Gnvtntpから販売されている3色混合のシルク系PLAフィラメントのレビュー
Gnvtntp Silk Tri-Color PLA(3色)フィラメントの特徴
(製品名がわかりにくいので勝手に略しました)以前Gnvtntpのフィラメントを使って全く印刷できなかったのですが、積層の高さによるグラデーションカラー系は以前からありましたが3色混合という珍しいフィラメントを2022年に新しく販売していて公式サイトから輸入しました。最近は日本でもamazon.co.jpで販売されている。Magic PLAという名前もついているのですがAmazonだとそちらの名前で登録されてますね。
2022年6月に輸入して、確か発売からすぐだったと思うのですが箱が日本語で届きました。発送先が日本だとわざわざ日本向けの箱に詰めているのだろうか。だとするならダンボールの外箱いらないから少し安くしてほしいくらい。
ダンボールスプールで、綺麗な巻きです。全然印刷できなかったSilk PLAからOEM先を変更したのだろうか。自社で生産しているような雰囲気はない。また2色のラインナップもある。今回購入したのはいくつかの組み合わせですがこのページでは「gold/copper/black」を取り上げます。
Gnvtntp Silk Tri-Color PLA(3色)フィラメントのテスト印刷環境
- プリンタ:Prusa mini+
- スライサ:PrusaSlicer
- 温度:210℃
- ビルドプレート温度:60℃
- 速度:40mm/s
- ノズル:ruby nozzle 0.4mm
若干温度を落としたほうが糸引きがすくなくなり造形がしやすいように思えました。(ただこれはPETFチューブが劣化していて適切なリトラクトになっていない可能性もあるので今後検証します)
Gnvtntp Silk Tri-Color PLA(3色)フィラメント 3DBency
若干糸引きがありますが、造形自体は綺麗にできます。色味が綺麗です。
Black側(左)とGold側(右)。船の後ろから覗くとcopper。フィラメントの方向の色が若干ねじれるのか同じ方向から見た積層で若干色が混じります。もしかするとスパイラルモード(花瓶モード)にすると結構美しい感じになる可能性もあります。
Gnvtntp Silk Tri-Color PLA(3色)フィラメントの使い所
テスト的にプリントしてみる分には非常に面白いですがなかなか使い所が難しいかなと思います。メーカー公式にあるようなドラゴンなどのフィギュアとかだとかっこいいですよね。ツール系とかだと若干うるさい感じにも。
普段鉢作りをしているのですが派手。これはこれで良いかもしれませんが光沢が主役の植物に買ってしまう可能性も。(フィラメントはcopper / blue / green)
こういった色々な角度が発生するプロダクトだと混合フィラメントがうまい感じに表現買えてくれそう。画像はジャイロイドを露出したものですが見る角度で色が変わるのが美しいです。あえてフィラメントの特性生かしたプロダクトを作るというのもありかもしれません。(フィラメントはcopper / blue / green)
表面をザラザラにしてみましたがなかなかしっくりきます。陶芸で言うところの窯変(ようへん)ではないですが、混合フィラメント、積層による色のズレ、ザラザラによる角度の変化なので面白い見た目になります。