最近、雑誌などで植物系の特集などをよく見るようになってきた。また昔からある雑誌や、専門誌など自分が買った本の中でおすすめの本を紹介する。SNSやブログなどで新しい植物との出会い、図鑑的な意味合いではとても多くの情報が増えてきた。自分は自生地の情報が知れたり、鉢と植物の組み合わせによってカタログ的に見れる雑誌や本が好きです。自分が好きな順番に紹介です。
BRUTUS 2018年7/1号No.872[新・珍奇植物]
2016年にもBRUTUSで植物特集をやっていましたが、珍奇植物特集の第3段です。前回はナーセリーを巡ったりタイの植物市場などの話や育てている人の紹介がメインで非常に面白かったですが第3段としてパワーアップしています。
珍しい植物の紹介やショップの紹介は変わらずあるのですが、主に自生地を巡る特集となっていてかなり気合が入った感じになっています。既に植物を育てている人により刺さる内容の特集だったと思います。なお雑誌なので再印刷されない限りは在庫限りなので購入はお早めに。入手できなかった人はムックとして再販されることを願うか電子書籍での購入を。
多肉植物写真集 第1巻/第2巻
多肉植物の図鑑として非常に読み応えがあり、かなりの数が収録されている。サボテン・多肉植物ビッグバザールを主催している国際多肉植物協会発行で第1巻は協会発足5周年を記念して、第2巻は発足12周年を記念して発行されたものです。
サボテンは掲載されておらず、また自分が好きなブロメリア属も掲載されていないです。多肉植物としては網羅されていて、ユーフォルビア属などはかなり多く読み応えがあります。属によって章立てされていて章の最初には育て方のコツや自生地の紹介などがあって良いです。各植物の紹介は一言コメントで育て方などが記載されているわけではないですが、新しい植物を知る機会にもなります。
自分の所有している植物はほとんど第1巻と第2巻で網羅されているくらいの情報量です。多肉植物の図鑑としておすすめです。
ブロメリアハンドブック
スピーシーズナーセリーの藤川さん著書のブロメリアを網羅的に取り扱った書籍で、一冊まるまるブロメリアを扱った内容になっています。245種(チランジア132種、タンクブロメリア79種、グラウンドブロメリア34種)を図鑑として収録してあり、自生地コラムや育て方などブロメリアを育てる人のための貴重な一冊になっています。ブロメリアも交配種が多いと思いますが非常に図鑑として網羅的に扱っています。チランジア(エアプランツ)が多め。タンク系ブロメリアもかなりの数があり、普段お目にかかれないような貴重な株の紹介などがあり、観ていて非常に楽しい書籍です。ある程度ブロメリアを育てている人も図鑑として楽しめるし、興味がある人は育て方や網羅的な紹介をしているので楽しめると思う。BDommingos Martins(P67)は美しい…
BRUTUS特別編集 合本・珍奇植物
※自分はこの本を持っておらず、雑誌のBRUTUS2015年9/15号[珍奇植物]とBRUTUS2016年4/15号[まだまだ珍奇植物]を持っているので、合本ということで内容が同じ前提で書いています。雑誌は既に再印刷されておらず高値になっているのでムックを買うと良いと思います。
BRUTUSの2015年珍奇植物を読んだ時は結構衝撃的だった。普段からBRUTUSを読んでいてテーマの深掘りをしていると思っていたが植物特集でも期待を裏切らなかった。今流行りのガーデニングの最先端を紹介してくれている雑誌。
多肉植物ハンディ図鑑
ハンディと書いてあるがかなりの数の多肉植物を掲載している図鑑。一般流通しているものが多く掲載されていて比較的入手しやすい種類が多い。数が多いので観ていて非常に楽しい図鑑。多肉植物写真集に比べてお店で見かける種類も多く入手性もよいので手元に置いておきたい一冊
All about CAUDEX
塊根植物(caudex)の網羅的な図鑑。一部これは塊根系なのか?という植物も含みますが、最近は比較的手に入りやすい植物が網羅的に紹介されています。カタログ的な図鑑で、合間にコラムがあり、生活の中の植物であったり向き合い方であったりストーリーがある。写真集として見る分には非常に良いと思います。
(番外編) ウルトラ植物博覧会の植物図鑑
非売品ですが2015年7月に銀座のPOLA MUSEUM ANNEXで開催されていたウルトラ植物博覧会の会場パンフレット。会場で珍しい植物の展示が行われ、51の展示とその説明。展示物の説明が面白く書かれていて非常によいイベントでした。西畠さんのメッセージも良かった。各植物にコミカルに解説コメントがされている。
学名? タイの変態植物育苗家が夜な夜な雄しべと雌しべを弄くり、驚くべき植物を生み出した。それがこのドラセナとサンセベリアの交配種。両種は同じリュウゼツラン科だが、属がちがう。動物に例えると、同じネコ科でも山猫とピューマの間の子を作ってしまったのと同じことである。学名はまだ正式に記載されていない。もちろん日本初公開。
<子供用>きっと去年なら、世界でも最もめずらしい植物のひとつと言ってもよかったかもしれない植物です。
(引用:ウルトラ植物博覧会パンフレットより)
その他植物関連書籍
雑誌としてはNHK出版の趣味の園芸が定期的に発行されている。自分の気になるテーマな時に購入すると良いと思うが、最近は多肉植物のテーマが非常に増えてきたように思える。
定期的に書籍は購入しているので今後も紹介していきたい。