルールはルールブックを参照してください。
コテーデジガーデンのレビュー・インプレ
(ネタバレをやや含みます)
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規定数のターンで精算(生産)できる花壇ボードの数が各プレイヤーともに変わらなかった。また花壇ボードから獲得できる点数の期待値はどのボードも変わらない。すなわち勝利するためのコツはいかに花壇ボードを精算(生産)できるか。
また作業ボードの進捗により一定のボーナスが入り、それは早いもの勝ちだったり個人のボーナスだったりするので、作業ボードのコマの進め方の工夫も必要。最終ラウンドの入り方も重要だ。ペナルティがあるが期待値も高まるので終盤になったら戦略を立てる必要がある。
猫(ぬこ)を有効活用するのと、鉢タイルなどを有効活用するというのがゲームに勝つコツだろう。
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ゲーム終盤。最終ターンは参加せず最終ターンの1週前で終了。
コテージガーデンはボードゲーム初心者にはおすすめできる。また気軽に楽しめるのと案外作業が楽しいので子供などとも一緒に楽しむことができるだろう。コテージガーデンはアグリコラとも通じるが周囲の状況や作業ボードを意識して戦略を立てないとただの花タイル収集作業ゲームになってしまう。
花タイル獲得に若干のランダム性があるが、サイコロなどもなく、相手の花壇ボードに対しての攻撃するものもないので、得点をより多く獲得する戦略を描いて、綺麗に丁寧な花壇を作っていくというボードゲーム。
どちらかというとコテージガーデンは自身と向き合うボードゲームで、個人的にはもう少し相手になにか邪魔をしたり、プレイヤー間のコミュニケーションなどの選択肢があってもよいかと思ったが、みなでワイワイと作り上げる楽しさはあり面白いゲーム。(マイナー系ボードゲーム全般に言えるが、正直なところ何度も繰り返し遊ぶというタイプではないと感じた)
雰囲気としては枯山水に似ているかもしれませんね。自分はAmazonで購入しました。Amazon.co.jpで探す