アデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)の育て方、栽培記録

南アフリカ北部が原産の塊根が魅力的なアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)の育て方と栽培記録の紹介です。

アデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)の栽培記録

2021年7月5日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)
2021年7月5日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)

近年、このサイズの輸入のアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)を見かけるようになりました。この株は2019年頃に購入しました。直射日光を塊根部分に当てると焼けてしまうので夏の間は数時間直射日光の当たる環境や遮光した環境で育てるのが好ましいです。

この株は2021年2月に植え替えをしています。用土が乾いたらたっぷり水を与えます。成長期に液肥を与えると成長が早いように思います。

2021年9月25日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)
2021年9月25日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)

今年はおいてある場所が良かったのか、植え替えの元肥が良かったのかはわかりませんが葉が旺盛に成長してくれました。長過ぎる枝は巻いて管理をしています。今年は置き場を午後3時間ほど直射日光が当たる明るい棚の上で管理していました。

2021年12月17日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)
2021年12月17日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)

涼しくなり用土が乾きにくくなってくるので徐々に水やり頻度を下げてゆきます。アデニア・スピノーサは耐寒性があるわけではないので最低気温が5度を下回ってくる頃に取り込みをします。早めに取り込むと落葉をしないのですが、ハダニが付きやすく去年は苦労しました。今年は5度を下回ってきて葉が黄色くなってきたタイミングで取り込みました。もう少し早く取り込んでもよかったかもしれません。春になったら今年も剪定をしてみようと思います。

2023年5月31日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)
2023年5月31日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)

このページの一番上にある2021年7月の画像と比べると一周りか二周りくらい大きくなっているアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)。今年は雨ざらしで直射日光が当たりますが、3-4時間程度しか当たらない環境で育てていますが、丸々太ってきました。もしかすると成長しているというよりは、水分をよく含むことによって太っている可能性はありますが。

2023年11月7日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)
2023年11月7日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)

今年は11月7日に100年ぶりに東京の11月の最高気温が27.5度だったそうです。既にイチョウの街路樹からは銀杏が落ちたりしているのですが半袖で過ごせるという。少し早いですが水をあまり吸わなくなったため(幹の部分が凹まなくなった)少し早めですが室内に取り込みました。

アデニア・スピノーサの開花を期待して枝を伸ばしっぱなしで管理しているのですが、長い枝は2m程度になっているので枝をまいてみました。来春以降開花してほしいところです。自宅にはアデニア・スピノーサは1株しかないのですが、種子を採取して種から育ててみたいものです。

2024年5月25日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)
2024年5月25日に撮影したアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)

開花を期待して2年以上剪定をせずに育てていたアデニア・スピノーサ(Adenia spinosa)ですが、暖冬だったのか冬に早めに取り込んだせいか、ハダニが大量発生してしまいました。薬剤散布でもよかったのですが、室内でもかなり場所を取ってしまうのと枯れ葉だらけになるのが嫌になって剪定しました。春になって芽吹いてきてくれました。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。