エアプランツ(チランジア)の育て方

コルクに着生したイオナンタの画像2
       

チランジアは「エアプランツ」としてホームセンターや100円ショップなどでもたくさん販売されるようになりました。インテリアの一つとして部屋の中に置くのもよいですが、植物として育てていくと美しい花を咲かせてくれたりします。お手軽にはじめられるエアプランツ(チランジア)の紹介と育て方です。

エアプランツの育て方

エアプランツは水分が好きな植物

カプトメデューザの開花の様子

カプトメデューザの開花の様子

チランジアはアメリカ南部から中南米にかけて約700種類以上あると言われるパイナップル科の常緑の多年草です。原産地は乾燥している地域ではあるようですが、毎日のように霧が発生する環境のようです。

チランジアは樹木の枝の分かれ目などに着生しており、直射日光があまり当たらない木漏れ日程度のところに生えている。

イオナンタの開花の様子

イオナンタの開花の様子。通常葉は緑色(右)だが花が咲く頃赤くなる(左)

チランジアは乾燥には強い方の植物だと思うが、実は乾燥と濡れることを繰り返す環境に育っていた植物なのです。世間でよく言われている「エアプランツ=水やりがいらない(空気中の水分で生きる)」というわけではなく、乾燥が続けばやがて枯れてしまいます。エアプランツの意味としては「エアプランツ=鉢や土がいらない」という方が正しいのかと思います。

根も出しますが、栄養や水分を取るためにというより自分を支える為に根を出す。基本的には水に濡れることが好きな植物です。

プセウドベイレイの開花の様子

プセウドベイレイの開花の様子

エアプランツの成長は温かい時期

原産地の状況を考慮して、春から秋の終わりまで外に置いていますが、風通しの良い乾きやすい半日陰になるような金属製ラックの棚の2段目、3段目に置いています。

涼しい時期は2〜3日に一度、暑い時期や乾燥しているなと思うときは1〜2日に一度午前中の涼しいうちに水がしたたり落ちるくらい霧吹きもしくはジョーロで水をざっとかけている。

乾燥地帯で時々霧が発生するというような状況の再現のつもりです。基本は風通しの良い所で乾燥させておきますが、湿ったり乾いたりを毎日のように繰り返しているほうが元気なように思います。

肥料は初夏の頃と秋のはじめ頃、水やり(霧吹き)代わりにハイポネックスなどの液肥を規定通りに薄めて与えています。水も栄養もすべて葉(全体)から取るという感じです。

トリコロールメラノクラテルの開花の様子

トリコロールメラノクラテルの開花の様子

エアプランツのソーキングについて

エアプランツ(チランジア)の育て方としてよく紹介されている「乾燥したら数時間ソーキング(水をはったところに投入)する」は行ったことがありません。この方法は毎日のように霧吹きしてあげることができない株に対してしてあげる水やり方法だと思う。インテリアのようにしている株で水を与えていない場合は必要な方法でしょう。

冬は室内に

冬は最低気温10度を目処に部屋に入れるようにしている。冬の室内は乾燥している場合が多いので様子を見ながら週に1〜2回軽く霧吹きします。

エアプランツは品種によって性質に違いがある

数種類を同じように育てていますが、イオナンタ、ストリクタ、ジュンセアなど葉がまっすぐでツンツンしているタイプは形はあまり崩れずに育ちます。根をだして根で自分を支えようとします。

イオナンタの写真、花後子株をいくつも出す

イオナンタの写真、花後子株をいくつも出す

カプトメデューサ、ブルボーサ、プセウドベイレイなどくねった葉のものはその置かれた場所により変形します。根も出しますが、くねった葉でも少々絡んだりコルクなどに多少沿うようにして自分を支えようとします。

コルクに根を張ったブルボーサとカプトメデューサ

コルクに根を張ったブルボーサとカプトメデューサ

ブルボーサとジュンセア以外は花を咲かせて子株を付けました。枯らしてしまったものもあります。乾ききらないところに置いてしまい、コットンキャンディーを枯らせてしまいました。また花後に子株を出すと親株が枯れるものがあります。

花後1年以上経過したトリコロールメラノクラテル

花後1年以上経過したトリコロールメラノクラテル

花後1年以上経過したプセウドベイレイ

花後1年以上経過したプセウドベイレイ

花後1年以上経過したストリクタの子株が開花しようとしている。付け根部分の枯れているのが親株。

エアプランツ問題

土や鉢が不要なだけに何に植えるか(置くのか?着生させるのか?)自由なのでそれがまた楽しい問題です。

インテリアグリーンとして室内に飾る

好きな皿やカップ、グラス、エッグスタンド、人形など、何でもお好みのものにチランジアをちょこんと置けばよいでしょう。何もせず置くだけというのもありです。

このように着生(何かに根をはらせる)させない場合は日常的な水やりよりたまにソーキング(水に何時間かつけておく)を実施します。

植物として育てたい

着生させて安定させ、毎日のように水やりをしたほうが成長し、花が咲きやすい。土や鉢が不要なだけにきちんと育てるにはどうすればよいか考えて色々着生を試してみました。木製ボードに針金でくくりつけたり、藤(とう)でできたリースにくくりつけたり、鉢に軽石をいれて針金で支えて植えてみたり…

着生させようとしていたので水をかけたせいで木製ボードや藤のリースはじきに黒く変色(おそらくカビ)して中止しました。

軽石に植えてみたプセウドベイレイの画像

軽石に植えてみたプセウドベイレイ

鉢に軽石はチランジアが成長するとバランスを崩してしまい、針金をかけ直しても安定させることができず失敗しました。結局着生に成功したのはコルクでした。

コルクに着生したイオナンタ

コルクに着生したイオナンタ

コルクに着生したイオナンタの画像2

コルクに着生したイオナンタ

はじめは針金で固定させていましたが、今では針金なしで完全に自力ではりついています。コルクは頻繁な水やりでも素材に違和感はでず良いです。

楽天市場で販売中のチランジア

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