Billbergia ‘Darth vader’(ビルベルギア・ダースベイダー)の紹介です。Billbergia(パイナップル科・ブロメリア ツツアナナス属・ビルベルギア)の園芸品種の中では有名な品種で、Domingos Martins x La Nocheの交配によって有名なリサ・ビンサント氏が作り出された種類です。
Billbergia ‘Darth vader’(ダースベイダー)の紹介
リサ・ビンサント氏によって作り出された交配種(ハイブリッド)で、Domingos MartinsとLa Nocheの交配種。Domingos Maritinsっぽいスポットと、La Nocheの美しい赤とバンドが混ざった感じ。なぜここまで黒くなったのかはよくわからないですね。
写真は真ん中の親株の両サイドに子供ができています。同時期に発生してきて写真は1年が経過した感じです。葉焼けをしたか虫食いのため少し子株の葉が途中で切れてしまった部分があるが今は比較的綺麗に展開している。
冬は赤紫っぽかったが春になって黒くなってきた。白いバンドも鮮明になってきた。親株が徐々に枯れてきていていつ切り離そうかと思っているが、1鉢からいきなり3鉢になってしまうので今シーズンはこのままの状態で過ごしてもらうことにした。枯れた葉っぱも残しておくほうなのだがBillbergia Darth Vaderに関しては見栄えの問題からなくしてしまったほうが映えるかもしれない。それと葉が広がってしまうので邪魔である。
綺麗なスポットが入らない。親株のほうが入っていて栽培する環境によるものだろうか。親株と子株はクローンであるはずなのに似つかない格好や色味になる場合が多い。ネットをみていると素晴らしい綺麗な形と色の出方をしているビルベルギアを多く見る。
稀に現れるスポットは写真の通り。真ん中の葉っぱの切れている部分は去年の夏くらいに枯れてしまった。虫食いだろうか?問題なく新しい葉っぱが展開されているからよいが。
自分的にはスポットがもう少し多く出てきてくれると、模様のレパートリーが増えるのと、ただの黒に白バンドではなくなってくるので嬉しいのだが。
ほんとこう見ると植物って不思議だなと思う。硬質な葉っぱで、トゲがでていて、不規則に白いバンド状の色が付いている。きっと何かの理由があるのだろうとは思うが。黒い植物ってなかなかないので珍しい植物に分類はされると思う。(ビルベルギア、タンクブロメリアを育てているひとであればほとんどの方が知ってそうだし、非常にメジャーで入手性はよいほうだと思っている)
Billbergia ‘Darth Vader’(ダースベイダー)の育て方
ビルベルギア全般と変わらず特に難しいところはない。強い直射日光に当てると焼けてしまう。東向きのベランダではよく育ってくれている。南向きの場合は遮光が必要なケースが出てきてしまうかもしれない。ビルベルギアに関してはチランジアなどと同じように樹木に着生しているケースが自生地の写真などでは見受けられるので強い日光はなくても大丈夫だろう。
用土について
このくらいの大きな株になると高さが30cmを超えてくる。比較的大きくなるタイプだろう。4.5号鉢に植え込んでいたが根鉢になっていることがわかる。株が元気であれば旺盛に根を張ってくれる。株のサイズと鉢のサイズが合わなくなってきたら植え替えをする。
用土に関しては以前は水苔に植えていたが水切れ時の管理などが面倒くさいのと自分の環境では用土に植えたほうが元気に思えるので、赤玉土(大粒)と軽石を1:1で混ぜたものに植え付けている。
詳細は下記を参照ください。
冬以外は筒の中に水をため、他の植物と同様のタイミングで水を全体にかけている。寒さにはそこまで弱くないので育てやすい方だ。自宅の環境では室内に取り込むが冬も筒の中の水は抜いていない。
Billbergia ‘Darth Vader’(ダースベイダー)の栽培記録・育成記録
春に子株が2本できて数カ月後このサイズに成長。上の写真にある通り、1年後には親株から切り離すことができる位のサイズにまで成長しました。成長が早い子株で切り離していない場合は1年位かけて独立できるサイズにまで成長する。ただ極端に成長が遅い種類もある。
今年の夏は本当に蒸し暑い。例年と同じ管理をしているが親株(開花済み株で既に2年成長なし)の葉が焼けてしまった。日照が強すぎることとそろそろ親株の体力が無くなってきたのだろう。
2017年の冬にできた子株に花がついてしまった。まだサイズ的にはそれほど大きな株ではないので、高温多湿が続いた環境が悪かったのかもしれない。無事に無事に咲いてくれるように高温などに当てないようには気をつけたい。
だいぶ花が上がってきました。このままがんばって咲いてもらいたい。気温は30度前後で夜は涼しくなってきたのでそこまで悪くない環境だろう。2年目の株のためやはり小さめである。
小さいが花を咲かせてくれた。2年目の株でがんばってくれました。
ビルベルギアに関してはあまり植え替えは必要ないが子株でぎゅうぎゅうになってきたので植え替えを実施。
根はきちんとはっており株自体は元気そう。株分けを実施した。
せっかくなので違う用土で植え付けてみた。結果は変わらない気がするが、左はタンク系のブロメリアで自分が使っている用土。赤玉土中粒と軽石中粒。右側は普段多肉植物に使っているゴールデン培養土に、鹿沼土小粒、赤玉土小粒。
多肉植物用の用土を利用した鉢からは子株が1つでている。ただこれは用土の影響かどうかはわからない。
2019年年末に撮影した写真の左の株のビルベルギア・ダースベイダーです。2020年シーズンに子株が1つ出て成長してくれています。合計で6株に。2020年シーズンは今の所まだ1株も開花していない。
1年でそれなりに大きくなったBillbergia ‘Darth Vader’(ビルベルギア・ダースベイダー)です。用土実験の結果は多肉植物用の培養土で育てた右の鉢には2つ子株ができていました。赤玉土と軽石の左の鉢は子株ができていない。
この検証が正しければ、子株ができやすい仮説は①用土に養分があったほうが良い、②用土が乾きすぎないほうが良いといったかんじでしょうか。なんとなく後者のようにも思えます。引き続き他の鉢などでもビルベルギアなどのタンクブロメリアの成長速度について検証していきたいと思います。
半年前に子株だったものが、半年経過してだいぶ大きくなりました。直射日光が子株側に当たるようにおいています。鉢のサイズからこれ以上の脇芽は結構厳しい感じ。なお1月29日に撮影した左側の株は草フリマにてtwitterで譲ってしまいました。
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