ジャボチカバを実生苗から育ててみる、成長記録

ジャボチカバの実生苗

ジャボチカバの小さい実生苗(1年目)を頂く機会があり、せっかくなので成長記録をつけてみたいと思う。ジャボチカバはフトモモ科の常緑高木で結構大きくなるが鉢植えでも育てられるようで果実が食用可能。

ジャボチカバについて

フトモモ科プリニア属ジャボチカバ(Plinia cauliflora/Jabuticaba)
photo by Adamantiaf

フトモモ科プリニア属ジャボチカバ(Plinia cauliflora/Jabuticaba)

wikipediaを読む限り南アメリカが原産のようだ。結実するのは5-7年かかるようだ。鉢植えで熱帯でない環境だともう少し時間がかかってしまうかもしれない。原産地では果物として栽培されている。

盆栽としても楽しめるようなので、強選定などに耐えられそうで10mを超える高さに成長するようだが場所の制約があっても育てられそうだ。せっかくの実生苗なので時間がかかると思うが農業としてやるわけでも果実の収穫を目的とするわけでもないのでそのまま育てることにする。

ジャボチカバの栽培記録、成長記録

都内での屋外越冬はできるかどうか、情報を調べるとギリギリな感じはする。苗が小さいうちは冬期は取り込み。高さは1.5m程度に抑えたいと思う。

2020年1月2日に撮影したジャボチカバの実生苗
2020年1月2日に撮影したジャボチカバの実生苗

2020年1月2日に撮影。2019年9月末に植え付け。中葉系だそうです。実生から大きい木になる植物は2回目(実生4年で人間の背丈より大きくなる新宿御苑で拾った種から育てたナンキンハゼ…)でしたがバタバタしているのと長らく灌水頻度が少ない植物ばかりで若干の水枯れを起こしてしまった。最低気温が10度を下回ってきたあたりで室内に取り込み。

植え付けはできれば腐葉土1:赤玉土1くらいの用土を使いたかったが手持ちがなかったので灌木系の植物と同じ配合のゴールデン培養土1:赤玉土1の割合で作った。ゴールデン培養土のみの利用で良いと思われるが若干排水性が良すぎるようにも思える。

次の植え替えの際は一般的な鉢植え植物と同じように腐葉土1:赤玉土1に元肥として油かすでも入れて用土をつくり1年に1回の植え替えで鉢増しくらいが良いのではないかと思う。

2020年6月18日に撮影したジャボチカバの実生苗
2020年6月18日に撮影したジャボチカバの実生苗

2020年6月18日に撮影したジャボチカバの実生苗。途中で虫(バッタ系)の食害にあったりしていますが、少しずつ大きくなってきている。やや多肉系、南アフリカなどの乾燥地帯向けの灌木系の用土を利用しているので成長が遅いかもしれない。

多肉植物ばかり育てていると、普通の植物の育て方を忘れてしまうのですが、固形肥料や液肥を与えていましたっけ?という風になる。暖かくなり成長が早くなってきたので肥料などを与えてみる。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。