上野の国立科学博物館で開催する特別展「植物」(植物展 東京:2021年7月10日〜9月20日)に行ってきました。様々な視点から植物を学べるよい展示でした。植物に詳しくない人やお子様とも一緒に楽しめるイベントだと思います。
開催概要(東京)
- 開催日:2021年7月10日〜9月20日
- 時間:9時〜17時(最終入場16時半)
- 休館日:7月12日、9月6日
- 場所:国立科学博物館(上野)
- 所要時間:約1時間
- 入場料:一般1,900円、高校生以下600円(オンライン予約)
- 公式サイト
内容としては小学生の理科で学ぶことから、植物全般についてチャプターで分かれて学ぶことができます。国立科学博物館所蔵の展示や一部生体も展示されています。(園芸としての珍しい種や植物の即売などのイベントはありません)そもそも国立科学博物館というのもありますが夏休み前ですが子供連れがとても多かったです。チケットで博物館も見れます。
映像や標本など多数扱っていて、「植物」についてのみ扱った展示では大規模。とても学びが多い特別展示でした。音声ガイドは最近植物俳優の認知が急速に進んでおります滝藤賢一さんと禰豆子な鬼頭明里さん。
音声ガイドを利用しましたがちょうど1時間程度。16時入場だと特設ショップを見るのがギリギリでした。博物館も見る場合などは2〜3時間前の入場がおすすめ。
特別展用の入り口がありましたが普通に正面の入り口から入っていけます。企画展用のスペースでの展示みたいです。博物館の中の企画展入り口でチケット見せて入れます。再入場は不可。
チャプターという形でブロックが分かれていて、各テーマに沿った展示になっています。かなりボリュームがあります。
たまに見慣れた?植物の展示も(生きてる)
パネルもかなり色々な種類があり、そしてかなり詳しい。途中よくわからないABCの歌がおかしい感じにループしていた。
樹上や南極や様々な場所の植物の展示なども。
個人的には植物の誕生から陸上にあがり樹木になり種子植物ができる12億年前からの生い立ちを体験できるチャプターが面白かった。
カバー範囲がほんと広い。稲の品種改良の標本が原種と品種改良の比較あって面白かった。
マダガスカルの塊根植物の種子。そしてその種子の8倍拡大の3Dプリンタで作られた模型。最近3Dプリントネタが急速に身近に感じられるようになってきた。ちょっと別視点で造形を見てたけど美しい造形だった。3Dスキャンでデジタルデータ化したらしい?
以前、比較できるクオリティではないですが3Dスキャンから植物を作ってみました。→本物の植物から、3Dプリンターでフィギュアを作ってみた
最後、LED栽培における植物工場の話まで。とても幅広く楽しく学べました!
ちゃっかり売店で公式ガイドブックとトートバック、ポストカードを購入してしまった。この公式ガイドブック200ページのフルカラーで2,200円なのですが中身がすごい。今回の展示と同じチャプター形式で進むのですがちょっとした専門書。
食虫植物の1ページ。内容が専門的。総合的な植物の教科書的でとても良い本だと思います。時間がなくて記念書籍的な感じかなと思ったのですがとても良かった。
非常に学び多き植物展でした。スタート直後の週末ということもありほぼ予約枠は埋まっていました。あと新型コロナウイルスにより東京は7月12日から緊急事態宣言が発令され、発令前の週末でしたがかなり人は多かったです。