ChatGPTが2022年11月にリリースされてから時代は一気にAIブームになりました。色々と進化しているのですが、お試しに陶器鉢を生成AIで作ってみました。
代表的な生成AIの話
画像生成だと、Midjourneyが2022年7月、Stable Diffusionが2022年8月、Adobe Fireflyが2023年。またChatGPTを開発しているOpenAIからDALL-Eというのがリリースされている。
ChatGPTで陶器鉢を生成してみる
プロンプトは色々と工夫していますが、有償版のChatGPTで、2023年11月から「GPTs」という機能がリリースされたのでせっかくなので「GPTs」を利用してみました。今回は作り方の説明ではないので省略します。
今回のコンセプトは「釉薬をコントロールして陶器鉢を作ってみる」としてみました。まずは生成AIに10種類の釉薬を出してもらいました。
- 鉄赤釉(てつしゅ釉)
- 灰釉(はいゆう)
- 天目釉(てんもくゆう)
- セルリアンブルー釉
- 炭化釉(たんかゆう)
- 錆結晶釉(さびけっしょうゆう)
- 白マット釉
- 青銅釉(せいどうゆう)
- 赤銅釉(しゃくどうゆう)
- 炭素釉(たんそゆう)
実際の指示はこんな感じに生成します。自分好みの植木鉢の雰囲気やかっこいいと思える植木鉢を生成することができます。
上記10種類の釉薬を使った植木鉢を続けてみます。なお生成されたものは実際にその釉薬で焼いた場合と同じ特徴になるかどうかはわかりません。あくまでAIが生成した陶器鉢になります。
その前にシンプルな素焼き鉢
鉄赤釉と灰釉の陶器鉢
天目釉とセルリアンブルー釉の陶器鉢
炭化釉と錆結晶釉の陶器鉢
白マット釉と青銅釉の陶器鉢
赤銅釉と炭素釉の陶器鉢
ただの釉薬を塗っただけの植木鉢ではない表面にデザインが入っている陶器鉢もありますが概ね意図どおりに生成されたのではないでしょうか?
いくつかの釉薬を混ぜてみる
複数の釉薬を混ぜる。自分は陶器鉢を作る際の釉薬の知識がないので正しさの評価はできないですが、生成してもらえました。2種類の組み合わせをいくつか提案してそれを元にも作ってみました。
青銅釉と赤銅釉を使った陶器鉢と、白マット釉と炭素釉を使った陶器鉢。なんとなく組み合わせに意志は感じますね。
少し意匠のあるデザインの陶器鉢を作ってみる
釉薬は灰釉(Haiyu)と青銅釉(Seidouyu)を使ったゴツゴツした陶器鉢。
錆結晶釉 + セルリアンブルー釉をつかったコンクリート風の陶器鉢
たまにこの様に鉢だけではなくて植物付きで生成されます。炭素釉(Carbon Glaze)と錆結晶釉を使いました。
コミュニケーションしながら陶器鉢を作ってみる
溶岩でできた岩っぽい陶器鉢を作ろうと思い、どんな釉薬を使えばよいか聞いてみました。そのまま作成してもらいました。
「これは、溶岩のような立体的なテクスチャを持つ円筒形の陶器製植木鉢の画像です。鉢は炭化釉で仕上げられています。白い背景に対して展示されており、そのユニークなテクスチャとデザインが強調されています。」
「これは、溶岩のようなテクスチャを持つ円筒形の陶器製植木鉢の画像です。鉢は鉄赤釉(てつしゅ釉)と灰釉(はいゆう)で仕上げられています。画像は鉢のみにフォーカスしており、白い背景に対して配置されていて、そのユニークなテクスチャと釉薬のディテールが強調されています。」
「これは、溶岩のようなテクスチャを持つ円筒形の陶器製植木鉢の画像です。鉢は青銅釉(せいどうゆう)と黒マット釉で仕上げられています。白い背景に対して展示されており、青銅の金属的な光沢と黒マット仕上げのエレガンスとのコントラストが強調されています。」
溶岩でできた岩のテクスチャになっているかどうかはわかりませんが、依頼したもので陶器鉢を作ってもらいました。
生成AI(ジェネレーティブAI)の進化は凄まじく、また半年後には驚くようなことができるようになっているかもしれません。色々と試してみたいと思います。まだ実用ではないと思いますがテキストや画像、動画から3Dデータを作ってくれるAIも出現しています。