Billbergia ‘Beadleman’(ビルベルギア・ビードルマン) | 育て方

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Billbergia ‘Beadleman’(ビルベルギア・ビードルマン)の紹介と育て方。Billbergia(パイナップル科・ブロメリア ツツアナナス属・ビルベルギア)の園芸品種の中では有名な品種で、‘Domingos Martins’ x ‘Hellfire’ の交配によって有名なドン・ビードル氏が作り出された種類です。

Billbergia ‘Beadleman’(ビードルマン)の魅力

‘Domingos Martins’と’Hellfire’の交配種(ハイブリッド)で、日照や環境に応じて葉の色は深い緑色から赤紫色に変化する。日照が足りないと深緑色になり、適切だと深い赤(赤紫)に変化するように思える。日照が強すぎると色が黄緑色になってきます。弱っている株などはそうなりやすいですが、’Beadleman’(ビードルマン)に関しては葉焼けしやすいように思えます。

成長してくるとスポットがでてきますが自宅の環境だと日照時間が短いのかあまりスポットは出てきていません。2018年に開花しました。

Billbergia ‘Beadleman’(ビードルマン)の育て方

ビルベルギア全般に当てはまるが、風通しがありきちんと水を与えておく、その前提で日照のコントロールを行う必要がある。日照は数時間当てればよく、日照時間は必要だが直射日光だと焼けてしまう。自宅の環境は東向きなので直射日光を当て置く場所で調整しているが、南、西日が当たる場合は遮光が必要なケースが多い。

用土に関しては、赤玉土(中粒)と軽石(中粒)を1:1で混ぜたものを利用している。有機用土は使っていない。

成長の記録

2017年12月に撮影。葉焼けせずに適度な日照だったため、ずいぶんと深い赤になりました。白いバンドと細かいスポットが少し入っていることがわかる。東向きで大体1日4時間程度の直射日光が当たっている状態です。気温が5度を切ってきた頃に室内に取り込み。

2018年2月に撮影。冬季は室内にて栽培しているため、日照時間および日照不足によって徐々に緑色になってきている事がわかる。大体1日2時間以内。ガラス越しの直射日光ですが紫外線などは少なくなっていると思います。サーキュレーターなどは利用せず、水は少し筒に溜まっている状態で越冬しています。

2018年5月に撮影。直射日光と日照時間の確保を行うと緑色から深い赤色に変化してきます。

2018年7月に撮影。葉が2枚、冬に成長したものだが徒長気味となっている。冬は成長しないように工夫するか日照の工夫が必要。また株が大きくなってきたのか、大きめのスポットがはいってくるようになった。東向き、無遮光で日照が4時間程度だが葉焼けギリギリな感じとなっている。

細かいスポットが入っている。若干葉は他のビルベルギアに比べると薄めだが葉が広いのが特徴。Billbergia ‘Hellfire’の葉の特徴が出ている。

白いバンドも薄っすらと入っている。このへんは’Domingos Martins’の特徴。

白いスポットが入っている。ある程度大株にならないと出てこない。十分大きい株だとは思っていたが今年成長した葉にスポットが出た。

2018年は、温度、湿度が非常に高く若干葉焼けをしている感じが見受けられる。

同じく、黄緑色になり葉焼けの始まりの状態になっている。手遅れになる前に遮光もしくは置き場所を調整する必要がある。ただこの後に開花に向かい、株自体がそちらに体力を取られ弱っていた可能性はある。

2018年7月15日に撮影。急に開花に向かって上がってきた。

2018年7月22日に撮影。

開花をみれなかった

2018年8月7日に撮影。1つの花が開花したところまではみれたが、高温のためかもしくはちょうど出張が重なって遠くにいっていたタイミングで開花したかはわからないが満開の状態をみることができなかった。非常に残念。

代わりに株が少し曲がってきたなと思ったら、ビードルマンの子株が出てきた。

2018年8月17日に撮影。子株の成長は早いです。大体四半期くらいである程度の大きさになるケースが多い。8月中旬は気温も落ち着いてきたのか元気そうだ。

2018年8月20日に撮影。ビルベルギア・ビードルマンらしい子株になってきました。やはり成長が早い。

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この記事を書いた人

yurupu

ゆるぷの管理人。会社員(東京)植物栽培歴は20年。栽培環境は東向きベランダ→南西向ベランダ。400鉢くらいを管理。最近はマイナーな灌木とユーフォルビアの普及種が好きです。日本ブロメリア協会(BSJ)、国際多肉植物協会(I.S.I.J.)会員。