Prusa Researchのフィラメント、Prusament PLAの古くからあるGalaxy Blackというカラーのレビュー。
Prusament PLA Galaxy Black レビュー
古くからPrusa Reserchという3Dプリンタメーカーの大御所から販売されているPrusament PLAのGalaxy Black。最近はPrusa自体はPETG推しのようではありますが、比較的安定した品質のフィラメントを提供してくれているように思います。
Prusament自体国内の取り扱い種類が少なく、Prusament ASAなどは気軽に買えると嬉しいのとPC blendなどのエンジニアリングプラスチックに近い属性のものも手軽に使いたい…。あとPLAも若干奇抜なカラーが多くできればマット系もほしいところ。
Prusament PLAはよく在庫が切れますがamazon.co.jpで扱いがあり入手しやすいです。価格帯は高めです。スプールはハニカムでかっこいいです。残量がわかりやすい。
Prusament PLAの特徴
- PrusaResrchの自社で製造(3Dプリンタメーカーで珍しい)
- Natureworks4043D樹脂
- 巻きが綺麗
- QRコードで品質確認できる
- ±0.02mmの精度
- 乾燥は50℃で4時間
値段は張りますが、やはり3Dプリンタメーカーが自社で作っている安心感はあります。品質も良いと思います。色の選択肢と購入の容易さがもう少し欲しいところ。
Prusament PLAの推奨環境
- Nozzle temperature:215℃
- Build plate temperature(bed):50-60℃
これ以上の指定はありませんが、Prusaのプリンタで利用するPrusa SlicerでPrusamentのフィラメントが選択できます。通常のPLAより温度が高めの設定になっていました。
テスト印刷設定
Prusa SlicerのPLAの標準設定で印刷しました。ただ温度は1stレイヤーは215℃、それ以外は210℃。レイヤーは0.2mm。リトラクトは1.5mm(標準は3.2mm)
Prusament PLA Galaxy Black 3DBency
開封してから半年以上経過していたので印刷前にフィラメントの乾燥はさせました。吸湿が原因か不明ですが糸引きが多めです。リトラクトを短めにしている影響かもしれません。造形自体は非常に綺麗で、Galaxy Blackのラメ感もなかなか良いと思います。光沢のある素材ですね。
ラメが入っているからか積層も0.2mmで印刷していますが目立ちにくいと思います。
糸引きをライターで軽く炙りました。ノズルが空中移動する部分はバリが残ってしまいました。カッターで綺麗にできると思いますが、リトラクトなどの設定を見直したほうが良いと思います。PrusaSlicerのリトラクトは標準で3.2mmだと思います。
普段印刷している植木鉢をPrusament PLA Galaxy Blackで印刷してみました。光沢のある素材はなかなか使いにくいのですがSSN鉢のSSN04だと結構かっこいい感じになります。
Prusament PLA Galaxy Blackの購入
全色ではないですが他の色もamazonで販売されています。品質は良いと思うのでカラーラインアップの追加と日本での取り扱いが増えてくれると嬉しいです。