Polymakerから2022年に発売されたPolylite PLA sparkleのフィラメントのレビューです。スパークルブルーとスパークルグリーンの2色展開ですが両方購入してみました。
Polylite PLA sparkleのレビュー
Polymakerから新しく販売されたPolyliteシリーズのPLA、Polylite PLA sparkle。見る角度によって変わる素材になっているとのこと。実際には光沢のある素材でSilk系ではなくてラメが入っているような素材になっています。
今のところはamazon.co.jpで検索しても引っかからず、公式通販サイトでの入手が楽そうです。なお値段は高めの8,800円(税込)ということでエンジニアプラスチック並みの金額となっています。
最近は環境負荷軽減で、紙スプールが増えてきています。PolymakerのPolyterraも紙スプールになり、OVERTUREも紙スプールに置き換わっています。環境負荷高そうなプラスプール。でも透明は非常にわかりやすいです。フィラメントの巻きはまあまあ綺麗です。
Polylite PLA sparkleの特徴
- 見る角度によって色が変わる
- Ingeo3D850 PLAを使用(Polyliteシリーズ共通)
- Jam-Free™ Technologyで設計され、ノズルが詰まりにくい
- プリント性、層間接着性に優れ、スタンダードな3Dプリント素材
見る角度については最近流行りの2色フィラメントのような感じではなく若干光の反射が違う程度でした。どちらかというとラメ感の美しさが特徴のような気がします。Silkやmatteではない光沢感とはまた違ったキレイなラメです。
またフィラメントの長さに対しての場所によって多少フィラメントの色が違うようです。濃い部分がありました。
Polylite PLA sparkleの推奨設定
- Nozzle temperature:190-230℃
- Build plate temperature(bed):25-60℃
- Printing speed:40-60mm/s
- FAN:ON
テクニカルデータシートはPolylite PLA silkはありますがsparkleがありませんでした。Polylite PLAに準拠ということでしょうか。
テスト印刷設定
- Nozzle temperature:220℃
- Build plate temperature(bed):60℃
- Printing speed:40mm/s
- FAN:ON
- レイヤー:0.2mm
- ノズル:0.4mm
Polylite PLA sparkle 3DBency
若干糸引していましたが1発目で綺麗な印刷ができました。ラメ感は美しいですね。Polymakerのフィラメントは印刷設定の許容の幅が広いものが多いような気がします。高いフィラメントなだけあってちゃんとしている。
やはり上記のとおり、見る角度によっては大きく色味は変わらない感じです。ただこれはVASE mode(花瓶モード・スパイラルモード)などで印刷するとまた違うのかもしれません。またPolymakerから2022年に発売されたPolylite PLA sparkleのフィラメントのレビューです。スパークルグリーンでは問題なかったのですがスパークルブルーではノズル詰まりが頻発しました。
フィラメントロードしたときに出てくるフィラメントが若干ブルーのほうがザラザラしている感じがしたので、そのせいかもしれません。フィラー(混ぜもの)が結構あるのかもしれません。実際多く印刷していませんが真鍮ノズルなどだと削れる可能性があります。公式サイトには特に硬化ノズル使用などの条件はありませんでした。
その他のサンプル
実際に普段製造・販売している植木鉢を作ってみました。綺麗な感じです。こちらのモデルは2022年2月に限定販売しました。
同じく普段製造している植木鉢を印刷してみました。光の反射と合う鉢ですが程よい光沢が良い感じです。造形も綺麗だと思います。
SSN鉢「SSN04」をPolylite PLA sparkle スパークルブルーとスパークルグリーンで作ってみました。