未来をひらく窓ーGaudí Meets 3D Printingに行ってきました!

2021年10月15日〜11月3日まで東京ミッドタウンで開催されていた「未来をひらく窓ーGaudí Meets 3D Printing」の展示を見に行きました。ガウディって窓?という発見とともに3Dプリントの可能性に触れてきました。

参加レポート

YKK AP主催のイベントで、窓がテーマ。建築における3Dプリンティングの活用としてとてもおもしろい展示でした。展示スペース自体はガレリア B1Fの小さいスペースでしたがきちんとした展示になっていました。同期間でTokyo Midtown DESIGN TOUCH 2021も開催されておりデザインやわかりやすいアートに触れることができる良い機会でした。

東京ミッドタウン
東京ミッドタウン

久しぶりの東京ミッドタウン。新型コロナウイルスが流行してからは六本木は2回目、久しぶり。緊急事態宣言も解除され、外の広場などは子供連れが多く楽しんでいました。

未来をひらく窓ーGaudí Meets 3D Printingの展示
未来をひらく窓ーGaudí Meets 3D Printingの展示

小さいイベントですがしっかりとした展示でした。特設サイトは下記になります。

3Dプリンティングの学びと

ガウディの窓の話。建築はあまりわからずサグラダファミリアしかわからないのだが、当時より色々な設計思想があったのだなあと。

太陽と月の窓

コロニア・グエル協会で起用された開閉式の窓からの着想だそうで。3Dデータで木を切削しているそうでガラスには偏光ガラスが使われているそうで。室内でしたが実際に太陽の光が差し込んでいるところが見たかった。CN系の工作機で削ったのだろうか。

風が巡る窓
風が巡る窓

みんな大好きなジャイロイド機構を取り入れた窓。カサバトリョで使われた換気機能からの着想だそうで、ジャイロイド機構の内側に冷水や温水を流すことで入ってくる風の温度をコントロールできるそうな。日本だと厳しい感じですが面白い。3Dプリントの住宅が徐々にではじめているが、強度の強い網戸みたいなものは作れそう。密度を容易に変えられるのも3Dプリントxジャイロイド機構の良いところですね。

音の窓

サグラダファミリアの無数の孔があいた窓から着想されたようで。ホーン状で外の自然の音をそのまま室内に流すという仕組み。ガウディは壊れたタイルなどを素材に使っていたようで、セラミックのビーズ配合の素材を利用して3Dプリントして色付けをしているそうです。

日々色々なところで、実用として活用されてきている3Dプリント。早く日本でも3Dプリント製の住宅などを見てみたいです。博物館や展示などと相性がよいですね。先日の国立科学博物館のイベントでも植物の種が3Dプリントされていました。

おまけ

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2021が開催されていましたがそのイベントの1コーナー、「unnamed-視点を変えて見るデザイン-

ちょうどお昼時でどこの飲食店も混んでいたので、ミッドタウンの飲食店のテイクアウト可能なお店でパスタを買って芝生広場で食べせっかくなのでモニュメントを写真撮影。

赤青黄色のなんだかよくわからないランダムなパネルの集合体があり

角度を変えると「くま!」

同じ構造物を別の角度から見ると「うさぎ!」

新型コロナウイルスも今のところは落ち着いていて、イベントなどが復活してきたように思えます。また3Dプリントに関しては、身の回りでも見かけるようになりました。できる限り新しい技術は活用に触れてゆきたい。

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この記事を書いた人

SSN

3Dプリンタ鉢の企画、販売。植物販売など