植物を送る方法はいくつかあるが、安価に利用ができる「第四種郵便物(第4種郵便)」で植物の種子を送ってみたので種子の梱包の仕方から荷物の出し方、第四種郵便物のサービスの紹介。
第四種郵便とは
第四種郵便物として扱えるものは下記の通り。植物種子等郵便物の場合は中身が確認できる必要があります。また植物や植物の種子を送る場合、植物種子等と赤字で記載する必要があります。
- 植物種子等郵便物
- 点字郵便物、特定録音物等郵便物
- 通信教育用郵便物
- 学術刊行物郵便物
第四種郵便のサイズ・重量
- 重量:1kgまで(鉢・用土含めると超える可能性が高く基本抜き苗ですね)
- 最大:1辺60cm
- サイズ合計:3辺の合計が90cm以内
- 最小:φ3x14cm、9x14cm
第四種郵便植物種子等の料金表
第4種郵便の料金は重量制となっています。サイズによる金額の差はありません、3辺の合計が90cm以内。
重量 | 料金 |
---|---|
50g以内 | 73円 |
75g以内 | 110円 |
100g以内 | 130円 |
150g以内 | 170円 |
200g以内 | 210円 |
300g以内 | 240円 |
400g以内 | 290円 |
以降+100g毎 | +52円 |
2020年8月14日現在、郵便局公式サイトの料金表より
第四種郵便の注意点
通常の郵便よりも若干到着までの時間がかかる。大体+1日位。週末を挟むと少し日数が必要になるようです。種子であれば問題ないですが植物自体を送る場合、真夏の場合や真冬の場合、あまり抜き苗状態が好ましくないものは気をつけたほうが良いです。
オプションも、配達記録などは付けられると思いますが郵便局で確認してください。保証面や到着までの速さを優先するならば別の方法をとってください。
(追記)2022年より第四種の配達日数に段階的に変更がありました。下記記事を参照ください。
第四種郵便での種子の送り方。この方法で出してみた
特に条件を満たしていればどのような方法で第四種郵便を利用しても良い。第四種で受け取る植物は発送者の方の様々な工夫がある。結構頑丈だなと思ったのが2リットルのペットボトルを加工したもの。
種を送る場合でもペットボトルを利用して送るのが潰れる心配などがなくても良い。今回は複数同時に発送ということで梱包用の資材がなかったので、より簡易的な方法を試してみました。今後種はこの方法でよいかもと思っています。
準備するもの
- 段ボール(Amazonの段ボールに入っている底紙)
- エアキャップ(プチプチ)
- チャック付きポリ袋
- ガムテープ
- ハサミとサインペン、セロハンテープなど
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amazonの段ボールです。見慣れてますよね。この中敷きの段ボールの板が意外と色々使える。amazonの段ボール自体も自分は使っていないが加工して使える場合もある。猫がいる方はamazonの段ボールが新品段ボールの供給源になっているに違いない。
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amazonの段ボールの中敷き。たまに2枚になっていたりしますよね。このamazonの箱には2枚入っていました。

amazonの段ボールの中敷きを適当なサイズに切る。切るとA5くらいのサイズです。ちょうどいいサイズです。宛名兼本体になります。
第四種郵便を出すための梱包

段ボールに直接、送り先、送り元、第四種郵便物であることがわかるように赤字で「第四種郵便物植物種子等」と記載しておきます。宛名などの書き方は郵便と同じです。たくさん第四種郵便を送る人はシャチハタ作ってもよいかもですね。
また自分の住所のシャチハタも。オークションなどはバーコードで書き出せるし、最近は匿名。ゆうぱっくもスマホでラベルの元データが作れるのですが、アイテムとして第四種郵便と自分の住所のハンコはあってもいいかもですね!

第四種郵便で送る植物の種子をチャック付きポリ袋に入れて、プチプチで包みセロハンテープで止めます。自分はホチキスで止めています。個人的にはホチキスが好き。

段ボールに、プチプチで来るんだ種を貼り付けます。硬い種であれば相当圧力がかからない限り割れないでしょう。3辺のサイズが90cmまでなので気になる方はくるくるを何回かまいても良いと思います。第四種郵便で送る種子が認識できるレベルで。

重量を計測すると24gでした。余裕あります。一番安い料金が50g以内(73円)なので強度がほしい場合などはもう少し色々追加できると思います。

第四種郵便で送るための梱包を複数セット作りましたが、今までで一番楽だったかもしれません。それに冊子サイズなので10セット作っても手提げなどに入れやすい。かさばらなくて良いですね。
郵便局に持っていき発送する

準備ができたら郵便局に持っていき、「種子を第四種郵便で送りたい」と伝えれば、内容物の確認をしてもらって計測して料金をお支払いで終了、最近はキャッシュレス対応してくれています。今回の梱包の仕方で植物の種子というのがすぐに分かって問題なく手続きしていただけました。